地域・まちづくり論

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 地域・まちづくり論
科目番号 0014 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 社会基盤工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 配布プリント等
担当教員 永家 忠司

到達目標

1. まちづくりを実践できるための基礎的知識や方法論・手法を説明できること.
2. 地域社会の多様な歴史的背景や文化的価値観を理解し,説明できること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1まちづくりを実践できるための基礎的知識や方法論・手法を説明できること.まちづくりを実践できるための基礎的知識や方法論・手法を理解できる.まちづくりを実践できるための基礎的知識や方法論・手法を理解できていない.
評価項目2地域社会の多様な歴史的背景や文化的価値観を理解し,説明できること.地域社会の多様な歴史的背景や文化的価値観を理解できる.地域社会の多様な歴史的背景や文化的価値観を理解できていない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達目標 (B-2) 説明 閉じる
JABEE学習・教育到達目標 (B-2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
近年、「まちづくり」や「地域づくり」という言葉が広く一般に使われてきているが、現実の「地域づくり」が成功している地域は多いとはいえない。多様な主体の協力・連携のもとで計画的にまちづくりを行うためには、地域やまちが抱える問題や課題を把握し、その地域にあった様々な方法論や手法やプロセスに基づいて展開することが必要となってくる。本科目では基本的な項目を中心に講義し、専門家として、また一人の市民としてまちづくりを実践できるための基礎的知識や方法論・手法を身につけることや地域社会の多様な歴史的背景や文化的価値観を理解できることを学習到達目標とする(B-2)。
授業の進め方・方法:
地域が抱える問題や課題について取り上げることが多いため、社会情勢や地域の情報に関して敏感であるように心がけるように。
注意点:
「社会基盤工学専攻」学習・教育到達目標の評価:
試験(B-2)(80%)、レポート(B-2)(20%)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス・総論 授業の進め方や内容の概略、必要な予備知識(復習)、評価方法、
 学習到達目標について理解する。
2週 1. 地域づくり、まちづくりとはなにか 地域づくり、まちづくりの概念、地域づくりやまちづくりが目
 指す目標について理解する。
3週 2. 地域づくり、まちづくりの歴史 まちの成り立ち、まちづくりの歴史を理解し、説明できる。
4週 3. 地域が抱える問題・課題(1) 地域にある空間的な諸問題に対して理解し、説明できる。
5週 3. 地域が抱える問題・課題(2) 地域にある空間的な諸問題に対して理解し、説明できる。
6週 4. 地域づくりに対する法制度と体制(1) 地域づくりに対する法制度や行政の体制、市民参加の取り組みなどを理解し、説明することができる。
7週 4. 地域づくりに対する法制度と体制(2) 地域づくりに対する法制度や行政の体制、市民参加の取り組みなどを理解し、説明することができる。
8週 5. 中心市街地の衰退と活性化(1)
中心市街地の衰退に対する対策や活性化策について学ぶ。
4thQ
9週 5. 中心市街地の衰退と活性化(2) 中心市街地の衰退に対する対策や活性化策について学ぶ。
10週 6. 地域の再生とまちづくり 地域が抱える問題や課題を理解し、そこにおける地域づくりについて学ぶ。
11週 7. まちづくりデザインのプロセス・手法(1) まちづくりを実践するために必要な基本的プロセス(調査方法,分析・評価方法,プランニング等)について学ぶ。
12週 7. まちづくりデザインのプロセス・手法(1) まちづくりを実践するために必要な基本的プロセス(調査方法,分析・評価方法,プランニング等)について学ぶ。
13週 8. まちづくりデザインのプロセス・手法(2) まちづくりを実践するために必要な基本的プロセスについて理解した上で、合意形成を得るための基本的な支援技術を身につける。
14週 8. まちづくりデザインのプロセス・手法(2) まちづくりを実践するために必要な基本的プロセスについて理解した上で、合意形成を得るための基本的な支援技術を身につける。
15週 まとめ
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

期末試験レポート合計
総合評価割合8020100
専門的能力8020100