測量学実習Ⅰ

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 測量学実習Ⅰ
科目番号 K3-6801 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 前期:4
教科書/教材 教科書:自作テキスト/参考図書:長谷川,大嶋,原田著「新訂版測量(Ⅰ)基礎」彰国社
担当教員 所 哲也,中村 努

到達目標

1.測量機器を正しく取り扱うことができる。
2.トラバース測量の測量法の実技を習得し,結果を整理することが出来る。
3.平板測量の測量法の実技を習得し,結果を整理することが出来る。
4.水準測量の測量法の実技を習得し,結果を整理することが出来る。
5.距離測量の測量法の実技を習得し,結果を整理することが出来る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.測量機器を正しく取り扱うことができる。測量機器を正しく取り扱うことができる。測量機器を取り扱うことができる。測量機器を取り扱うことができができない。
2.トラバース測量の測量法の実技を習得し,結果を整理することが出来る。トラバース測量の測量法の実技を習得し,結果を整理することが出来る。トラバース測量の測量法の実技の基本を習得し,結果を整理することが出来る。トラバース測量の測量法の実技の基本を習得できず,結果を整理することができない。
3.平板測量の測量法の実技を習得し,結果を整理することが出来る。平板測量の測量法の実技を習得し,結果を整理することが出来る。平板測量の測量法の実技の基本を習得し,結果を整理することが出来る。平板測量の測量法の実技の基本を習得できず,結果を整理することが出来ない。
4.水準測量の測量法の実技を習得し,結果を整理することが出来る。水準測量の測量法の実技を習得し,結果を整理することが出来る。水準測量の測量法の実技の基本を習得し,結果を整理することが出来る。水準測量の測量法の実技の基本を習得できず,結果を整理することが出来ない。
5.距離測量の測量法の実技を習得し,結果を整理することが出来る。距離測量の測量法の実技を習得し,結果を整理することが出来る。距離測量の測量法の実技の基本習得し,結果を整理することが出来る。距離測量の測量法の実技の基本を習得できず,結果を整理することが出来ない。

学科の到達目標項目との関係

環境都市工学科の学習・教育到達目標 5 環境都市工学実験、測量学実習、スポーツ社会科学などを通して,自身の専門領域の技術者とは勿論のこと,他領域の技術者ともチームを組み,計画的かつ円滑に仕事を遂行できる能力を身につける
学習目標 Ⅰ 人間性
学習目標 Ⅱ 実践性
学校目標 F(専門の実践技術) ものづくりに関係する工学分野のうち,得意とする専門領域を持ち,その技術を実践できる能力を身につける
本科の点検項目 F-ⅱ 実験,演習,研究を通して,課題を認識し,問題解決のための実施計画を立案・実行し,その結果を解析できる
学校目標 I(チームワーク) 自身の専門領域の技術者とは勿論のこと,他領域の技術者ともチームを組み,計画的かつ円滑に仕事を遂行できる能力を身につける
本科の点検項目 I-ⅰ 共同作業における責任と義務を認識し,計画的かつ円滑に仕事を遂行できる能力を身につける

教育方法等

概要:
測量器械,器具の取り扱いになれ,トラバース測量,平板測量,水準測量,距離測量の各種測量法の実技を身につける。
授業の進め方・方法:
測量学と並行的に進め,知識と技能とを一体として修得させることにより,実習を通し測量学で学んだ知識と実践を関連させる。さらに実習の準備,手順,結果の整理などの技法を修得する。課題レポート20%,野帳30%,各項目の習得度50%の割合で評価する。
未提出物がある場合には評価しない。合格点は60点以上である。
注意点:
2年次で習った測量学の知識が前提になるので復習をして実習に望むこと。また,実習結果は期日までに野帳にまとめ提出すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 角測量(1):据え付け,トータルステーションの使い方 トータルステーションの据え付け、使い方がわかる。
2週 角測量(2):据え付け,トータルステーションの使い方 トータルステーションの据え付け、使い方がわかる。
3週 角測量(3):角測量 トータルステーションを用いた角測量を行い,測定方法および野帳の記入方法を理解する。
4週 角測量(3):角測量 トータルステーションを用いた角測量を行い,測定方法および野帳の記入方法を理解する。
5週 トラバース測量(1):トラバース測量 トラバース測量の方法を習得する。
6週 トラバース測量(2):トラバース測量 トラバース測量の方法を習得する。
7週 トラバース測量(3):トラバース測量 トラバース測量の方法を習得する。
8週 トラバース測量(4):トラバース調整計算 トラバースの調整計算によって測定値の精度を求めることができる
2ndQ
9週 平板測量(1):校舎平面図の作成 平板測量に必要な機器の使用方法を習得し,細部測量から地形を図に展開することができる。
10週 平板測量(2):校舎平面図の作成 平板測量に必要な機器の使用方法を習得し,細部測量から地形を図に展開することができる。
11週 平板測量(3):校舎平面図の作成 平板測量に必要な機器の使用方法を習得し,細部測量から地形を図に展開することができる。
12週 距離測量(1):直接距離測量、間接距離測量 直接距離測量および光波を用いた間接距離測量を行い,測量方法を習得し,計測結果の精度を求めることができる。
13週 水準測量(1):昇降式 距離測量に必要な機器の使用方法を習得し,昇降式,器高式の差異について理解するとともに野帳に記入することができる。
14週 水準測量(2):器高式 距離測量に必要な機器の使用方法を習得し,昇降式,器高式の差異について理解するとともに野帳に記入することができる。
15週 水準測量(3):水準測量 距離測量に必要な機器の使用方法を習得し,昇降式,器高式の差異について理解するとともに野帳に記入することができる。
16週

評価割合

習得度野帳課題レポート態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合503020000100
基礎的能力300000030
専門的能力20302000070
分野横断的能力0000000