概要:
英語検定準2級の試験問題に対応できる英語力(語彙、読解、作文、リスニングに関する能力)を身につけることで、論理的な文章を英語で記述したり英語でコミュニケーションを行えるようになるための基本的な英語力の充実を目指す。 ・前関連科目:1年英語 ・後関連科目:3年英語
授業の進め方・方法:
毎授業、英語検定準2級レベルの語彙に関する問題、読解に関する問題、作文に関する問題、などを配した自主教材の設問を各自で解いてきて、解答解説を受けることで、語彙力、読解力、作文力の向上を図る。また適宜リスニングの問題を授業中に課すことでリスニング力の向上も図る。なお、10月には全員が「英語検定準2級」の試験を受験することになっているので、授業では適宜それに合格するためのアドバイス等も与える。
評価については、定期試験の得点がそのまま本授業の合否判定用の評価となる。ただし、「英語」の評価で60点以上の学生に対しては、授業への参加姿勢の観点で、本授業の評価点に±5点を加減算して本授業の最終評価とする。なお、「英語」の成績評価方法と再試験については以下の通りである。
○2年生の「英語」の評価方法について
・ 林、沼田、片岡のそれぞれの合否判定用成績を2:2:1の割合で乗じてその合計点を5で割った点数を60%、単語テストの成績の平均点を20%、英検テストの成績の平均点を20%として、その合計点を出し、その合計点に0.8を乗じて、それに「英語検定準2級の判定点(合格〔2級以上合格も含む〕:20点、1次合格:17 点、1次不合格でCSEスコア1200以上:14点、CSEスコア1000~1199:10点、CSEスコア999以下:0点)」を加える。ただし原級生については昨年度の判定点を用いることとする。(新たに英検を受験した場合には、上記のCSEスコアによって判定点を決めるが、合否判定用成績の算出には昨年度の判定点と比べて高い方の判定点を採用する。ここまでの総合点Pを算出する数式は次の通りである。p ={ (y×2+r×2+t)×1/5×0.6+Wt×0.2+Et×0.2}×0.8+英語検定準2級の判定点(y, r, k はそれぞれ林、沼田、片岡の合否判定用成績、Wtは単語テストの成績〔100点満点に換算〕の平均点、Et は英検テストの平均点)この総合点Pを、さらに以下の「eラーニングで身につける中級英語・前編」の進捗状況によるパターンの数式に当てはめて算出した数値を「英語」の合否判定用成績とする。
*「eラーニングで身につける中級英語・前編」の進捗状況によるによるパターンは以下の通りである。
・パターンa:本科Lesson8までの中で学習を完了していないレッスンがある場合
・パターンb:本科Lesson8までは完了しているけれど、ランダム演習の最後までの中で学習を完了していないレッスンがある場合
・パターンc:ランダム演習の最後までは完了しているけれど、ディクテーションの中で学習を完了していないレッスンがある場合
・パターンd:すべてのレッスンの学習を完了している場合
*上記の各パターンごとに、以下の数式で「英語」の合否判定用成績(t)を算出する。
・パターンa:t=p-(p-60)×0.24
・パターンb:t=p+(100ーp)×0.08-(pー60)×0.16
・パターンc:t=p+(100―p)×0.16-(pー60)×0.08
・パターンd:t=p+(100ーp)×0.24
(ただし、pが60点未満の場合には(p-60)を(60-p)と読み替えてtを算出した上で、pかtの高い方の点数を総合成績とする。)
最終評価は、合否判定用成績が 60点以上になった場合に、上記の数式にy, r, kに林、沼田、片岡の最終評価を入れて上記の計算式で算出したtの数値となる。
○「英語」の再試験について
1.「英語」の評価で合格点に達しなかったものを対象に、林、沼田、片岡の3人のそれぞれが再試験を実施する。ただし、受験するのは定期試験の平均点が60点未満だった教員の再試験だけである。
2.再試験で合格となるためには、以下のいずれかに該当しなければならない。
① y’, r’, k’ をそれぞれ林、沼田、片岡の再試験の得点(再試験を受けない場合には定期試験の平均点)とした場合、次の式が 60点以上になった場合。 ( y'×2+r'×2+k' )×1/5
ただし、定期試験の得点だけで(再試験をひとつも受けることなく)この式が平均点が60点以上になっている場合には再試験ではなく、片岡の課す課題の実施状況によって合否を判断する。
②定期試験の得点のところに再試験の得点(再試験を受けない場合には定期試験の得点)を置き換えて上記の合否判定用成績算出の計算式で算出した成績が60点以上になった場合、eラーニングの評価点を変更することによって合否判定用成績算出の計算式で算出した成績が60点以上になった場合、またはその両方によって合否判定用成績算出の計算式で算出した成績が60点以上になった場合。
注意点:
英語の読解力、作文能力、リスニング能力という3技能を測る方策として英語検定準2級を学生全員が受験する機会を設けた。また、準2級合格を日々の英語学習を行う上でのモチベーションともなるように成績評価にも反映させている。授業に積極的に参加することは言うまでもなく、自主学習教材も活用して日々英語学習に励んでもらいたい。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
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2週 |
自主教材1 短文の空所補充問題(1) |
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
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3週 |
自主教材2 短文の空所補充問題(2) |
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
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4週 |
自主教材3 会話文の空所補充問題(1) |
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
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5週 |
自主教材4 長文の空所補充問題(1) |
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
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6週 |
自主教材5 Writing の問題の解説 |
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
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7週 |
自主教材6 Writing の練習問題(1) |
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
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8週 |
前期中間試験を実施する |
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2ndQ |
9週 |
自主教材7 短文の空所補充問題(3) |
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
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10週 |
自主教材8 短文の空所補充問題(4) |
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
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11週 |
自主教材9 会話文の空所補充問題(2) |
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
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12週 |
自主教材10 長文の空所補充問題(2) |
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
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13週 |
