数学A

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 数学A
科目番号 0015 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 機械工学分野 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 教科書:新 基礎数学 改訂版(大日本図書),問題集:新 基礎数学問題集 改訂版(大日本図書) ,補助教材: 新編 高専の数学1問題集(森北出版)
担当教員 池田 盛一,村上 公一,小谷 泰介,上別府 陽

到達目標

評価項目1:整式の四則計算ができる
評価項目2:方程式および不等式を解くことができる
評価項目3:関数のグラフをかくことができる
評価項目4:指数・対数の計算をすることができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1因数定理などを用いて複雑な式の因数分解ができる整式の四則計算および因数分解ができる整式の四則計算および因数分解ができない
評価項目2高次方程式および分数方程式・無理方程式を解くことができる2次方程式および連立方程式を解くことができ, 1次・2次不等式を解くことができる2次方程式および1次不等式を解くことができない
評価項目3関数の逆関数を求めることができる2次関数および分数関数・無理関数のグラフをかくことができる2次関数のグラフをかくことができない
評価項目4指数・対数の方程式・不等式を解くことができる指数・対数の性質を利用して計算することができる指数・対数の値を求めることができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C 説明 閉じる

教育方法等

概要:
数学的な考え方や数式の計算技能を深め,方程式・不等式の解法を身に付ける.また,関数の概念および基本的な性質を習得する.
以上を通じて第2学年からの微分・積分の学習に備える.
授業の進め方・方法:
教科書・ノート等を忘れず持参し,授業の内容をきちんとノートにとること
授業で指示された問いや練習問題を必ず自学自習し,次の授業のときに解答を示せるように準備しておくことを求める

すべての試験の合計によって評価し,6割以上で合格とする
6割以上の場合,授業態度などを10%までの範囲で加減する
詳しくは数学の評価基準に基づき別に定める
再試験は、前期末、後期末、学年末に実施する

関連科目:数学A,B,C(2年)
注意点:
授業の内容を十分に理解するためには,ノートをきちんととり,積極的に質問するように努め,さらに後で復習することが大切である.
ノートは1年数学Bと別にすること

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 係数・次数
整式の加法・減法
係数および次数を求めることができる
整式の加法・減法の計算ができる
2週 整式の展開
因数分解
整式を展開できる
整式を共通因数でくくることができる
3週 たすきがけ
整式の除法
たすきがけを用いて2次式の因数分解ができる
整式の除法の計算ができる
4週 最大公約数・最小公倍数
剰余の定理
最大公約数・最小公倍数を求めることができる
剰余の定理を利用して余りを求めることができる
5週 因数定理
分数式の乗法・除法
因数定理を利用して高次式の因数分解ができる
分数式の約分ができる
6週 分数式の加法・減法
繁分数式
分数式の通分ができる
繁分数式の計算ができる
7週 分数式の変形
絶対値
分子の次数の方が小さい分数式に変形できる
絶対値を求めることができる
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 平方根
複素数の計算
平方根の計算および分母の有理化ができる
複素数の四則計算ができる
10週 共役複素数および複素数の絶対値
2次方程式
共役複素数および複素数の絶対値を求めることができる
2次方程式の解を求めることができる
11週 判別式
解と係数の関係
2次方程式の解を判別することができる
2次方程式の解と係数の関係を使うことができる
12週 高次方程式
連立方程式
高次方程式および連立方程式を解くことができる
13週 分数方程式
無理方程式
分数方程式および無理方程式を解くことができる
14週 恒等式 恒等式になるように定数を定めることができる
15週 等式の証明
1次不等式
等式の証明をすることができる
1次不等式を解くことができる
16週 前期末試験
後期
3rdQ
1週 連立1次不等式
不等式の証明
連立1次不等式を解くことができる
不等式の証明をすることができる
2週 相加・相乗平均の関係
関数とその定義域・値域
相加・相乗平均の関係を用いて,不等式を証明することができる
関数の定義域・値域を求めることができる
3週 2次関数のグラフ 2次関数を標準形に直しグラフをかくことができる
4週 2次関数の最大・最小 2次関数の最大値・最小値を求めることができる
5週 2次関数と2次方程式・2次不等式 2次関数と2次方程式の関係がわかる
2次関数のグラフを用いて2次不等式を解くことができる
6週 偶関数・奇関数
グラフの平行移動
関数が偶関数または奇関数であることを判定できる
グラフの平行移動を理解できる
7週 分数関数
無理関数
分数関数および無理関数のグラフをかくことができる
8週 後期中間試験
4thQ
9週 グラフの対称移動
逆関数
グラフの対称移動を理解できる
逆関数を求めることができる
10週 累乗根
指数の拡張
累乗根を求めることができる
指数法則を用いた計算ができる
11週 指数関数
指数方程式・不等式
指数関数のグラフをかくことができる
指数方程式・不等式を解くことができる
12週 対数の定義・性質
底の変換公式
対数の意味を理解し,性質を用いた計算ができる
底の変換公式を用いた計算ができる
13週 対数関数 対数関数のグラフをかくことができる
14週 対数方程式・不等式 対数方程式・不等式を解くことができる
15週 常用対数 常用対数の値を求めることができる
16週 後期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学整式の加減乗除の計算、及び因数定理等を利用した簡単な因数分解ができる。 3前1,前2,前3,前5
分数式の加減乗除の計算ができる。3前5,前6
実数の絶対値について理解し、計算ができる。3前7
分母の有理化等の平方根の計算ができる。3前9
複素数の相等を理解し、加減乗除及び絶対値の計算ができる。3前9,前10
解の公式等を利用して、二次方程式を解くことができる。3前10
因数定理等を利用して、高次方程式を解くことができる。3前12
連立方程式を解くことができる。3前12
無理方程式及び分数方程式を解くことができる。3前13
一次不等式及び二次不等式を解くことができる。3前15,後1,後5
恒等式の考え方を活用できる。3前14
二次関数の性質及びグラフを理解し、最大値や最小値を求めることができる。3後3,後4
分数関数や無理関数の性質及びグラフを理解し、分数関数や無理関数を含む不等式に応用できる。3後7
与えられた関数の逆関数を求め、その性質を説明できる。3後9
累乗根や指数法則を利用した計算ができる。3後10
指数関数の性質及びグラフを理解し、指数関数を含む方程式・不等式を解くことができる。3後11
対数の性質を理解し、対数の計算ができる。3後12
対数関数の性質及びグラフを理解し、対数関数を含む方程式・不等式を解くことができる。3後13,後14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100