到達目標
コミュニケーション能力の基礎力を養い、「読む」「書く」「話す」「聴く」、それぞれの能力を総合的に生かすことができる。また、教材を通じて人類の文化にも触れ、幅広い視野に立って物事を考えることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 「読む」「書く」能力を十分に生かし総合的に活用することができる。 | 「読む」「書く」能力を一定程度生かして活用することができる。 | 「読む」「書く」能力を生かして活用することができない。 |
評価項目2 | 「話す」「聴く」能力を十分に生かし総合的に活用することができる。 | 「話す」「聴く」能力を一定程度生かして活用することができる。 | 「話す」「聴く」能力を生かして活用することができない。 |
評価項目3 | 人類の文化に触れ、幅広い視野に立って物事を考え、十分に表現することができる。 | 人類の文化に触れ、それなりの視野に立って物事を考え、表現することができる。 | 人類の文化に触れ、幅広い視野に立って物事を考え、表現することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
あらゆる学問の根本として国語の重要性が叫ばれつつある。また、社会人に必須なものとしてコミュニケーション能力は欠かすことはできない。この授業ではその基礎力を養うことを主眼として、「読む」「書く」ことの徹底と、「話す」「聴く」ことの訓練を進めていきたい。とりわけ社会科の科目との関連性がある。
授業の進め方・方法:
週3時間のうち2時間は教科書を使った講義形式の授業、1時間は表記トレーニングを実施する。なお、成績評価は定期試験の成績(80%)と読書レポート(10%)、表記トレーニングなどの提出物(10%)により総合評価を行い、60点以上を合格とする。読書レポートの提出が遅れた場合、遅れた日数に応じて減点の対象とする。未提出の場合は国語の単位を認めない。再試験は前期末、後期末、学年末に実施し、60点以上を合格ラインとする。
注意点:
教科書、ノートはもちろんのこと、この他に国語辞典、漢和辞典、便覧はいつも用意して授業に臨むこと。週1時間は表記トレーニングを実施するが、その提出を心がけて欲しい。その際に自己チェックの甘い学生には再提出を求める。なお、表記トレーニングの未提出は減点の対象とする。さらに夏休みの課題として読書レポートの提出を義務づけるが、未提出の学生には国語の単位を与えないので注意すること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
小説「ナイン」①、表記トレーニング① |
小説を味わい、表現を理解することができる。
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2週 |
小説「ナイン」②、表記トレーニング ② |
〃
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3週 |
小説「ナイン」③、表記トレーニング③ |
〃
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4週 |
『伊勢物語』と「芥川」①、表記トレーニング④ |
『伊勢物語』の文学的位置づけを知り、その作品世界を味わい、表現を理解することができる。
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5週 |
「芥川」②、表記トレーニング⑤ |
〃
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6週 |
「筒井筒」①、表記トレーニング⑥ |
〃
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7週 |
「筒井筒」②、表記トレーニング⑦ |
〃
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8週 |
前期中間試験を実施する |
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2ndQ |
9週 |
小説「清兵衛と瓢箪」①、答案返却と解説 |
志賀直哉の文学的位置を知り、小説を味わい、表現を理解することができる。
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10週 |
小説「清兵衛と瓢箪」②、表記トレーニング⑧ |
〃
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11週 |
小説「清兵衛と瓢箪」③、表記トレーニング⑨ |
〃
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12週 |
小説「清兵衛と瓢箪」④、表記トレーニング⑩ |
〃
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13週 |
漢文「漁夫の利」、表記トレーニング⑪ |
漢文の基礎知識を踏まえ、その表現を味わい、理解することができる。
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14週 |
漢文「論語」①、表記トレーニング⑫ |
〃
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15週 |
漢文「論語」②、表記トレーニング⑬ |
〃
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16週 |
前期末試験を実施する |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
小説「山月記」①、表記トレーニング⑭ |
中島敦の文学的位置を知り、小説を味わい、表現を理解することができる。
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2週 |
小説「山月記」②、表記トレーニング⑮ |
〃
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3週 |
小説「山月記」③、表記トレーニング⑯ |
〃
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4週 |
小説「山月記」④、表記トレーニング⑰ |
〃
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5週 |
随筆「敬語への自覚、他者への自覚」(橋本治)①、表記トレーニング⑱ |
随筆を味わい、表現を理解できる。敬語の基礎知識を理解することができる。
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6週 |
随筆「敬語への自覚、他者への自覚」(橋本治)②、表記トレーニング⑲ |
〃
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7週 |
随筆「敬語への自覚、他者への自覚」(橋本治)③、表記トレーニング⑳ |
〃
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8週 |
後期中間試験を実施する |
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4thQ |
9週 |
小説「こころ」(夏目漱石)①、表記トレーニング㉑、答案返却と解説 |
夏目漱石の文学的位置を知り、小説を味わい、表現を理解することができる。
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10週 |
小説「こころ」(夏目漱石)②、表記トレーニング㉒ |
〃
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11週 |
小説「こころ」(夏目漱石)③、表記トレーニング㉓ |
〃
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12週 |
小説「こころ」(夏目漱石)④、表記トレーニング㉔ |
〃
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13週 |
小説「こころ」(夏目漱石)⑤、表記トレーニング㉕ |
〃
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14週 |
詩歌「小諸なる古城のほとり」(島崎藤村)、表記トレーニング㉖ |
島崎藤村の文学的位置を知り、詩を味わい、表現を理解することができる。
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15週 |
詩歌「小景異情」(室生犀星)、表記トレーニング㉗ |
室生犀星の文学的位置を知り、詩を味わい、表現を理解することができる。
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16週 |
後期末試験を実施する |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 3 | |
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。 | 3 | |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 3 | |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 3 | |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 3 | |
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。 | 3 | |
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。 | 3 | |
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。 | 3 | |
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。 | 3 | |
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。 | 3 | |
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。 | 3 | |
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。 | 3 | |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 3 | |
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。 | 3 | |
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
基礎的能力 | 80 | 0 | 0 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |