生物学

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 生物学
科目番号 0006 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 創造工学科(応用化学・生物系共通科目) 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 船登惟希著 「宇宙一わかりやすい高校生物」 学研教育出版/参考書:志村二三夫編「解剖生理学 人体の構造と機能」羊土社,岡田隆夫著 「楽しく分かる生物・化学・物理」 羊土社,上村慎治監訳 「ケイン生物学」 東京化学同人
担当教員 宇津野 国治

到達目標

1.生物の共通性である、細胞、エネルギーと代謝、遺伝情報の発現について理解できる。
2.生体の恒常性を維持するためのしくみを理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.生物の共通性である、細胞、エネルギーと代謝、遺伝情報の発現について理解できる。生物の共通性である、細胞、エネルギーと代謝、遺伝情報の発現について理解できる。生物の共通性である、細胞、エネルギーと代謝、遺伝情報の発現について概ね理解できる。生物の共通性である、細胞、エネルギーと代謝、遺伝情報の発現について理解できない。
2.生体の恒常性を維持するためのしくみを理解できる。生体の恒常性を維持するためのしくみを理解できる。生体の恒常性を維持するためのしくみを概ね理解できる。生体の恒常性を維持するためのしくみを理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
前半は生物の共通性である、細胞、エネルギーと代謝、遺伝情報の発現について学習する。後半は生体の恒常性を維持するためのしくみを学習する。
授業の進め方・方法:
授業の最初と途中に数回のワークに取り組んでもらう。また、授業の最後に授業のまとめを作成し、理解度を確認する。ワーク・クイズおよび授業のまとめで達成度を評価する。割合はワーク・クイズ50%、授業のまとめ50%とし、合格点は60点以上である。
注意点:
昨年度に履修した地学・生物の「生物の特徴」の単元を十分に復習すること。試験直前の学習だけでは十分な理解に繋がらないので、日頃から学習する習慣を身につけること。正当な理由がなく欠席した場合(理由を証明できない場合も含む)には、その回のワーク・クイズおよび授業のまとめの点数は0点となる。不正行為を行った場合には成績評価を0点とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 生命とは何か? 生物の特徴を説明できる。
2週 細胞の構造 原核生物と真核生物の違いについて説明できる。核、ミトコンドリア、葉緑体、細胞壁、液胞の構造と働きについて説明できる。葉緑体とミトコンドリアの進化の説について説明できる。
3週 代謝 酵素とは何か説明でき、代謝における酵素の役割を説明できる。代謝、異化、同化という語を理解しており、生命活動のエネルギーの通貨としてのATPの役割について説明できる。
4週 呼吸と光合成 光合成及び呼吸の大まかな過程を説明でき、2つの過程の関係を説明できる。
5週 遺伝子の正体 DNAの構造について説明できる。
6週 遺伝情報の流れ 遺伝情報とタンパク質の関係について説明できる。
7週 細胞周期 細胞周期について説明できる。染色体の構造について説明できる。
8週 細胞の分化 分化について説明できる。ゲノムと遺伝子の関係について説明できる。
2ndQ
9週 循環系 心臓の構造と血液の循環について説明できる。血液成分の種類とはたらきについて説明できる。
10週 肝臓と腎臓 肝臓と腎臓のはたらきについて説明できる。
11週 神経系 神経系について説明できる。
12週 ホルモン ホルモンとその受容体について説明できる。フィードバック制御による体内の恒常性の仕組みを説明できる。
13週 免疫 免疫系による生体防御のしくみを説明できる。
14週 消化系 消化のしくみを説明できる。細胞膜を通しての物質輸送について説明できる。
15週 遺伝 遺伝の法則を説明できる。
16週

評価割合

ワーク・クイズ授業のまとめ合計
総合評価割合5050100
基礎的能力252550
専門的能力252550