情報処理演習Ⅲ

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 情報処理演習Ⅲ
科目番号 0017 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 創造工学科(電気電子系共通科目) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:掌田津耶乃「データ分析ツールJupyter入門」秀和システム/参考図書:池内孝啓他「PythonユーザのためのJupyter[実践]入門」技術評論社,寺田学他「Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書」翔泳社,Jake VanderPlas:"Python Data Science Handbook: Essential Tools for Working with Data", O'Reilly Media
担当教員 堀 勝博

到達目標

(1)Jupyter環境においてPythonプログラムを実行できる。
(2)Jupyter環境およびPythonライブラリを用いてデータ分析を実行できる。
(3)Jupyter環境およびPythonライブラリを用いてデータ分析結果を可視化できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
(1)Jupyter環境においてPythonプログラムを実行できる。Jupyter環境において各種Pythonプログラムを実行できる。Jupyter環境において基本的なPythonプログラムを実行できる。Jupyter環境においてPythonプログラムを実行できない。
(2)Jupyter環境およびPythonライブラリを用いてデータ分析を実行できる。Jupyter環境およびPythonライブラリを用いて各種データ分析を実行できる。Jupyter環境およびPythonライブラリを用いて基本的なデータ分析を実行できる。Jupyter環境およびPythonライブラリを用いてデータ分析を実行できない。
(3)Jupyter環境およびPythonライブラリを用いてデータ分析結果を可視化できる。Jupyter環境およびPythonライブラリを用いて各種データ分析結果を可視化できる。Jupyter環境およびPythonライブラリを用いて基本的なデータ分析結果を可視化できる。Jupyter環境およびPythonライブラリを用いてデータ分析結果を可視化できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
これまで学んできたPythonプログラミングの知識を基礎として,Jupyter環境内のライブラリを用いて標準的な各種データ分析技術について修得する。
授業の進め方・方法:
情報処理センター設置の端末を使用した演習形式で授業を進める。成績評価の割合は,課題80%,取組み20%とし,合格点は60点以上である。
注意点:
情報処理演習Ⅰ・Ⅱで学んだPythonプログラミング技術が基礎となる。また,課題等について自学自習により取り組むこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Jupyterの基本操作 Jupyterにおける基本操作を実行できる。
2週 Markdownによるドキュメント記述 Markdownによるドキュメントを記述できる。
3週 numpyによるベクトル・行列演算(1) numpyライブラリを用いてベクトル・行列演算を実行できる。
4週 numpyによるベクトル・行列演算(2) numpyライブラリを用いてベクトル・行列演算を実行できる。
5週 sympyによる代数計算(1) sympyライブラリを用いて代数計算を実行できる。
6週 sympyによる代数計算(2) sympyライブラリを用いて代数計算を実行できる。
7週 scikit-learnによる機械学習(1) scikit-learnライブラリを用いて機械学習を実行できる。
8週 scikit-learnによる機械学習(2) scikit-learnライブラリを用いて機械学習を実行できる。
2ndQ
9週 pandasによるデータ分析(1) pandasライブラリを用いてデータ分析を実行できる。
10週 pandasによるデータ分析(2) pandasライブラリを用いてデータ分析を実行できる。
11週 matplotlibによるデータ可視化(1) matplotlibライブラリを用いてデータを可視化できる。
12週 matplotlibによるデータ可視化(2) matplotlibライブラリを用いてデータを可視化できる。
13週 pillowによるイメージ処理(1) pillowライブラリを用いてイメージ処理を実行できる。
14週 pillowによるイメージ処理(2) pillowライブラリを用いてイメージ処理を実行できる。
15週 総合演習 総合的な演習を実践できる。
16週

評価割合

課題取組み合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100