情報処理Ⅰ

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 情報処理Ⅰ
科目番号 0034 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 創造工学科(応用化学・生物系共通科目) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 朝井淳「3ステップでしっかり学ぶVisual Basic入門[改定2版]」技術評論社 / 高橋広樹「かんたん Visual Basic[改定2版]」技術評論社
担当教員 佐藤 森

到達目標

1. 情報リテラシーについて説明できる
2. Visual Basicを用いて要求された処理に対するプログラムを作成できる
3. 表計算ソフトを用いて様々な処理ができる
4. プレゼンテーションソフトを活用して自らの考えを相手に伝えることができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標1情報リテラシーを理解し、必要な事項を実践できる情報リテラシーの基本的な内容を説明できる情報リテラシーの基本的な内容を説明できない
到達目標2Visual Basicを用いて要求された処理に対するプログラムを作成し、これを自ら改良できるVisual Basicを用いて要求された処理に対するプログラムを作成できるVisual Basicを用いて要求された処理に対するプログラムを作成できない
到達目標3表計算ソフトを用いて様々な処理ができる表計算ソフトを用いて基本的な処理ができる表計算ソフトを用いて基本的な処理ができない
到達目標4プレゼンテーションソフトを効果的に活用して自らの考えを相手に明確に伝えることができるプレゼンテーションソフトを活用して自らの考えを相手に伝えることができるプレゼンテーションソフトを活用して自らの考えを相手に伝えることができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
化学技術者には,既存のアプリケーションソフト活用はもとより,自ら問題解決用プログラムを作成することが求められることも多い。本講義では主に「Visual Basic 2017」を用いたコンピュータプログラミングの基礎、および「EXCEL」を用いた表計算の基礎を教授する。
授業の進め方・方法:
講義は教室で説明の後、CAI室で行う。授業には補助教材を綴じるファイルを用意すること。成績評価は評価割合(定期試験40% 中間試験30% 課題30%)に従って行い学年評価とする。評価点が60点未満の場合,授業態度および課題提出状況が良好な者に対して再試験を行うことがある。
注意点:
授業項目毎に配布される演習課題に自学自習により取り組むこと。演習問題は添削後,目標が達成されていることを確認し,返却する。目標が達成されていない場合には,再提出を求めることがある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 コンピュータハードウエアの基礎 基本的なコンピュータハードウエア構成について説明できる
2週 情報リテラシー 情報セキュリティの考え方,個人情報とプライバシー保護について理解している
3週 Visual Basic 2017:変数と定数 データ型を理解し,基礎的な演算ができる
4週 Visual Basic 2017:流れ制御文 Visual Basic プログラムの基本構造を理解し,簡単なプログラムを作成できる
5週 Visual Basic 2017:繰り返し構文(1) For構文を用いた「繰り返し」プログラムを作成できる
6週 Visual Basic 2017:繰り返し構文(2) 前判定構文を用いた「繰り返し処理」プログラムを作成できる
7週 Visual Basic 2017:条件分岐構文(1) If構文の構成を理解し、簡単な条件分岐プログラムが作成できる
8週 Visual Basic 2017:条件分岐構文(2) Else If 構文を用いて複数の条件分岐を要するプログラムを作成できる
4thQ
9週 中間試験 前期第8週までの内容を理解している。まとめのためのテストで合格点に到達できる
10週 PowerPoint:プレゼン PowerPointを利用してプレゼン資料を作成できる
11週 EXCEL:表計算(1) EXCELを利用した基本的な表計算ができる
12週 EXCEL:表計算(2) EXCELを利用した基本的な表計算ができる
13週 Visual Basic 2017:モンテカルロ法 モンテカルロ法のアルゴリズムを理解し,簡単な問題解決プログラムを作成できる
14週 Visual Basic 2017:二分法 二分法のアルゴリズムを理解し,実数解を有する任意の方程式について解を求めるプログラムを作成できる
15週 Visual Basic 2017:ニュートン法 ニュートン法のアルゴリズムを理解し,実数解を有する任意の方程式について解を求めるプログラムを作成できる
16週 定期試験

評価割合

定期試験中間試験課題合計
総合評価割合403030100
基礎的能力20151550
専門的能力20151550