ビジネスⅢ

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 ビジネスⅢ
科目番号 0003 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 創造工学科(機械系フロンティアコース) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教員作成のレジュメ
担当教員 須田 孝徳

到達目標

〇イノベーション,スタートアップ,ビジネスプランについて
〇MCCにおける
VII 汎用的技能(コミュニケーションスキル, 合意形成, 情報収集・活用・発信力, 課題発見, 論理的思考力)
VIII 態度・志向性(主体性, 自己管理力, 責任感, チームワーク力, リーダーシップ, 倫理観(独創性の尊重、公共心), 未来志向性・キャリアデザイン)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
イノベーション,スタートアップ,ビジネスプランについてイノベーション,スタートアップ,ビジネスプランの基本事項について理解し,事例に応用できる。イノベーション,スタートアップ,ビジネスプランの基本事項について理解できる。左記項目に関することができない。
VII 汎用的技能(コミュニケーションスキル, 合意形成, 情報収集・活用・発信力, 課題発見, 論理的思考力)企業等担当者からの説明を的確に把握し,さまざまな課題を見出すことができる。グループディスカッションに向けて, 様々な媒体により収集した資料を適切に取捨選択でき、得られた成果と問題点を他者に論理的かつ客観的に明瞭に説明する資料を作成できる。企業等担当者からの説明を的確に把握できる。グループディスカッションに向けて, 様々な媒体により収集した資料を取捨選択でき、得られた成果と問題点を他者に論理的かつ客観的に説明する資料を作成できる。左記項目に関することができない。
VIII 態度・志向性(主体性, 自己管理力, 責任感, チームワーク力, リーダーシップ, 倫理観(独創性の尊重、公共心), 未来志向性・キャリアデザイン)得られた成果が社会・企業にどのように活用しうるかを把握でき, 現状での新たな課題を見出せる。 新たな課題を克服するために, 自身に必要な能力(ありたい姿)を掲げ, その実現に向けた計画を立てることができる。得られた成果が社会・企業にどのように活用しうるかを把握でき, 現状での新たな課題を見出せる。 新たな課題を克服するために, 自身に必要な能力(ありたい姿)を掲げ, その実現に向けた計画を立てることができる。左記項目に関することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
なぜ、ベンチャーが必要なのか、ベンチャーを起業するには何が必要なのか、などについて最新の動向を紹介しながら解説する。また、起業する際に必要なビジネスプラン作成に関する知識も習得する。ビジネスプラン作成の基本を理解することは、将来、エンジニアとして研究開発計画を策定する際にも有効と考えるものであり、経営資源であるヒト、モノ、カネ、情報、技術のベストミックスについて学ぶ。また,ケースワークとして,企業の課題にグループとして取り組み,事例研究を通して実践性を高める。
授業の進め方・方法:
ビジネスⅠで使用した教科書「図解でわかる経営の基本 いちばん最初に読む本」とビジネスⅡで使用した教科書「ステップアップ式MBAマーケティング入門」,ならびに教員自作のレジュメを用いて講義する。また,単元ごとに演習課題を用意し,実践性を高めるようにする。4週から15週は,企業等との共同教育の一環として行う。5名程度のグループに分かれ,課題を企業担当者から説明を受ける。その課題についてグループディスカッションを行い,発表会を実施する。
注意点:
演習課題には積極的に自発的に取り組むこと。演習問題は添削後,返却する。企業等との共同教育ということもあり,実際の現場に行くこともある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 0.ガイダンス
1.イノベーションの意味と最近の動向
・企業等経営に関する授業のビジネスⅠ~Ⅲのなかで,本授業の位置づけについて理解し,説明できる。
