到達目標
MCCにおける
V-E. 化学・生物系分野
1)生物の定義を説明できる。
2)細胞小器官や組織について説明できる。
3)ヒトの器官について説明できる。
4)神経やホルモンについて説明できる。
5)免疫について説明できる。
6)微生物の歴史について理解することができる。
7)微生物の分類及び,微生物の命名法について理解することができる。
8)様々な微生物の形態,構造,種類,及びそれらの機能に関して理解することができる。
9)微生物機能の利用,微生物の取扱い方法について理解することができる。
10)微生物がヒトに及ぼす影響について理解することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安(優) | 標準的な到達レベルの目安(良) | 未到達レベルの目安(不可) |
1)生物の特徴を説明できる。 | 1)生物の特徴を説明できる。 | 1)生物の特徴を概ね説明できる。 | 1)生物の特徴を説明できない。 |
2)細胞や組織について説明できる。 | 2)細胞や組織について説明できる。 | 2)細胞や組織について概ね説明できる。 | 2)細胞や組織について説明できない。 |
3)ヒトの器官について説明できる。 | 3)ヒトの器官について説明できる。 | 3)ヒトの器官について概ね説明できる。 | 3)ヒトの器官について説明できない。 |
4)神経やホルモンについて説明できる。 | 4)神経やホルモンについて説明できる。 | 4)神経やホルモンについて概ね説明できる。 | 4)神経やホルモンについて説明できない。 |
5)免疫について説明できる。 | 5)免疫について説明できる。 | 5)免疫について概ね説明できる。 | 5)免疫について説明できない。 |
6)微生物の歴史について理解することができる。 | 6)微生物の歴史について理解することができる。 | 6)微生物の歴史についての基礎的な内容を理解することができる。 | 6)微生物の歴史について理解できない。 |
7)微生物の分類及び,微生物の命名法について理解することができる。 | 7)微生物の分類及び,微生物の命名法について理解することができる。 | 7)微生物の分類及び,微生物の命名法についての基礎的な内容を理解することができる。 | 7)微生物の分類及び,微生物の命名法について理解できない。 |
8)様々な微生物の形態,構造,種類,及びそれらの機能に関して理解することができる。 | 8)様々な微生物の形態,構造,種類,及びそれらの機能に関して理解することができる。 | 8)様々な微生物の形態,構造,種類,及びそれらの機能に関する基礎的な内容を理解することができる。 | 8)様々な微生物の形態,構造,種類,及びそれらの機能に関して理解できない。 |
9)微生物機能の利用,微生物の取扱い方法について理解することができる。 | 9)微生物機能の利用,微生物の取扱い方法について理解することができる。 | 9)微生物機能の利用,微生物の取扱い方法についての基礎的な内容を理解することができる。 | 9)微生物機能の利用,微生物の取扱い方法について理解できない。 |
10)微生物がヒトに及ぼす影響について理解することができる。 | 10)微生物がヒトに及ぼす影響について理解することができる。 | 10)微生物がヒトに及ぼす影響についての基礎的な内容を理解することができる。 | 10)微生物がヒトに及ぼす影響について理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
微生物は顕微鏡を用いてしか見ることのできない微小な生物であり,一見我々の生活とは無関係の生き物のように考えられがちである。しかし,実際は人間の生活との関わり合いは非常に深く,単純に見える構造の中にも高等生物と類似した点が多く存在しており,学術的にも,生活面に対しても大変有用性に富む生物である。そのもっとも典型的な例は,近年におけるバイオテクノロジーの発展である。本講義では,前半はヒトの体について,後半は微生物を身近に感じるために基礎,その機能および利用について学習する。
授業の進め方・方法:
教科書の他,プリント,プロジェクタ等を利用して講義する。講義時には,ノート,筆記用具,プリントを綴じるファイルを用意すること。成績評価は中間試験30%,ワーク10%,授業のまとめ10%,微生物Partの達成目標の理解度確認レポート50%の割合で評価する。合格点は60点である。評価点が50点以上60点未満の場合に受講態度および課題提出状況が良好な者に対して再試験(試験分70%)を行うことがある。なお,再試験を受けた場合の評価は60点を超えないものとする。
注意点:
授業内容で様々な微生物の性質や機能,およびそれらの利用方法を理解するためには,充分な予習復習(自学自習)が必要である。本科目の単位修得には60時間以上の自学自習を必要とする。授業項目の理解を深めるために課題レポートを実施し,それをもって自学自習の評価の一部とする。正当な理由がなく欠席した場合(理由を証明できない場合も含む)には,その回のワークおよび授業のまとめの点数は0点となる。不正行為を行った場合には成績評価を0点とする。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
生命とは何か? |
生物の特徴を説明できる
|
2週 |
生体の構成成分 |
生体の構成成分について説明できる
|
3週 |
生体の構成単位 |
細胞の構造や組織について説明できる
|
4週 |
生体のエネルギー |
食物の消化と代謝について説明できる
|
5週 |
生体の恒常性 |
血液や心臓、腎臓のしくみについて説明できる
|
6週 |
生体の調節機構 |
神経やホルモンについて説明できる
|
7週 |
生体の防御機構 |
免疫について説明できる
|
8週 |
中間試験 |
前半の授業内容に関する問題を解くことができる
|
2ndQ |
9週 |
微生物の歴史: 人類と微生物の出会い~機能の利用 |
微生物の歴史: 人類と微生物の出会い~機能の利用について理解できる
|
10週 |
微生物病の原因と予防法 |
微生物病の原因と予防法について理解できる
|
11週 |
微生物の分類体系(階級),命名法 |
微生物の分類体系(階級),命名法について理解できる
|
12週 |
細菌の種類と構造,および機能 放線菌の種類と構造,および機能 |
細菌の種類と構造,および機能について理解できる 放線菌の種類と構造,および機能について理解できる
|
13週 |
カビの種類と構造,および機能 |
カビの種類と構造,および機能について理解できる
|
14週 |
酵母菌の種類と構造,および機能 |
酵母菌の種類と構造,および機能について理解できる
|
15週 |
ウイルスの種類と構造,および機能 |
ウイルスの種類と構造,および機能について理解できる
|
16週 |
|
|
評価割合
| 微生物Partの達成目標の理解度確認レポート | 中間試験 | ワーク | 授業のまとめ | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 30 | 10 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 25 | 15 | 5 | 5 | 50 |
専門的能力 | 25 | 15 | 5 | 5 | 50 |