学外研修

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 学外研修
科目番号 0022 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子・生産システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材
担当教員 岩波 俊介,工藤 彰洋,二橋 創平

到達目標

1. 研修テ-マを適切にとらえ,的確な作業や解決策を実施できる。
2. 報告会・報告書等で研修内容について,的確な記述,まとめの発表・報告・討論できる。
3. 自らの主体性や意欲の向上から、技術者に要求される創造的実践性、複眼的視野を持つことができる。
4. 品質、コスト、効率、スピード、納期などに対する視点を持つことができる。
5. チームワーク力、リーダーシップ力、マネジメント力などを身に付けることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1研修テ-マを適切にとらえ,十分で的確な作業や解決策を実施できる。研修テ-マを適切にとらえ,的確な作業や解決策を実施できる。研修テ-マを適切にとらえることが困難で,作業や解決策を実施できない。
評価項目2報告会・報告書等で研修内容について,十分で的確な記述,まとめの発表・報告・討論できる。報告会・報告書等で研修内容について,的確な記述,まとめの発表・報告・討論できる。報告会・報告書等で研修内容について,記述,まとめの発表・報告・討論できない。
評価項目3自らの主体性や意欲の向上から、技術者に要求される十分な創造的実践性、複眼的視野を持つことができる。自らの主体性や意欲の向上から、技術者に要求される創造的実践性、複眼的視野を持つことができる。自らの主体性や意欲の向上が困難で、技術者に要求される創造的実践性、複眼的視野を持つことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本研修は,以下の2つから構成する研修により,実践的な能力を養うことを目的とする。
1. 共同教育(前期)
2. インターンシップ(通年)

授業の進め方・方法:
本研修は,以下の2つから構成する研修により,実践的な能力を養うことを目的とする。
1. 共同教育(前期)
企業が有する課題等に対して、企業等の研究者・技術者のサポートを受けながら、チームワークを発揮して課題の把握、解決の立案、システムの試作などに取り組むみ、課題解決のプロセスを実践する。
2. インターンシップ(通年)
関連分野の企業または公共研究機関における研修を通じ,業務内容や業務領域など企業活動,研究活動を体験し,実社会における技術者についての認識を深める。

評価法については以下の通りである。
共同教育は、授業への参加態度と最終発表会で評価する(100点法)。
インターンシップは報告書並びに報告会は主査,副査2名の教員が100点法で評価し,これを平均した点数を30%,研修機関から提出された「インターンシップ評定書」評価点(100点法)を70%として評価する。
共同教育とインターンシップの平均点を最終評価とする。
注意点:
1. 共同教育(後期)
適切な情報収集およびこれまでに修得した知識、経験等を駆使して、サポート企業からのアドバイスを受けながら共同して当該課題の解決に積極的に取り組むこと。
2. インターンシップ(通年)
研修機関が本人希望の通りにならないことがあるので注意すること。研修機関では貴重な時間と多大の労力をかけて諸君を受け入れ,指導にあたって下さるので,常に感謝の気持ちを忘れないように,安全に注意して研修すること。(詳しくは,ガイダンスおよび学外研修実施要領を参照すること)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 共同教育ガイダンス
インターンシップガイダンス
・企業人としても成長していく自分を意識し、継続的な自己研さんや学習が必要であることを理解できる。
・職業に対する意識の向上を図ることができる。
・特別研究等の知識又は技術の向上を図ることができる。
2週 共同教育の実施(実験・討論・見学)
インターンシップガイダンス
2週から13週の授業の達成目標は、2週から9週に記載している達成目標を適用する。
クライアント(企業及び社会)の要求に適合するシステムやプロセスを開発することができる【共同研究実施時の達成目標(1)】。
・職業に対する意識の向上を図ることができる。
・特別研究等の知識又は技術の向上を図ることができる。
3週 共同教育の実施(実験・討論・見学)
研修機関におけるインターンシップ
企画立案から実行するまでのプロセスを持続可能性の実現性を配慮して実行することができる【共同研究実施時の達成目標(2)】。
3週から12週の授業の達成目標は、3週から5週に記載している達成目標を適用する。
・研修機関において,社会が要求している専門領域における実務を積極的に経験できる【研修機関におけるインターンシップ到達目標(1)】。
4週 共同教育の実施(実験・討論・見学)
研修機関におけるインターンシップ
品質、コスト、効率、スピード、納期などに対する視点を持つことができる【共同研究実施時の達成目標(2)】。
・与えられた課題を認識し相手の必要としている情報を理解し,研修中に発生する問題を自分の考えで解決することを,企業活動,研究活動の中で実践できる研修機関におけるインターンシップ到達目標(2)】。
5週 共同教育の実施(実験・討論・見学)
研修機関におけるインターンシップ
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識・教養が、企業及び社会でどのように活用されているかを理解し、技術・応用サービスの実施ができる【共同研究実施時の達成目標(3)】。
・研修テーマを期間内に計画的に進め,記述,発表,討論できる【研修機関におけるインターンシップ到達目標(3)】。
6週 共同教育の実施(実験・討論・見学)
研修機関におけるインターンシップ
地域や企業の現実の問題を踏まえ、その課題を明確化し、解決することができる【共同研究実施時の達成目標(4)】。
7週 共同教育の実施(実験・討論・見学)
研修機関におけるインターンシップ
問題解決のために、最適なチームワーク力、リーダーシップ力、マネジメント力などを身に付けることができる【共同研究実施時の達成目標(5)】。
8週 共同教育の実施(実験・討論・見学)
研修機関におけるインターンシップ
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などの必要性を理解できる【共同研究実施時の達成目標(6)】。
2ndQ
9週 共同教育の実施(実験・討論・見学)
研修機関におけるインターンシップ
技術者として、生きる喜びや誇りを実感し、知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践創造的な活動を楽しむことを理解できる【共同研究実施時の達成目標(7)】。
10週 共同教育の実施(実験・討論・見学)
研修機関におけるインターンシップ
技術者として、社会に対して有益な価値を提供するために存在し、社会の期待に十分応えられてこそ、存在の価値のあることを理解できる【共同研究実施時の達成目標(8)】。
11週 共同教育の実施(実験・討論・見学)
研修機関におけるインターンシップ
企業人としても成長していく自分を意識し、継続的な自己研さんや学習が必要であることを理解できる【共同研究実施時の達成目標(9)】。
12週 共同教育の実施(実験・討論・見学)
研修機関におけるインターンシップ
上記2週から11週に同じ
13週 共同教育の実施(実験・討論・見学)
インターンシップ報告書作成・報告会準備
上記2週から11週に同じ
・インターンシップの成果を記述できる。
14週 共同教育報告書作成・発表会準備
インターンシップ報告書作成・報告会準備
・共同教育の成果を記述できる。
・インターンシップの成果を記述できる。
15週 共同教育発表会
インターンシップ報告会
・共同教育の成果を発表し,討論できる。
・インターンシップの成果を発表し,討論できる。
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

評価割合

共同教育の授業への参加態度と最終発表インターン報告会インターン評定書合計
総合評価割合501535100
基礎的能力0000
専門的能力501535100
分野横断的能力0000