到達目標
(1) 複数技術分野からの情報を収集し、それをもとに提示されたテーマに対して、創造性・独創性を発揮して適切な設計ができる。
(2) 設計をもとに作品を実現することができる。
(3) 作品製作の共同作業における役割を認識し、チームの意見を集約して計画の立案・実行ができる。
(4) 製作した作品について発表できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
情報収集と創造性・独創性に関する事項 | 複数技術分野からの情報を十分に収集し、それをもとに提示されたテーマに対して、創造性・独創性を発揮して優れた設計ができる。 | 複数技術分野からの情報を収集し、それをもとに提示されたテーマに対して、創造性・独創性を発揮して適切な設計ができる。 | 複数技術分野からの情報を収集が不十分、それをもとに提示されたテーマに対して、創造性・独創性を発揮した設計が実行できない。 |
作品の具現化に関する事項 | 設計をもとに作品を正確に実現することができる。 | 設計をもとに作品を実現することができる。 | 設計をもとに作品を実現することができない。 |
共同作業と作業計画に関する事項 | 作品製作の共同作業における役割を十分に認識し、主導的にチームの意見を集約して計画の立案・実行ができる。 | 作品製作の共同作業における役割を認識し、チームの意見を集約して計画の立案・実行ができる。 | 作品製作の共同作業における役割を認識が不十分で、チームの意見を集約して計画の立案・実行ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本講義では、あるテーマに基づいた「もの(作品)」の創作を通して情報・知識を適切に収集・分析し、活用できる 能力の獲得、自主性と自己責任能力の向上および創造性・独創性の養成を目的としている。
授業の進め方・方法:
創造工学の概論、発想の基本的な手法、創作プロジェクトの提示テーマに関する基礎的講義を実施した後、チーム作業により実際の創作演習を行わせ、最後に完成品の評価およびプロジェクト内容の発表の評価を行う。複数の教員が各チームのサポートを担当する。 学生は、作業チームの一員として積極的に取り組むことが求められる。
成績については、作業週報(30%)、レポート(30%)、作品(20%)およびプレゼンテーション(20%)により評価する。 合格点は 60 点以上である。
注意点:
創造工学概論では、授業項目毎にその内容をまとめた報告書の提出を課す。提示テーマに対する創造演習では、講義時間および時間外での自学自習により、チームごとに立案した計画に基づいて作業を進めること。またその作業結果は、週毎に週報にまとめ、次回講義最初に行うチームミーティング時に確認すること。各自、講義内容および演習作業記録用のノート(B5 版.ただし、ルーズリーフは不可)を用意し、必ず持参すること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
創造工学概論,創造的発想の演習(創造工学概論と創造的発想の方法論・発想法の演習) |
発想法にブレインストーミング法があることを知り、ブレインストーミングの原則を理解できる。
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2週 |
提示テーマに対する創造演習(課題発見のための情報収集) |
様々な手段で情報収集活動を行ない、地域社会や地域産業の課題を発見できる。
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3週 |
提示テーマに対する創造演習(課題発見のための情報収集) |
様々な手段で情報収集活動を行ない、地域社会や地域産業の課題を発見できる。
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4週 |
提示テーマに対する創造演習(情報収集結果の発表会) |
情報収集活動の結果から解決すべき課題を見出し、プレゼンテーションできる。
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5週 |
提示テーマに対する創造演習(製品コンセプトの決定) |
課題を解決するためのアイディアをまとめ、製品のコンセプトとして表現出来る。
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6週 |
提示テーマに対する創造演習(製品コンセプトの決定) |
課題を解決するためのアイディアをまとめ、製品のコンセプトとして表現出来る。
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7週 |
提示テーマに対する講義(画像加工概論) |
コンピュータグラフィックスによる画像の合成方法を理解し、実践できる。
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8週 |
提示テーマに対する創造演習(予備発表) |
完成した製品のコンセプトをプレゼンテーションできる。
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4thQ |
9週 |
提示テーマに対する創造演習(中間発表) |
完成した製品のコンセプトをプレゼンテーションできる。
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10週 |
提示テーマに対する創造演習(設計、図面作成、試作) |
製品コンセプトを、製品の設計を通じて、図面として表現し、試作して実体化することができる。
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11週 |
提示テーマに対する創造演習(設計、図面作成、試作) |
製品コンセプトを、製品の設計を通じて、図面として表現し、試作して実体化することができる。
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12週 |
提示テーマに対する創造演習(設計、図面作成、試作) |
製品コンセプトを、製品の設計を通じて、図面として表現し、試作して実体化することができる。
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13週 |
提示テーマに対する創造演習(予備審査) |
製作した製品をプレゼンテーションできる。
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14週 |
提示テーマに対する創造演習(発表会) |
製作した製品をプレゼンテーションできる。
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15週 |
提示テーマに対する創造演習(最終レポート提出) |
情報収集活動による課題の発見、製品コンセプトの決定、製品の設計や試作の過程をドキュメントとして表現できる。
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16週 |
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評価割合
| 作業週報 | レポート | 作品 | プレゼンテーション | 合計 |
総合評価割合 | 30 | 30 | 20 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 30 | 20 | 20 | 100 |