情報処理

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 情報処理
科目番号 0051 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学分野 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 テキストはとくに使用しない。1年生のコンピュータリテラシーで使用したテキストを一部、参考とする。 一からしっかり学ぶ!Office基礎と情報モラル(Office365・Office2019対応)(noa出版) 参考書として 4stepsエクセル統計(オーエムエス出版) ・例題で学ぶExcel統計入門(森北出版) ・三択式エクセル問題集 「3Q」(http://html-quiz.cocolog-nifty.com/excelquiz/)など 
担当教員 大槻 香子,岩間 雄介

到達目標

評価項目1 Microsoft365Excelで関数とデータベース機能の基本操作ができる.
評価項目3 基本的な統計分析の手法が理解できる.
評価項目3 Microsoft365Excelの統計関数を使ったデータ分析ができ,レポートにまとめることができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1MicrosoftExcelの関数やデータベース機能の基本操作ができ、必要に応じて応用的な使い方ができる.MicrosoftExcelの関数やデータベース機能の基本的な操作ができる.MicrosoftExcelの関数やデータベース機能の基本的な操作ができない.
評価項目2データ処理の目的に合わせた統計分析の方法を選択することができ、その内容を十分に理解・説明することができる.データ処理の目的に合わせた統計分析の方法を選択することができ、その基本的な内容を理解することができる.データ処理の目的に合わせた統計分析の方法を選択することができず、内容を理解することができない.
評価項目3MicrosoftExcelの操作で統計関数を使ったデータ分析ができ,表やレポートを十分に作成できる.MicrosoftExcelの操作で統計関数を使ったデータ分析ができ,基本的な表やレポートを作成できる.MicrosoftExcelの操作で統計関数を使ったデータ分析ができず,表やレポートを十分に作成できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
表計算ソフトMicrosoftExcelを使った実践的な統計処理とデータ分析ができることを目標とする.
集計・グラフ化など基本的なデータ処理ができ、相関分析・回帰分析などが理解できる

この科目は企業で汎用コンピュータの技術計算を担当するシステムエンジニアだった教員が,その経験を活かし,
データ処理の基礎を講義と演習形式で授業を行うものである.
授業の進め方・方法:
毎回の講義はパソコン操作の演習を実施し、講義中に終わらなかった課題は宿題とし、
期限内提出を求めるため、個人でMaicrosoftOfficeがインストールされているパソコンを所有し,予習復習できる事が望ましい.

演習課題を5課題実施する。定期試験は実施しない。
合否判定は、全演習課題の評価平均点とし60点以上を合格とする。
最終評価は合否判定と同じ評価とする。不合格の場合,課題(レポート)を課し60点以上の場合,合格とする。

関連科目は情報リテラシー,数学,環境工学I,II,卒業研究

学習・教育到達度目標割合(C:100%) JABEE目標 d-1
注意点:
1年生の情報リテラシーのエクセルの知識を前提とする科目です.実践的なデータ処理を身に付け,レポート作成や研究課題でのデータ分析に習得した知識を役立ててください.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
Excelグラフ作成1
Excelの基本操作を確認し、簡単なグラフを作成することができる。
2週 Excelグラフ作成2(課題1)
与えられたデータで作成したグラフを作成し、簡単な関数を使った計算ができる。その内容からデータの分析ができる。
3週 Excel関数計算1 与えられたデータを元にExcelの関数機能を使って計算ができる。
4週 Excel関数計算2(課題2) 与えられたデータを元にExcelの関数計算ができ、シートを超えた帳票処理ができる。
5週 Excelデータベース処理1 簡単なExcelのデータベース機能の基本操作を確認し、データの抽出、整理が出来る。
6週 Excelデータベース処理2 与えられたデータを元にExcelのピボットテーブルを使ってデータの分類と整理ができ、そのデータを使ったグラフを作成することができる。
7週 データ分析レポートの作成(課題1) 6週目までで学んだExcelで作成したグラフを使ってWordでレポートが作成できる.
8週 Excelヒストグラム 与えられたデータを元にExcelでヒストグラムを作成することができる。
2ndQ
9週 Excel標準偏差 与えられたデータを元にExcelで標準偏差を求め、その意味を理解することができる。
10週 Excelデータ分析1 ヒストグラムや標準偏差の作成を通じ、与えられたデータを分析することが出来る。
11週 Excel 相関 Excelを使って与えられたデータの相関を判断することができる。
12週 Excelデータ分析2 与えられたデータ群の相関関係を分析することができる。
13週 e-statの使い方 政府の統計データ窓口であるe-statを使って、分析したいデータを取得することができる。
14週 データ分析レポートの作成(課題2) 13週までに得た知識を用いて、エクセルを使用した総合的なレポートを作成することができる。
15週 データ分析レポートの作成(課題2) 13週までに得た知識を用いて、エクセルを使用した総合的なレポートを作成することができる。
16週 予備日 予備日

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。4前1,前6,前7,前8,前14,前15
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。4前6,前14
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。4前2,前3,前4,前9,前10,前11,前12,前13
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。4前2,前3,前4,前10,前11,前12,前13
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
専門的能力00001000100
基礎的能力0000000
分野横断的能力0000000