分子細胞生物学

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 分子細胞生物学
科目番号 0004 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 創造工学科(応用化学・生物系食品・バイオコース) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 Paul Sanghera, "Molecular and Cellular Biology", Infonential, Inc.,H.R. Horton他著 鈴木紘一他監訳 「ホートン 生化学」 東京化学同人, 浜島 晃著 「ニューステージ 新生物図表 生物基礎+生物対応」 浜島書店/参考書:田村隆明監訳 「分子生物学 ゲノミクスとプロテオミクス」 東京化学同人,東京大学生命科学教科書編集委員会編 「理系総合のための生命科学」 羊土社,田村隆明・浦聖恵著 「遺伝子発現機構 クロマチン・転写制御・エピジェネティクス」 東京化学同人,B. Lewin著 菊池韶彦他訳 「エッセンシャル遺伝子」 東京化学同人,村上誠他訳 「エリオット生化学・分子生物学」 東京化学同人,前野正夫他著 「はじめの一歩の生化学・分子生物学」 羊土社,B. Lewin,“Essential Genes”Pearson Education, 2006.
担当教員 宇津野 国治

到達目標

細胞を構成する分子の構造と機能を理解することができる。
継続的に自学自習に取り組むことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
細胞を構成する分子の構造と機能を理解することができる。細胞を構成する分子の構造と機能を理解することができる。細胞を構成する分子の構造と機能を概ね理解することができる。細胞を構成する分子の構造と機能を理解することができない。
継続的に自学自習に取り組むことができる。積極的かつ継続的に自学自習に取り組むことができる。継続的に自学自習に取り組むことができる。継続的に自学自習に取り組むことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本講義では,細胞を構成する分子の構造と機能を理解し,どのように生命現象が起こるのかを学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業中に英和辞典を使用する場合があるので,準備しておく必要がある。授業を受ける前に4時間以上の自学自習を行い,毎回レポートを提出してもらう。成績評価は定期試験40%,中間試験30%,小テスト10%,発表・課題・ワーク10%,授業のまとめ10%である。合格点は60点以上である。成績が60点未満の者に対して再試験を実施する場合にがある。再試験は定期試験と中間試験の70%分とする。
注意点:
発表を行わなかった場合やレポートを提出しなかった場合,自学自習時間が不足している場合には評価を60点未満とする。授業態度の悪い者や小テストの平均点が40点未満の者に対しては原則として再試験を実施しない。特別欠席以外で授業を休んだ場合には,その回の小テスト,および授業のまとめの点数は0点となる。不正行為を行った場合には成績評価を0点とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 生命の定義 生命とは何かを議論することができる。
2週 生体分子 生体分子について説明することができる。
3週 細胞 細胞の構造について説明できる。
4週 生体膜 膜輸送について説明できる。
5週 細胞のエネルギー 代謝について説明できる。
6週 細胞周期 細胞周期について説明できる。
7週 遺伝 遺伝の法則を説明できる。
8週 遺伝子 転写と翻訳について説明できる。
4thQ
9週 中間試験
10週 原核生物の遺伝子発現制御機構 オペロンについて説明できる。
11週 ゲノムとクロマチン構造 ゲノムとクロマチン構造について説明できる。
12週 真核生物の遺伝子発現制御機構 真核生物の遺伝子発現制御機構を説明できる。
13週 エピジェネティクス エピジェネティクスについて説明できる。
14週 発表 自分で調査した内容を分かりやすくパワーポイントを用いて発表できる。
15週 ゲノム編集 ゲノム編集について自分の考えを述べることができる。
16週 定期試験

評価割合

定期試験中間試験小テスト発表・課題・ワーク授業のまとめ合計
総合評価割合4030101010100
基礎的能力201555550
専門的能力201555550