・イノベーションの経緯、オープンイノベーションについて説明できる。
2週 2.スタートアップとは
3.アントレプレナーシップ
・日本と欧米の比較、道内ベンチャー企業の動向、大学等発ベンチャー(政府のこれまでの対策、最近の動向)について説明できる。
・ベンチャー企業の社長の必要条件、今ある資源の組み合せによる新価値の創出,について説明できる。
3週 4.ビジネスプラン作成について 起業家の目標設定,事業の全体像,事業の分析,事業展開,財務計画について説明できる。
4週 5.ケースワーク
5-1.ケースワーク①
・4週から15週は,企業等との共同教育の一環として行う。5名程度のグループに分かれ,課題を企業担当者から説明を受ける。1回目は,グループ内での役割分担等を決定し,かつ企業の課題を理解する。
5週 5-1.ケースワーク② ・グループ内での意見を集約し、合意された内容に対して協力して活動できる。
・これまで学んできた数学や自然科学,工学,ビジネスⅠ,Ⅱを実践に移す能力と必要な知識を適用する能力を示すことができる。文献など適切な情報収集をすることができる。課題を明確に把握し,解決までの実行計画を立てることができる。
6週 5-1.ケースワーク③ ・グループ内での意見を集約し、合意された内容に対して協力して活動できる。
・これまで学んできた数学や自然科学,工学,ビジネスⅠ,Ⅱを実践に移す能力と必要な知識を適用する能力を示すことができる。文献など適切な情報収集をすることができる。課題を明確に把握し,解決までの実行計画を立てることができる。
7週 5-1.ケースワーク④ ・グループ内での意見を集約し、合意された内容に対して協力して活動できる。
・これまで学んできた数学や自然科学,工学,ビジネスⅠ,Ⅱを実践に移す能力と必要な知識を適用する能力を示すことができる。文献など適切な情報収集をすることができる。課題を明確に把握し,解決までの実行計画を立てることができる。
8週 5-1.ケースワーク⑤ ・グループ内での意見を集約し、合意された内容に対して協力して活動できる。
・これまで学んできた数学や自然科学,工学,ビジネスⅠ,Ⅱを実践に移す能力と必要な知識を適用する能力を示すことができる。文献など適切な情報収集をすることができる。課題を明確に把握し,解決までの実行計画を立てることができる。
4thQ
9週 5-1.ケースワーク⑥ ・グループ内での意見を集約し、合意された内容に対して協力して活動できる。
・これまで学んできた数学や自然科学,工学,ビジネスⅠ,Ⅱを実践に移す能力と必要な知識を適用する能力を示すことができる。文献など適切な情報収集をすることができる。課題を明確に把握し,解決までの実行計画を立てることができる。
10週 5-1.ケースワーク⑦ ・グループ内での意見を集約し、合意された内容に対して協力して活動できる。
・これまで学んできた数学や自然科学,工学,ビジネスⅠ,Ⅱを実践に移す能力と必要な知識を適用する能力を示すことができる。文献など適切な情報収集をすることができる。課題を明確に把握し,解決までの実行計画を立てることができる。
11週 5-1.ケースワーク⑧ ・グループ内での意見を集約し、合意された内容に対して協力して活動できる。
・これまで学んできた数学や自然科学,工学,ビジネスⅠ,Ⅱを実践に移す能力と必要な知識を適用する能力を示すことができる。文献など適切な情報収集をすることができる。課題を明確に把握し,解決までの実行計画を立てることができる。
12週 5-1.ケースワーク⑨ ・グループ内での意見を集約し、合意された内容に対して協力して活動できる。
・これまで学んできた数学や自然科学,工学,ビジネスⅠ,Ⅱを実践に移す能力と必要な知識を適用する能力を示すことができる。文献など適切な情報収集をすることができる。課題を明確に把握し,解決までの実行計画を立てることができる。
13週 5-2.ケースワーク発表準備① 各テーマの課程および結果を発表資料としてまとめることができる。
14週 5-2.ケースワーク発表準備② 各テーマの課程および結果を発表資料としてまとめることができる。
15週 5-3.ケースワーク結果発表会 ケースワークの内容をまとめてプレゼンテーションし、質疑に対して適切に回答することができる。
16週

評価割合

レポートによる個人評価発表によるグループ評価合計
総合評価割合7030100
基礎的能力101020
専門的能力602080