到達目標
1.機械要素を説明することができる.
2.各種機構とその運動の性質を説明することができる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 機械要素を迅速かつ的確・詳細に説明できる.
| 機械要素を的確・詳細に説明できる.
| 機械要素を説明できない.
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評価項目2 | 各種機構とその運動の性質を迅速に計算で求めることができる.
| 各種機構とその運動の性質を計算で求めることができる.
| 各種機構とその運動の性質を求めることができない.
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評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 C
説明
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JABEE d-1
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教育方法等
概要:
現在の機械は,メカトロニクス化によって制御は電子回路化され,センサやアクチュエータとの組み合わせることによって,機械要素の組み合わせだけでは実現不可能であった複雑な機能を持つことが可能となった.
この科目の目標は,従来の機械製品において,複雑な動作を実現するために必要であった各種機構とその運動の性質を修得し,応用する能力を養成するとともに,学生間の協働や能動的な学習を通して,コミュニケーション能力を養成することである.
本校教育目標 C:100 % JABEE教育目標 新基準: d1
授業の進め方・方法:
①数学の基礎的知識(三角関数,微分・積分)が必要です.
②演習レポート提出がほぼ毎回あります.
③演習レポート作成のためのレポート用紙(A4)や授業演習の電卓,定規,分度器,コンパスなどを忘れずに必ず持参してください.
成績評価方法
①合否判定:授業演習,演習レポート,定期試験,それぞれの平均点を下式の割合とし,算出した評点が60点を超えていること.
成績評価式 授業演習(10%)+演習レポート(30%)+定期試験(60%)
②最終評価:合格 合否判定+受講態度(最大10点) , 不合格 合否判定
③再試験:前期末再試験,学年末再試験を複数回実施する.なお,再試験の詳細は,実施前にも説明する.
前期末再試験,学年末再試験の受験条件:未提出の授業演習,演習レポートを提出すること.
①出席確認は,入室時に「出欠確認シート」にてセルフチェックします.授業資料は,「出欠確認シート」の横にありますので,各自で取ってください.
②授業(90分)は,解説や説明を20~25分,学生間の協働や能動的な学習による授業演習を60分(プリント配布),振り返り5分(ミニッツペーパーへの記入)で実施します.
③教科書の章末問題を演習レポートとして課すことがあります.
④この授業は,学修単位1ですので,内容の理解を深めるためには,復習が必須です.
⑤授業演習の目標は,『時間内にクラス全員が演習を終了すること』です.そのため,学生間の協働や能動的な学習をするうえでのコミュニケーション能力が重要となります.
⑥演習レポートは,再提出となる場合もあります.演習レポートは,返却しませんので必要に応じてコピーを取るなどしてください.
⑦オフィスアワーの時間を利用した積極的な復習や自学自習を歓迎します.Teams個別チャットでの質問も可能です.
前関連科目 機械設計法Ⅰ 後関連科目 制御工学,卒業研究
注意点:
参考書
①機械設計1(実教出版,中川恵二他共著)
②機械設計2(実教出版,中川恵二他共著)
③機構学入門(東京電機大学出版局,高 行男著)
④機構学(実教出版,森田 釣著) など
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス,機械運動の基礎①
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講義の進め方が理解できる. 機械と機構,機構に関する用語が理解でき,説明することができる.
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2週 |
機械運動の基礎②
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連鎖と機構が理解でき,諸計算ができる.
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3週 |
機械運動の基礎③ |
瞬間中心,3瞬間中心の定理などが理解でき, 諸計算ができる.
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4週 |
機構における速度・加速度① |
機構における分速度,加速度・角速度などが 理解でき,諸計算ができる.
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5週 |
機構における速度・加速度②
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機構における分速度,加速度・角速度などが 理解でき,諸計算ができる.
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6週 |
摩擦伝動装置①
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転がり接触,角速度比一定の転がり接触,摩擦車などが理解でき,諸計算ができる.
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7週 |
摩擦伝動装置② |
転がり接触,角速度比一定の転がり接触,摩擦車などが理解でき,諸計算ができる.
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8週 |
中間試験 |
後期中間試験を実施する.
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4thQ |
9週 |
歯車装置①
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歯車歯形,滑り速度,平歯車・はすば歯車,かさ歯車などが理解でき,諸計算ができる. 中心固定の歯車列が理解でき,諸計算ができる.
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10週 |
歯車装置②
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遊星歯車列(差動歯車列)が理解でき,合成回転数などの諸計算ができる.
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11週 |
カム装置① |
カムの種類,カムの輪郭などが理解でき,カムの輪郭を描くことができる.
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12週 |
カム装置② |
カム線図(変位線図・速度線図・加速度線図)が理解でき,諸計算とカム線図(変位線図・速度線図・加速度線図)を描くことができる.
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13週 |
リンク装置①
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四節回転連鎖,スライダクランク連鎖が理解でき,諸計算ができる.
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14週 |
リンク装置②
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四節回転連鎖,スライダクランク連鎖が理解でき,諸計算ができる.
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15週 |
巻掛け装置
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巻掛け媒介節,平ベルト伝動,Vベルト伝動,チェーン伝動が理解でき,説明するができる. 平ベルト伝動における諸計算ができる.
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16週 |
期末試験
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後期末試験を実施する.
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 機械設計 | 歯車の種類、各部の名称、歯型曲線、歯の大きさの表し方を説明できる。 | 4 | 後9 |
すべり率、歯の切下げ、かみあい率を説明できる。 | 4 | 後9 |
標準平歯車と転位歯車の違いを説明できる。 | 4 | 後9 |
歯車列の速度伝達比を計算できる。 | 4 | 後9,後10 |
リンク装置の機構を理解し、その運動を説明できる。 | 4 | 後13 |
代表的なリンク装置の、変位、速度、加速度を求めることができる。 | 4 | 後14 |
カム装置の機構を理解し、その運動を説明できる。 | 4 | 後11 |
主な基礎曲線のカム線図を求めることができる。 | 4 | 後12 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 0 | 0 | 10 | 0 | 40 | 110 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 60 | 0 | 0 | 10 | 0 | 40 | 110 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |