到達目標
1)コンクリート用骨材の品質に関する試験方法を習得する.
2)コンクリートの配合設計,フレッシュコンクリートの性質,硬化後の強度試験方法を習得する.
3)鉄筋の品質に関する試験方法を習得する.
4)アスファルトに関する実験手法を習得する.
5)構造実験を通して,理論との対応を理解する.
6)水理実験を通して,理論との対応を理解する.
7)地盤実験を通して,理論との対応を理解する.
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1.実験装置や器具を正しく取扱,適切なデータを安全に得るための実験ができる。
2.実験内容を理解し,データの分析・解析を行い,この結果から結論を導くことができる。
3.実験レポートの書き方を理解し,期限までにレポートとして取りまとめることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
JISの規定に従い実験ができ,理解している. | JISの規定に従い実験ができ,その理論的な内容も理解している. | JISの規定に従い,実験ができる. | JISの規定に従い,実験ができない. |
チームワークを意識して実験を行える. | チームワークを意識して積極的に実験を行える. | 共同作業の実験ができる. | 共同作業の実験ができない. |
実験の内容を理解して,結果に対して考察を行ったレポートの提出ができる. | 実験の内容を理解して,結果に対して適切な考察を行ったレポートの提出ができる. | レポートの提出ができる. | レポートの提出ができない. |
実験装置や器具を正しく取扱い,適切なデータを安全に得るための実験ができる。 | 実験装置や器具を正しく取扱い,適切なデータを安全に得るための実験ができる。
| 実験装置や器具を取扱い,データを安全に得るための実験ができる。 | 実験装置や器具を取扱うことができない.
データを安全に得るための実験ができない。 |
実験内容を理解し,データの分析・解析を行い,この結果から結論を導くことができる。 | 実験内容を理解し,データの分析・解析を行い,この結果から論理的に結論を導くことができる。 | 実験内容を理解し,データの分析・解析を行い,この結果から結論を導くことができる。 | 実験内容を理解していない.
データの分析・解析を行い,この結果から結論を導くことができるない。 |
実験レポートの書き方を理解し,期限までにレポートとして取りまとめることができる。 | 実験レポートの書き方を理解し,期限までに論理的なレポートとして取りまとめることができる。 | 実験レポートの書き方を理解し,期限までにレポートとして取りまとめることができる。 | 実験レポートの書き方を理解していない.期限までにレポートとして取りまとめることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
材料実験,道路実験:建設材料学などで学んだコンクリート材料や鉄筋などの品質試験方法を修得すると共に,建設材料についても理解を深める.
構造実験,水理実験,地盤実験:講義で学んだ知識を応用した実験を行い,より理解を深め,その具体的な方法を習得するとともに,自主性を育成することを目的とする.
授業の進め方・方法:
本実験での最低限の目標は,「教科書等を見ながら,正確に実験を行うことができるようになる」です.実験の前には必ず予習として,①実験方法を確認し,②レポートの実験方法を作成してください.
注意点:
筆記用具,電卓,定規,A4 大学ノートを用意すること.ノートは,実験結果のメモおよびレポートの下書き用に使用し,内容をチェックした後,レポート用紙に清書したものを成果品とする.また,危険を伴う作業もあるので,教員からの注意事項は厳守すること.
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履修の際には,電卓,各講義用教科書,作業服等を準備すること.
達成目標1.~3.について,実験への参加状況(積極的な姿勢,操作法の理解など),報告書(レポート)の書式と内容(期限内に提出され,書式と内容が優れているか,実験理論の理解はもちろん,自ら調査した内容を実験結果の解釈に反映しているか,論理展開でレポートをまとめてあるか等),その他プレゼンテーション等の内容とその参加状況について,評価の観点に1.~3.に基づいて総合的に評価する.
各実験の担当教員の評価点を平均し評価とする.合格点は60点以上である.なお,未提出のレポートがある場合には成績評価を60点未満とする.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
材料実験(1) ・鉄筋試験 |
JIS規定に基づき試験ができる.
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2週 |
材料実験(2) ・セメント強さ試験1 |
JIS規定に基づき供試体が作製ができる
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3週 |
材料実験(3) ・セメント強さ試験2 |
JIS規定に基づき材齢7日の試験ができる.
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4週 |
材料実験(4) ・セメント強さ試験3 |
JIS規定に基づき材齢28日の試験ができる.
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5週 |
材料実験(5) ・コンクリートの打設 ・スランプ試験,空気量試験 |
現場配合に修正して打設し,JIS規定に基づき試験ができる.
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6週 |
材料実験(6) ・非破壊試験 ・圧縮・間接引張強度試験 |
JIS規定に基づき試験ができる.
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7週 |
材料実験(7) ・鉄筋加工 |
設計図に従い鉄筋の加工および配筋ができる.
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8週 |
材料実験(8) ・鉄筋コンクリート梁,柱の作製 |
コンクリートを打設して,鉄筋コンクリートの供試体を作製できる.
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4thQ |
9週 |
道路実験(1) アスファルトの軟化点試験 |
JIS規定に基づき,アスファルトの試験ができる.
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10週 |
道路実験(2) アスファルトの針入度試験 |
JIS規定に基づき,アスファルトの試験ができる.
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11週 |
構造実験 はりの曲げ試験 |
はりの曲げ応力度が理解できる.
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12週 |
地盤工学実験(1) 土の液性限界・塑性限界試験 |
JIS規定に基づき、土の液性限界・塑性限界試験を実施できる
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13週 |
地盤工学実験(2) 土の透水試験 |
JIS規定に基づき、土の透水試験を実施できる。
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14週 |
水理学実験(1):オリフィスからの流出 |
連続の式とトリチェリの定理について説明することができる.
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15週 |
水理学実験(2):三角堰による流量測定 |
刃型ぜきを利用して開水路の流量を求めることができる
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16週 |
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評価割合
| レポート | 参加度 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |