・プロジェクトチームで、チームリーダの統率のもとレーザカッター,3Dプリンタ,PICにより構成されたライントレースカーを作り、協力することにより目的を達成できる。
・CloudStack により仮想ネットワーク上の仮想マシンを立ち上げ運用ができる。
・モーションキャプチャによるデータの取得と、取得したデータを利用したコンテンツの作成ができる。
・OpenSource(HTML5 Canvas, WebSocket)を利用した組込み系Webアプリケーションを作ることができる。
概要:
オムニバス形式で数人のグループ毎に実施し、各テーマ毎に決められた成果を出す。答えが一つではない問題に対してチームワークで協力し問題解決に挑む。テーマは、組込み系製作、モーションキャプチャリング、ネットワークシステム、組込み系Webアプリケーションの4つについて行う。
※この科目は企業でコンピュータ関連システムの開発に携わっていた教員が、その経験を活かし,組込み系システムの開発についての授業を行う。
授業の進め方・方法:
オムニバス形式で数人のグループ毎に実施し、各テーマ毎に決められた成果を出す。
テーマは、組込み系製作、モーションキャプチャリング、ネットワークシステム、組込み系Webアプリケーションの4つについて行う。
評価はテーマ毎に100点満点で行い、全テーマの評価を平均したものが60点以上である場合に合格とする。
注意点:
協働の精神でそれぞれが能力を発揮し協力して一つの成果を出すこと。
個人だけで担当部分の作業を終えるのではなく、コミュニケーションをとり他へのサポートを行いまた他からのサポートを受けることで問題を解決して行くこと。
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
プロジェクトチームでの目標と計画作成 |
プロジェクトチームのメンバーの役割やチームコミュニケーションの必要性を説明できる。
|
2週 |
ライントレースカーの機能と責任分担確認とプロジェクト実行 |
各メンバーの役割とそれを達成するために必要な技術について説明できる。
|
3週 |
プロジェクトの実行 |
各自の役割遂行により、担当するPIC、レーザーカッター、3Dプリンタについて説明できる。
|
4週 |
プロジェクトの実行 |
メンバー間コミュニケーションにより技術的知識を共有できる。
|
5週 |
プロジェクトの実行 |
スケジュールの調整、プロジェクト完成までの問題点を説明できる。
|
6週 |
プロジェクトの実行 |
プロジェクトの中で責任を果たすことの大切さを説明できる。
|
7週 |
総合設計・製作 |
問題解決のため適切に他メンバーに助けを求めることの大切さを説明できる。期限厳守、過剰品質にしないことの大切さを説明できる。
|
8週 |
HTML5 Canvasを用いたWebアプリケーションの作成1 |
HTML5 Canvasを使ってプラットフォームによらないアプリケーションプログラムの作成ができる。
|
2ndQ |
9週 |
HTML5 Canvasを用いたWebアプリケーションプログラムの作成2 |
Webブラウザで動作する画像処理アプリケーションを作ることができる。
|
10週 |
組込みコンピュータ1(mbed,WallBot)のプログラミング |
組込みコンピュータを利用してセンサやアクチュエータ(モータ)の制御ができる。
|
11週 |
組込みコンピュータ2(mbed,WallBot)のプログラミング |
組込みコンピュータをネットワークに接続してネットワークを利用したプログラミングができる。
|
12週 |
組込みコンピュータを制御するWebアプリケーションの作成1 |
組込みコンピュータを制御するWebアプリケーションを作成できる。
|
13週 |
組込みコンピュータを制御するWebアプリケーションの作成2 |
組込みコンピュータを制御するWebアプリケーションを作成できる。
|
14週 |
組込みコンピュータを制御するWebアプリケーションの作成3 |
jQueryを使ってWebアプリケーションをタブレットでも使いやすくすることができる。
|
15週 |
まとめ |
前期の内容をまとめる。
|
16週 |
前期期末試験 実施しない |
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
Redmine によるプロジェクト管理 |
チケットにより、進捗管理ができる。
|
2週 |
Redmine によるプロジェクト管理 |
チケットにより、進捗管理ができる。
|
3週 |
Vagrant による仮想マシンの作成、サーバーの立ち上げ |
Vargant による仮想マシン作成、運用ができる。
|
4週 |
Vagrant による仮想マシンの作成、サーバーの立ち上げ |
Vargant による仮想マシン作成、運用ができる。
|
5週 |
Dcoker によるコンテナ操作 |
Docker により仮想ネットワーク上の仮想マシンを立ち上げ運用ができる。
|
6週 |
Dcoker によるコンテナ操作 |
Docker により仮想ネットワーク上の仮想マシンを立ち上げ運用ができる。
|
7週 |
CloudStack によるクラウド操作 |
Docker により仮想ネットワーク上の仮想マシンを立ち上げ運用ができる。
|
8週 |
3次元データの性質・操作 3次元モーションキャプチャの仕組み |
3次元データの性質を解説できる。 モーションキャプチャを操作することができる。
|
4thQ |
9週 |
3次元モデラの基本操作 |
3次元モデラを使って、モデルデータを作成できる。
|
10週 |
モーションデータの取得とコンテンツ作成 |
モデルデータとモーションデータを組み合わせてアニメーション動画を作成できる。
|
11週 |
モーションデータの取得とコンテンツ作成 |
モデルデータとモーションデータを組み合わせてアニメーション動画を作成できる。
|
12週 |
モーションデータの取得とコンテンツ作成 |
モデルデータとモーションデータを組み合わせてアニメーション動画を作成できる。
|
13週 |
モーションデータの取得とコンテンツ作成 |
モデルデータとモーションデータを組み合わせてアニメーション動画を作成できる。
|
14週 |
モーションデータの取得とコンテンツ作成 |
モデルデータとモーションデータを組み合わせてアニメーション動画を作成できる。
|
15週 |
まとめ |
後期の内容をまとめる。
|
16週 |
後期期末試験:実施しない |
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 3 | |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 3 | |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 計算機工学 | ハードウェア記述言語など標準的な手法を用いてハードウェアの設計、検証を行うことができる。 | 4 | |
要求仕様に従って、標準的なプログラマブルデバイスやマイコンを用いたシステムを構成することができる。 | 4 | |
コンピュータシステム | 分散処理システムについて、特徴と代表的な例を説明できる。 | 4 | |
情報通信ネットワーク | 主要なサーバの構築方法を説明できる。 | 4 | |
情報通信ネットワークを利用したアプリケーションの作成方法を説明できる。 | 4 | |
ネットワークを構成するコンポーネントの基本的な設定内容について説明できる。 | 4 | |
SSH等のリモートアクセスの接続形態と仕組みについて説明できる。 | 4 | |
基本的なルーティング技術について説明できる。 | 4 | |
基本的なフィルタリング技術について説明できる。 | 4 | |
分野別の工学実験・実習能力 | 情報系分野【実験・実習能力】 | 情報系【実験・実習】 | 与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。 | 4 | |
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 4 | |
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。 | 4 | |
フローチャートなどを用いて、作成するプログラムの設計図を作成することができる。 | 4 | |
問題を解決するために、与えられたアルゴリズムを用いてソースプログラムを記述し、得られた実行結果を確認できる。 | 4 | |
論理回路などハードウェアを制御するのに最低限必要な電気電子測定ができる。 | 4 | |
標準的な開発ツールを用いてプログラミングするための開発環境構築ができる。 | 4 | |
要求仕様にあったソフトウェア(アプリケーション)を構築するために必要なツールや開発環境を構築することができる。 | 4 | |