CAD/CAM

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 CAD/CAM
科目番号 0011 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学分野 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 SolidWorksによる3次元CAD 第2版(実教出版,門脇重道・藤本 浩・高瀬善康・黒田博晟)
担当教員 渡邊 聖司

到達目標

1.3次元モデルをデザインし,2次元図面を作成することができる.
2.力学に基づいた解析(力学,メカニズム)のシミュレーションをすることができる.
3.3次元モデルから自動加工情報の抽出をすることができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目13次元モデルをデザインし,2次元図面を迅速かつ正確に作成することできる. 3次元モデルをデザインし,2次元図面を正確に作成することできる.3次元モデルをデザインし,2次元図面を作成することができない.
評価項目2力学に基づいた解析(力学,メカニズム)のシミュレーションを迅速かつ正確にすることができる. 力学に基づいた解析(力学,メカニズム)のシミュレーションを正確にすることができる. 力学に基づいた解析(力学,メカニズム)のシミュレーションをすることができない.
評価項目33次元モデルから自動加工情報の抽出を迅速かつ正確にすることができる. 3次元モデルから自動加工情報の抽出を正確にすることができる. 3次元モデルから自動加工情報の抽出ができない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C 説明 閉じる
JABEE d-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
"3D-CAD(3Dimennsional Computer Aided Design)利用技術の発展に伴い,これからの機械系技術者は,その技術修得が必要不可欠のものとなった.この科目の目標は,第3学年「CAD」で修得した3D-CADシステムSolidWorksの基本操作から,その応用として設計に重点を置いた3D-CAD/CAE の方法論の解説とともに,設計演習を通して3D-CADシステムを活用した機械設計能力を養成することである.また,学生間の協働や能動的な学習を通して,コミュニケーション能力を養成することである.

本校教育目標 C:100 %   JABEE教育目標 c 新基準: d1
"
授業の進め方・方法:
"①この授業の主体は,3D-CAD システムの操作方法の熟知(修得)もあるが,創造的な設計能力を養成することを主眼に,3D-CAD システムの機能を利用した高度な利用方法について演習主体で実施します.②第2,第3学年の「機械設計製図ⅠおよびⅡ」「CAD」で学修したに内容を十分に理解していること.③必要に応じて,第2,第3学年の「機械設計製図ⅠおよびⅡ」で使用した教科書「機械製図(実教出版)」を持参すること.

成績評価方法 ①合否判定:すべての演習課題およびCAD技術に関するレポートが指定期日までに提出され,すべての演習課題およびレポートの評価平均点が60点を超えていること. 演習課題およびレポート提出(60%)+演習課題およびレポート内容(40%)
       ②演習課題の評価:課題の正誤
       ③最終評価:合格(合否判定60点以上);合否判定+受講態度(最大+10%)
             不合格(合否判定60点未満);合否判定
       ④後期末再試験:未提出の演習課題およびレポートと,別に課す追加課題またはレポートを提出し,評価基準に基づいた,
              その評点が60点を超えていること.
       ⑤学年末再試験:未提出の演習課題およびレポート,後期末再試験にて別に課した追加課題またはレポート,さらに別に
              課すレポートを提出し,評価基準に基づいた,その評点が60点を超えていること.

①授業(90分)は,演習主体で実施しますので,進度に個人差が生じることがあります.遅れは放課後などを利用して,自主的に遅れを取り戻してください.②演習課題やレポートの提出は,期限を遵守してください.③疑問点や不明な点は,必要に応じて授業中や授業終了時の振り返り(ミニッツペーパーへの記入)やオフィスアワーを利用して質問してください.

前関連科目 CAD   後関連科目 CAE,デジタルデザインコンペ"
注意点:
参考書
①はじめての3D CAD SOLIDWORKS入門(電気書院,株式会社マインズ著)
②SolidWorksでできる設計者CAE(日刊工業新聞社,水野 操著)
③よくわかる3次元CADシステムSolidWorks入門 Part3(日刊工業新聞社,(株)アドライズ編)
④3次元CAD SolidWorks練習帳(日刊工業新聞社,(株)アドライズ編)
⑤よくわかるSolidWorks演習 モデリングマスター編(日刊工業新聞社,(株)アドライズ編)
⑥機械製図(実教出版)"

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 "ガイダンス
SolidWorksの起動と終了"
"講義の進め方が理解できる. 
SolidWorksの起動と終了を理解することができる."
2週 3-Dモデリング①
3-Dモデリングとアセンブリができる. 
3週 3-Dモデリング② 3-Dモデリングとアセンブリができる. 
4週 3-Dモデリング③ 3-Dモデリングとアセンブリができる. 
5週 3-Dモデリング④
3-Dモデリングとアセンブリができる. 
6週 2次元図面化①
3-Dモデルを2次元図面に変換ができる.
7週 2次元図面化② 3-Dモデルを2次元図面に変換ができる.
8週 メカニズムシミュレーション①
3-Dアセンブリモデルから機構解析ができる. 
2ndQ
9週 メカニズムシミュレーション②
3-Dアセンブリモデルから機構解析ができる. 
10週 メカニズムシミュレーション③
3-Dアセンブリモデルから機構解析ができる. 
11週 CAE(ビーム要素)①
はり構造の曲げ,たわみをシミュレーションができる. 
12週 CAE(ビーム要素)② はり構造の曲げ,たわみをシミュレーションができる. 
13週 3次元モデルから自動加工情報の抽出①
3-Dモデルから自動加工情報を抽出することができる.
14週 3次元モデルから自動加工情報の抽出② 3-Dモデルから自動加工情報を抽出することができる.
15週 3次元モデルから自動加工情報の抽出③
3-Dモデルから自動加工情報を抽出することができる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図物体の投影図を正確にかくことができる。3
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。3
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。3
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力0000000
専門的能力000±100100100
分野横断的能力0000000