情報セキュリティ演習

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 情報セキュリティ演習
科目番号 0033 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 創造工学科(情報科学・工学系共通科目) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 特になし.必要に応じ資料を提示あるいは配布する.
担当教員 土居 茂雄

到達目標

MCCにおける
V-D-4 コンピュータシステム>コンピュータシステム
V-D-6 情報通信ネットワーク>階層化プロトコル,ローカルエリアネットワークとインターネット
V-D-8 その他の学習内容>セキュリティ
Ⅶ-B PBL教育>情報収集・分析,問題発見
Ⅷ-C 情報活用・収集・発信力

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
V-D-4 コンピュータシステム>コンピュータシステムネットワークコンピューティングや組込みシステムなど、実用に供せられているコンピュータシステムの利用形態について詳細に説明できる。ネットワークコンピューティングや組込みシステムなど、実用に供せられているコンピュータシステムの利用形態について説明できる。ネットワークコンピューティングや組込みシステムなど、実用に供せられているコンピュータシステムの利用形態について説明できない。
V-D-6 情報通信ネットワーク>階層化プロトコルプロトコルの概念を詳細に説明できる。プロトコルの概念を説明できる。プロトコルの概念を説明できない。
V-D-6 情報通信ネットワーク>階層化プロトコルプロトコルの階層化の概念や利点を詳細に説明できる。プロトコルの階層化の概念や利点を説明できる。プロトコルの階層化の概念や利点を説明できない。
V-D-6 情報通信ネットワーク>ローカルエリアネットワークとインターネットインターネットの概念を詳細に説明できる。インターネットの概念を説明できる。インターネットの概念を説明できない。
V-D-8 その他の学習内容>セキュリティコンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について詳細に説明できる。コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できない。
V-D-8 その他の学習内容>セキュリティコンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する代表的な対策について詳細に説明できる。コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する代表的な対策について説明できる。コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する代表的な対策について説明できない。
Ⅶ-B PBL教育>情報収集・分析,問題発見集められた情報をもとに、状況を適確に分析することができる。集められた情報をもとに、状況を分析することができる。集められた情報をもとに、状況を分析することができない。
Ⅶ-B PBL教育>情報収集・分析,問題発見与えられた目標を達成するための解決方法を的確に考えることができる。与えられた目標を達成するための解決方法を考えることができる。与えられた目標を達成するための解決方法を考えることができない。
Ⅷ-C 情報活用・収集・発信力ICTやICTツール、文書等を自らの専門分野において情報収集や情報発信に適切に活用できる。ICTやICTツール、文書等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できる。ICTやICTツール、文書等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
情報セキュリティは学問としてはまだ日が浅い領域であり,課題解決志向の領域でもあります.
本演習では,情報セキュリティは何かを実際の演習を通して学びます.
本演習は,企業で「ソフトウェアの研究開発」を担当していた教員が,その経験を活かし,「ソフトウェアのセキュリティ」を中心にした内容を「演習」形式で担当します.
授業の進め方・方法:
ディスカッションや実習を中心に進めていきます.
自学自習のための課題やレポートを提示しますので,期限(おおむね提示日から4週間後とします)までに提出してください.
合理的理由の説明がない限り,課題やレポートの期限後の提出は「素点×0.6」で評価しますので,期限までに必ず提出してください.評価点が60点以上で合格となります.
注意点:
本科目では,高専サイバーセキュリティ人材育成事業(K-SEC)にて作成された教材を利用します.
レポートをすべて提出することを評価の前提条件とします.なお,レポートが全て提出されていない場合の評価点は「10×(提出済み本数)」とし,最大59点とします(60点を超えることはありません).
第14週の「ボードゲーム」は実施しない可能性があります.その際にはあらかじめアナウンスし,代替の内容を実施します.
第15週の「外部講演」は,スケジュール調整があるため時期が前後する,あるいは実施できないことがあります.その際はあらかじめアナウンスします.

(2021/01/05 修正)
ボードゲームおよび外部講演は実施しない予定です.このためシラバスを変更しています.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 情報セキュリティ概論 情報セキュリティとは何かを俯瞰し,なぜ対策が必要かを理解する.
2週 リスクマネジメント演習 実際の事例を対象に,情報資産の特定やリスク管理を行うことができる.
3週 サイバーセキュリティにおける倫理 サイバーセキュリティ技術を習得するうえで必要となる倫理を実践することができる.
4週 OSINT インターネットにある情報から目的の情報を抽出することができる.
5週 RSA暗号 RSA暗号アルゴリズムを実装し,平文を暗号化および暗号化文を復号することができる.
6週 RSA暗号 RSA暗号アルゴリズムを実装し,平文を暗号化および暗号化文を復号することができる.
7週 ログ解析演習 リダイレクトやパイプを駆使して,サーバのログから攻撃の痕跡を抽出することができる.
8週 ログ解析演習 リダイレクトやパイプを駆使して,サーバのログから攻撃の痕跡を抽出することができる.
4thQ
9週 ログ解析演習 リダイレクトやパイプを駆使して,サーバのログから攻撃の痕跡を抽出することができる.
10週 ログ解析演習 リダイレクトやパイプを駆使して,サーバのログから攻撃の痕跡を抽出することができる.
11週 可用性・多層防御 可用性を上げるためのシステムの構成法や多層防御の仕組みを理解し説明できる.
12週 セキュアプログラミング プログラミングで起こりうる脆弱性を理解し,脆弱性を埋め込まない設計や実装を説明できる.
13週 セキュアプログラミング プログラミングで起こりうる脆弱性を理解し,脆弱性を埋め込まない設計や実装を説明できる.
14週 セキュアプログラミング プログラミングで起こりうる脆弱性を理解し,脆弱性を埋め込まない設計や実装を説明できる.
15週 セキュアプログラミング プログラミングで起こりうる脆弱性を理解し,脆弱性を埋め込まない設計や実装を説明できる.
16週

評価割合

課題合計
総合評価割合1000100
基礎的能力000
専門的能力1000100