歴史総合(応用化学・生物系)

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 歴史総合(応用化学・生物系)
科目番号 0022 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造工学科(一般科目) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『詳説世界史』(山川出版社)/必要に応じて適宜プリントを配布する
担当教員 野村 雄紀

到達目標

1.産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について説明できる。
2.人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、歴史的観点から説明できる。
3.社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて説明できる。
4.日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的観点から説明できる。
5.国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、歴史的観点から説明できる。
6.文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について説明できる。 産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について説明できる。産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響に関する基本的な問題が解ける。産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響に関する基本的な問題が解けない。
2.人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、歴史的観点から説明できる。人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、歴史的観点から説明できる。人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、歴史的観点から基本的な問題が解ける。人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、歴史的観点から基本的な問題が解けない。
3.社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて説明できる。 社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて説明できる。社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みに関する基本的な問題が解ける。社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みに関する基本的な問題が解けない。
4.日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的観点から説明できる。 日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的観点から説明できる。日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的観点から基本的な問題が解ける。日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的観点から基本的な問題が解けない。
5.国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、歴史的観点から説明できる。 国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、歴史的観点から説明できる。国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、歴史的観点から基本的な問題が解ける。国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、歴史的観点から基本的な問題が解けない。
6.文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを説明できる。 文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを説明できる。文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さに関する基本的な問題が解ける。文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さに関する基本的な問題が解けない。

学科の到達目標項目との関係

 Ⅰ 人間性  1 Ⅰ 人間性
 Ⅱ 実践性  2 Ⅱ 実践性
 Ⅲ 国際性  3 Ⅲ 国際性

教育方法等

概要:
・ヨーロッパ諸国の発展とこれらの国々による世界の一体化の過程に注目しながら16世紀以降の世界史を多面的に考察し、現代の国際社会や基本理念の成り立ちに関する知識を習得する。
授業の進め方・方法:
・授業は、主として教科書、プリントを用いる講義形式で進めます。また、その際には、パワーポイントを利用して関連する図像資料などを提示します。そして、毎回の授業後3日以内を期限として、感想や質問などを記入したコメントペーパーまたは課題を提出してもらいます。これらのコメントペーパーや課題については、次回の授業の冒頭において教員が回答・解説します。
・成績は、定期試験50%(前期定期試験25%、後期定期試験25%)、到達度試験(中間試験)40%(前後期各1回、各20%)、課題等10%での割合で評価します。合格点は60点以上です。尚、評価が60点に達しない者には、再試験を学年末(試験範囲:1年間の授業内容)に実施します。再試験を実施した場合、再試験前の成績の点数と、再試験の点数を1:1の割合で計算し、その点数で再評価します。但し、この場合、評価の上限は60点となります。
・出席回数が2/3に満たない場合には失格となり、成績評価の対象外となります。
注意点:
・授業で取り上げるトピックには現代の日本に生きる人々の課題と関連するものや類似するものが多く含まれていますので、授業内容と自分を取り巻く社会との間の繋がりと比較(類似点・相違点)を常に意識しながら受講してください。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 イントロダクション 本授業の目的・方針・注意事項を理解する。
2週 ルネサンス ルネサンス期の知・技術の革新について説明できる。
3週 大航海時代 大航海時代の到来によって一体化へと向かう世界の形成過程について説明できる。
4週 宗教改革① 宗教改革が起こり、広まった理由について説明できる。
5週 宗教改革② 宗教改革がヨーロッパ社会にもたらした影響について説明できる。
6週 主権国家体制の形成① 主権国家の形成期に生まれた絶対王政の特徴について説明できる。
7週 主権国家体制の形成②
主権国家の形成期に生まれた同君連合体制の特徴について説明できる。
8週 主権国家体制の形成③ 17世紀前半までの主権国家体制の形成について説明できる。
2ndQ
9週 前期到達度試験の解説、主権国家体制の形成④ 18世紀後半までの主権国家体制の変化について説明できる。
10週 ヨーロッパ諸国の海外進出 17-18世紀のヨーロッパ諸国の海外進出と他地域の植民地化・経済的収奪の過程について説明できる。
11週 科学革命と啓蒙思想 17-18世紀の知・技術の革新について説明できる。
12週 イギリス産業革命 産業革命が起こった背景とその展開、社会に与えた影響について説明できる。
13週 市民革命と国民国家の成立① アメリカ独立革命を通して人権理念の形成について説明できる。
14週 市民革命と国民国家の成立② フランス革命を通して国民国家の形成について説明できる。
15週 市民革命と国民国家の成立③ ナポレオン戦争による革命の理念・制度の他国への伝播について説明できる。
16週 定期試験
後期
3rdQ
1週 19世紀のヨーロッパ① 革命後の社会の新たな編成原理について説明できる。
2週 19世紀のヨーロッパ② 19世紀の国民国家形成の過程について説明できる。
3週 19世紀のアメリカ合衆国 多民族国家としてのアメリカ合衆国の発展について説明できる。
4週 帝国主義① 帝国主義の成立・展開と列強諸国の対立の図式について、経済・政治・思想といった複数の観点から説明できる。
5週 帝国主義② 帝国主義期の列強による世界分割・経済的収奪の状況とアジアの変動について説明できる。
6週 19世紀半ば~20世紀初頭の都市文化
19-20世紀の都市化に伴う文化の形成と科学技術の発展について説明できる。
7週 第一次世界大戦 第一次世界大戦における戦法の変化とそれが世界にもたらした影響について説明できる。
8週 ロシア革命とヴェルサイユ体制 第一次世界大戦後の国際秩序と安全保障原理の変化について説明できる。
4thQ
9週 後期到達度試験の解説、戦間期の世界 戦間期の国際協調の試みとアメリカ合衆国の経済的繁栄について説明できる。
10週 世界恐慌とファシズムの台頭 世界恐慌の影響と各国のファシズム政権の諸政策について説明できる。
11週 第二次世界大戦 第二次世界大戦が現在にまで至る国際秩序・安全保障体制の形成に与えた影響について説明できる。
12週 冷戦① 第二次世界大戦後に国際政治を規定していた東西対立=冷戦構造について説明できる。
13週 冷戦② 東西対立=冷戦構造の終焉に至る過程について説明できる。
14週 パレスチナ問題 パレスチナ問題の歴史的な起源・変遷について説明できる。
15週 今日の世界 20世紀末から21世紀初頭にかけての世界情勢について説明できる。
16週 定期試験

評価割合

定期試験達成度試験課題合計
総合評価割合504010000100
基礎的能力504010000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000