日本史

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 日本史
科目番号 0075 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 創造工学科(一般科目) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:自作プリント/参考図書:参考図書:宮地正人監修『増補改訂版 日本近現代史を読む』新日本出版社、小風秀雄編『大学の日本史 教養から考える歴史へ 4近代』山川出版社、佐々木潤之介ほか『概論 日本歴史』吉川弘文館、その他適宜講義中に紹介
担当教員 木村 由美

到達目標

1)基本的用語・制度などの知識に関して説明できる
2)史料を解釈できる
3)特定の制度や出来事あるいは一定の史料から、近現代の日本社会の特質を導き出すことができる
4)多様な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的観点から理解できる
5)文化的相違に起因する諸問題について、歴史的観点から理解できる
6)文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの重要性を理解できる
7)歴史批判の方法論を用い、現代社会の問題点を整理することができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1)基本的用語・制度などの知識に関して説明できる 基本的用語・制度などの知識に関して正確に、論理的に説明できる基本的用語・制度などの知識に関して説明できる基本的用語・制度などの知識に関して説明できない
2)史料を解釈できる史料を正確に解釈できる史料を解釈できる史料を解釈できない
3)特定の制度や出来事あるいは一定の史料から、近現代の日本社会の特質を導き出すことができる特定の制度や出来事あるいは一定の史料から、近現代の日本社会の特質を論理的に説明できる特定の制度や出来事あるいは一定の史料から、近現代の日本社会の特質を導き出すことができる特定の制度や出来事あるいは一定の史料から、近現代の日本社会の特質を導き出すことができない
4)多様な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的観点から理解できる多様な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的観点から論理的に説明できる多様な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的観点から理解できる多様な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的観点から理解できない
5)文化的相違に起因する諸問題について、歴史的観点から理解できる文化的相違に起因する諸問題について、歴史的観点から論理的に説明できる文化的相違に起因する諸問題について、歴史的観点から理解できる文化的相違に起因する諸問題について、歴史的観点から理解できない
6)文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの重要性を理解できる6)文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの重要性を論理的に説明できる文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの重要性を理解できる6)文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの重要性を理解できない
7)歴史批判の方法論を用い、現代社会の問題点を整理することができる7)歴史批判の方法論を用い、現代社会の問題点を整理し、考察することができる7)歴史批判の方法論を用い、現代社会の問題点を整理することができる7)歴史批判の方法論を用い、現代社会の問題点を整理することができない

学科の到達目標項目との関係

 Ⅰ 人間性  1 Ⅰ 人間性
 Ⅱ 実践性  2 Ⅱ 実践性
 Ⅲ 国際性  3 Ⅲ 国際性

教育方法等

概要:
・人文・社会科学的な視点から人間、社会、文化について多面的に理解し、国際社会の一員として社会的諸問題の解決に向けて主体的に貢献する自覚と素養を培う。
・人間活動や科学技術の役割と影響に関心を持ち、幸福とは何かを追究しながら、技術者として社会に貢献する自覚と素養を培う。
・上記の目標を達するため、具体的には黒船来航からバブル崩壊までの時代を中心に、日本の近現代史を政治、外交、経済、文化という視点から検討し、日本の現在と将来について考える力を養う。
授業の進め方・方法:
・配布資料等を用いて、教員による説明で授業を進める。 
・事前に予習資料を配付するので、それを元に予習をし、不明点があれば参考文献やインターネット等を利用して調べておく事。予習時間は60時間を要する。                             
・成績は到達度試験30%、定期試験50%、課題20%の割合で評価する。合格点は60点以上である。評価が60点に達しない者には、再試験を学期末(試験範囲:全授業内容)に実施する。再試験を実施した場合、上記に掲げた到達度試験・定期試験の割合を2/3に圧縮し、残り1/3に再試験の点数を充て再評価する。但し、この場合、評価の上限は60点とする。
注意点:
・日本国内のみならず、国際社会全体おける日々のニュースや社会問題に関心を持たなければ、授業を理解することはできない。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 鎖国体制と開国 江戸幕府の鎖国体制と、黒船来航により開国に至る過程を理解し説明ができる。
2週 近代国家の成立 明治新政府が成立し、近代国家を形成していく過程を理解し説明ができる。
3週 日清戦争 日清戦争に至るまでの過程と、戦争が日本国内に及ぼした影響を理解し説明ができる。
4週 日露戦争 日露戦争に至るまでの過程と、戦争が国際関係に及ぼした影響を理解し説明ができる。
5週 膨張する大日本帝国 大日本帝国が膨張するに至った背景や、日本人の海外進出による影響を理解し説明ができる。
6週 第一次世界大戦 日本が大陸へ進出していく過程と、戦争による経済面での影響を理解し説明ができる。
7週 関東大震災と都市の発展 震災の概要と、震災後の都市形成に与えた影響を理解し説明ができる。
8週 満州事変と「満洲国」の建国 満州事変の発生過程と、「満洲国」の特徴について理解し説明ができる。
4thQ
9週 アジア太平洋戦争 戦時下における国民生活について理解し説明ができる。
10週 日ソ戦争と敗戦 日本が敗戦に至る過程と、戦後の領土問題について理解し説明ができる。
11週 復員と引揚げ 「帝国」の縮小に伴う人口移動について理解し説明ができる。
12週 残留日本人と残留孤児 戦後、旧帝国圏に残った人、残された人について理解し説明ができる。
13週 占領と復興 占領下における日本の状況と、その後の復興過程について説明ができる。
14週 高度経済成長とオリンピック 戦後、高度経済成長に至る過程と、2つのオリンピック開催の意義を理解し説明ができる。
15週 バブル経済とその崩壊 バブル経済が発生した過程と、崩壊した後の影響を理解し説明ができる。
16週 定期試験

評価割合

試験到達度試験課題合計
総合評価割合503020100
基礎的能力503020100
専門的能力0000
分野横断的能力0000