概要:
教科書と補助教材を活用して、1年時に習得した学習内容を発展させ、英文の読解力の向上、英語による表現力の養成、さらに聞き取り能力や発話能力の向上を図り、簡単な論理的文章を英語で記述したり英語で円滑にコミュニケーションを行えるようになるための標準的な英語力の養成を目指す。
授業の進め方・方法:
・本授業では、四技能(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)の習得を目指す。授業の予習(辞書を用いて単語や語句の意味の確認、英文の音読と大まかな内容理解)をして、授業に臨むこと
・定期考査とライティングのテストを実施する(それぞれ各学期1回、計4回)。また、英語検定形式の「英検テスト」を実施する。
・本授業の合否判定で用いる成績評価と最終評価は、定期試験の平均点が60%、ライティングのテストの平均点が30%、提出物(ノートなど)の平均点が10%の合計点である。なお、「英語」全体の成績評価と再試験については以下の通り
○2年生の「英語」の評価方法について
・林、矢野、片岡のそれぞれの合否判定用成績を2:2:1の割合で乗じてその合計点を5で割った点数を60%、単語テストの成績の平均点を20%、英検テストの成績の平均点を20%として、その合計点を出し、その合計点に0.8を乗じて、それに「英語検定準2級の判定点(合格〔2級以上合格も含む〕:20点、1次合格:17点、1次不合格でCSEスコア1200以上:14点、CSEスコア1000~1199:10点、CSEスコア999以下:0点)を加える。
ここまでの総合点Pを算出する数式は次の通りである。p = {(y×2+r×2+t)×1/5×0.6+Wt×0.2+Et×0.2}×0.8+英語検定準2級の判定点(y, r, k はそれぞれ林、矢野、片岡の合否判定用成績、Wtは単語テストの成績〔100点満点に換算〕の平均点、Etは英検テストの平均点) この総合点Pを、さらに以下のeラーニング教材の「中級英語・前編」の進捗状況によるパターンの数式に当てはめて算出した数値を「英語」の合否判定用成績とする。
*eラーニング教材の「中級英語・前編」によるパターンは以下の通りである。
・パターンa:本科Lesson8までの中で学習を完了していないレッスンがある場合
・パターンb:本科Lesson8までは完了しているけれど、ランダム演習の最後までの中で学習を完了していないレッスンがある場合
・パターンc:ランダム演習の最後までは完了しているけれど、ディクテーションの中で学習を完了していないレッスンがある場合
・パターンd:すべてのレッスンの学習を完了している場合
*上記の各パターンごとに、以下の数式で「英語」の合否判定用成績(t)を算出する。
・パターンa:t=p-(p-60)×0.24
・パターンb:t=p+(100ーp)×0.08-(pー60)×0.16
・パターンc:t=p+(100―p)×0.16-(pー60)×0.08
・パターンd:t=p+(100ーp)×0.24
(ただし、pが60点未満の場合には(p-60)を(60-p)と読み替えてtを算出した上で、pかtの高い方の点数を総合成績とする。)
*最終評価は、合否判定用成績が 60点以上になった場合に、上記の数式にy, r, kに林、矢野、片岡の最終評価を入れて上記の計算式で算出したtの数値となる。
○「英語」の再試験について
1.「英語」の評価で合格点に達しなかったものを対象に、吉田、沼田、片岡の3人のそれぞれが再試験を実施する。ただし、受験するのは定期試験の平均点が60点未満だった教員の再試験だけである。
2.再試験で合格となるためには、以下のいずれかに該当しなければならない。
① y’, r’, k’ をそれぞれ吉田、沼田、片岡の再試験の得点(再試験を受けない場合には定期試験の平均点)とした場合、次の式が60点以上になった場合。 ( y'×2+r'×2+k' )×1/5
ただし、定期試験の得点だけで(再試験をひとつも受けることなく)この式が60点以上になっている場合には、片岡の課す課題の実施状況によって合否を判断する。
② 「②定期試験の得点のところに再試験の得点(再試験を受けない場合には定期試験の得点)を置き換えて上記の合否判定用成績算出の計算式で算出した成績が60点以上になった場合、eラーニングの評価点を変更することによって合否判定用成績算出の計算式で算出した成績が60点以上になった場合、またはその両方によって合否判定用成績算出の計算式で算出した成績が60点以上になった場合。」上記の合否判定用成績算出の計算式の定期試験の得点のところに、再試験の得点(再試験を受けない場合には定期試験の平均点)を置き換えて算出した成績が60点以上になった場合。 ・前関連科目:英語(1年) ・後関連科目:英語(3年)
注意点:
英語の四技能習得には、授業時間外の学習が欠かせない。また、毎日、音読練習を習慣にすること。
