情報セキュリティ演習

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 情報セキュリティ演習
科目番号 0090 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学分野 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 教科書:特になし
参考書:情報セキュリティ読本 六訂版: IT時代の危機管理入門(実教出版), ハッキング・ラボのつくりかた 完全版 仮想環境におけるハッカー体験学習 イプシロン著 (翔泳社), ホワイトハッカー入門 阿部ひろき著 (インプレス)
担当教員 秋川 元宏

到達目標

情報セキュリティにおける現状と対策方法を理解し、それを問題解決に適用できる。
チームで適切にコミュニケーションを取り、チームで情報セキュリティの問題に対処することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1インターネットの概念を詳細に説明できる。インターネットの概念を説明できる。インターネットの概念を説明できない。
評価項目2コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する代表的な対策について詳細に説明できる。コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する代表的な対策について説明できる。コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する代表的な対策について説明できない。
評価項目3ICTやICTツール、文書等を自らの専門分野において情報収集や情報発信に適切に活用できる。ICTやICTツール、文書等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できる。ICTやICTツール、文書等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
情報セキュリティは学問としてはまだ日が浅い領域であり,課題解決志向の領域でもあります.
本演習では,情報セキュリティは何かを実際の演習を通して学びます.
授業の進め方・方法:
毎回の授業で、小テストまたは報告書の提出を求めます。
演習室での演習と教室での講義を適宜行います。本講義では,情報セキュリティは何かを実際の演習を通して学びます.、講義によって習った知識を演習により、さらに深いものにする。

最終評価:定期試験80%+提出物20%
     定期試験:中間試験と期末試験の2回
     提出物:小テストまたは報告書
合格基準:定期試験80%と課題20%の合計が60%を以上であること
再試験の場合、試験60%で合格となるが、最終成績の最高点は60%とする。

前関連科目:コンピュータネットワーク 後関連科目:ソフトウェア工学他
注意点:
講義だけでなく、情報処理実験室のPCを使った実習も行う。
小テストや報告書は欠席すると提出できません。欠席しないようにしましょう。

本科目は学修単位科目であるため、授業時間相当の自主学習(授業の予習・復習を含む)を行う必要がある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 情報セキュリティ概論 情報セキュリティとは何かを俯瞰し,なぜ対策が必要かを理解する.
2週 リスクマネジメント演習 実際の事例を対象に,情報資産の特定やリスク管理を行うことができる.
3週 サイバーセキュリティにおける倫理 サイバーセキュリティ技術を習得するうえで必要となる倫理を実践することができる.
4週 OSINT インターネットにある情報から目的の情報を抽出することができる.
5週 RSA暗号 RSA暗号アルゴリズムを実装し,平文を暗号化および暗号化文を復号することができる.
6週 RSA暗号 RSA暗号アルゴリズムを実装し,平文を暗号化および暗号化文を復号することができる.
7週 ログ解析演習 リダイレクトやパイプを駆使して,サーバのログから攻撃の痕跡を抽出することができる.
8週 ログ解析演習 リダイレクトやパイプを駆使して,サーバのログから攻撃の痕跡を抽出することができる.
4thQ
9週 ログ解析演習 リダイレクトやパイプを駆使して,サーバのログから攻撃の痕跡を抽出することができる.
10週 ログ解析演習 リダイレクトやパイプを駆使して,サーバのログから攻撃の痕跡を抽出することができる.
11週 可用性・多層防御 可用性を上げるためのシステムの構成法や多層防御の仕組みを理解し説明できる.
12週 セキュアプログラミング プログラミングで起こりうる脆弱性を理解し,脆弱性を埋め込まない設計や実装を説明できる.
13週 セキュアプログラミング プログラミングで起こりうる脆弱性を理解し,脆弱性を埋め込まない設計や実装を説明できる.
14週 セキュアプログラミング プログラミングで起こりうる脆弱性を理解し,脆弱性を埋め込まない設計や実装を説明できる.
15週 セキュアプログラミング プログラミングで起こりうる脆弱性を理解し,脆弱性を埋め込まない設計や実装を説明できる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000