自主教材11 Listening の練習(1) |
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
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14週 |
自主教材12 Writing の練習問題(2) |
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
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15週 |
自主教材13 Writing の練習問題(3) |
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
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16週 |
前期期末試験を実施する |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
自主教材14 Listening の練習(2) |
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
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2週 |
自主教材15 Writing の練習問題(4) |
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
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3週 |
自主教材16 短文の空所補充問題(5) |
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
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4週 |
自主教材17 短文の空所補充問題(6) |
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
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5週 |
自主教材18会話文の空所補充問題(3) |
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
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6週 |
自主教材19 長文の空所補充問題(3) |
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
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7週 |
自主教材20 Listening の練習(3) |
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
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8週 |
後期中間試験を実施する |
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4thQ |
9週 |
自主教材21 短文の空所補充問題(7) |
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
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10週 |
自主教材22 短文の空所補充問題(8) |
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
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11週 |
自主教材23会話文の空所補充問題(4) |
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
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12週 |
自主教材24 長文の空所補充問題(4) |
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
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13週 |
自主教材25 Listening の練習(4) |
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
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14週 |
自主教材26 Writing の練習問題(5) |
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
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15週 |
自主教材27 Writing の練習問題(6) |
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
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16週 |
後期期末試験を実施する |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用の基礎となる知識 | 聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。 | 3 | |
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。 | 3 | |
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。 | 3 | |
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。 | 3 | |
英語運用能力の基礎固め | 日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。 | 3 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。 | 3 | |
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。 | 3 | |
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。 | 3 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。 | 3 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。 | 3 | |
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。 | 3 | |
英語運用能力向上のための学習 | 自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。 | 3 | |
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。 | 3 | |
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。 | 3 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。 | 3 | |
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。 | 3 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。 | 3 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。 | 3 | |
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。 | 3 | |
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。 | 3 | |