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス Lesson1. Part1 ・S+V+C / S+V+O / S+V+O+O |
・本文を音読し、要点を理解できる。 ・文の主語、補語、目的語、動詞を理解できる。
|
2週 |
Lesson1. Part2 ・S+V+C / S+V+O / S+V+O+O |
・本文を音読し、要点を理解できる。 ・文の主語、補語、目的語、動詞を理解できる。
|
3週 |
Lesson 1. Part3 ・S+V+C / S+V+O / S+V+O+O |
・本文を音読し、要点を理解できる。 ・文の主語、補語、目的語、動詞を理解できる。
|
4週 |
Lesson 1. Story Review ・S+V+C / S+V+O / S+V+O+O |
・本文に述べられている各国の4月について自分の表現を用いて表現できる。 ・自分の一番好きな月とその理由について英語で述べることができる。
|
5週 |
Lesson 2. Part1 ・S+V+O+C(=現在分詞) / S+V+O+C(=動詞の原形) / S+V+O+C(=過去分詞) |
・本文を音読し、要点を理解できる。 ・目的語と補語の関係を理解できる。
|
6週 |
Lesson 2. Part 2 ・S+V+O+C(=現在分詞) / S+V+O+C(=動詞の原形) / S+V+O+C(=過去分詞) |
・本文を音読し、要点を理解できる。 ・目的語と補語の関係を理解できる。
|
7週 |
Lesson 2. Part 3 ・S+V+O+C(=現在分詞) / S+V+O+C(=動詞の原形) / S+V+O+C(=過去分詞) |
・本文を音読し、要点を理解できる。 ・目的語と補語の関係を理解できる。 ・自分の一番好きな水族館とその理由について英語で述べることができる。
|
8週 |
前期中間試験を実施する |
|
2ndQ |
9週 |
Lesson 3. Part1 ・形式主語①(to不定詞)/ 否定の主語 / 形式主語②(that節) |
・本文を音読し、要点を理解できる。 ・形式主語構文を理解できる。
|
10週 |
Lesson 3. Part2 ・形式主語①(to不定詞)/ 否定の主語 / 形式主語②(that節) |
・本文を音読し、要点を理解できる。 ・形式主語構文を理解できる。
|
11週 |
Lesson 3. Part3 ・形式主語①(to不定詞)/ 否定の主語 / 形式主語②(that節) |
・本文を音読し、要点を理解できる。 ・形式主語構文を理解できる。 ・「ジュリエットクラブ」について自分の意見を英語で述べることができる。
|
12週 |
英検テストを定期考査期間中に実施する |
|
13週 |
Lesson 4. Part1 ・助動詞may(推量), must(強い推量)/ seem+to不定詞 / 助動詞+完了形 |
・本文を音読し、要点を理解できる。 ・助動詞を理解できる。
|
14週 |
Lesson 4. Part2 ・助動詞may(推量), must(強い推量)/ seem+to不定詞 / 助動詞+完了形 |
・本文を音読し、要点を理解できる。 ・助動詞を理解できる。
|
15週 |
Lesson 4. Part3 ・助動詞may(推量), must(強い推量)/ seem+to不定詞 / 助動詞+完了形 ・ライティングのテストを授業時間内に実施する |
・本文を音読し、要点を理解できる。 ・助動詞を理解できる。 ・国内外の祭りについて英語で表現することができる。
|
16週 |
|
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
Lesson 5. Part1 ・現在完了進行形 / 現在完了形の受け身 / 過去完了進行形 |
・本文を音読し、要点を理解できる。 ・現在完了形を理解できる。
|
2週 |
Lesson 5. Part2 ・現在完了進行形 / 現在完了形の受け身 / 過去完了進行形 |
・本文を音読し、要点を理解できる。 ・現在完了形を理解できる。
|
3週 |
Lesson 5. Part3 ・現在完了進行形 / 現在完了形の受け身 / 過去完了進行形 |
・本文を音読し、要点を理解できる。 ・現在完了形を理解できる。 ・ゴミを減らす工夫について英語で表現することができる。
|
4週 |
Lesson 6. Part1 ・S+V(=be動詞)+C(=thatなどで始まる節) / 形式目的語①(that 節)/ 形式目的語②(to不定詞) |
・本文を音読し、要点を理解できる。 ・形式目的語構文を理解できる。
|
5週 |
Lesson 6. Part2 ・S+V(=be動詞)+C(=thatなどで始まる節) / 形式目的語①(that 節)/ 形式目的語②(to不定詞) |
・本文を音読し、要点を理解できる。 ・形式目的語構文を理解できる。
|
6週 |
Lesson 6. Part3 ・S+V(=be動詞)+C(=thatなどで始まる節) / 形式目的語①(that 節)/ 形式目的語②(to不定詞) |
・本文を音読し、要点を理解できる。 ・形式目的語構文を理解できる。
|
7週 |
Lesson 6. Part4 ・S+V(=be動詞)+C(=thatなどで始まる節) / 形式目的語①(that 節)/ 形式目的語②(to不定詞) |
・本文を音読し、要点を理解できる。 ・形式目的語構文を理解できる。 ・自分の好きなスポーツ選手について英語で表現することができる。
|
8週 |
後期中間試験を定期考査期間中に実施する |
|
4thQ |
9週 |
Lesson 7. Part1 ・関係代名詞 / 前置詞+関係代名詞 / 関係副詞 / 関係詞の非制限用法 |
・本文を音読し、要点を理解できる。 ・関係詞を含んだ分を理解できる。
|
10週 |
Lesson 7. Part2 ・関係代名詞 / 前置詞+関係代名詞 / 関係副詞 / 関係詞の非制限用法 |
・本文を音読し、要点を理解できる。 ・関係詞を含んだ分を理解できる。
|
11週 |
Lesson 7. Part3 ・関係代名詞 / 前置詞+関係代名詞 / 関係副詞 / 関係詞の非制限用法 |
・本文を音読し、要点を理解できる。 ・関係詞を含んだ分を理解できる。
|
12週 |
英検テストを実施する |
|
13週 |
Lesson 7. Part4 ・関係代名詞 / 前置詞+関係代名詞 / 関係副詞 / 関係詞の非制限用法 |
・本文を音読し、要点を理解できる。 ・関係詞を含んだ分を理解できる。 ・自分の好きな国内外の風習や行事について英語で表現することができる。
|
14週 |
Reading Transients in Arcadia |
・本文を音読し、要点を理解できる。
|
15週 |
ライティングのテストを授業時間内に実施する |
・自分の好きな国内外の風習や行事について英語で表現することができる。
|
16週 |
|
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用の基礎となる知識 | 聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。 | 3 | |
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。 | 3 | |
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。 | 3 | |
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。 | 3 | |
英語運用能力の基礎固め | 日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。 | 3 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。 | 3 | |
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。 | 3 | |
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。 | 3 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。 | 3 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。 | 3 | |
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。 | 3 | |
英語運用能力向上のための学習 | 自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。 | 3 | |
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。 | 3 | |
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。 | 3 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。 | 3 | |
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。 | 3 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。 | 3 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。 | 3 | |
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。 | 3 | |
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。 | 3 | |