建築史(4412)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 建築史(4412)
科目番号 5Z91 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位A: 1
開設学科 産業システム工学科環境都市・建築デザインコース 対象学年 5
開設期 冬学期(4th-Q) 週時間数 4th-Q:2
教科書/教材 日本建築史図集、新訂第三版、日本建築学会編 彰国社刊
担当教員 エンケ ホルワ

到達目標

・ 社寺および住宅を中心とした日本の古建築について、基本的な知識・用語を理解する。
・ 社寺および住宅を中心とした日本の古建築について、それぞれの時代を代表する建築様式を理解する。
・ 社寺および住宅を中心とした日本の古建築について、用途の変遷とそれに伴う建築的構成の変化を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本建築の歴史に関して、基礎的な用語と知識を十分に習得できる日本建築の歴史に関して、基礎的な用語と知識を習得できる日本建築の歴史に関して、基礎的な用語と知識を習得できない。
評価項目2日本建築の歴史に関して、様式の変遷を十分に理解できる日本建築の歴史に関して、様式の変遷を理解できる日本建築の歴史に関して、様式の変遷を理解できない
評価項目3日本建築の様式の変遷に関して、社会的・文化的背景を十分に理解できる日本建築の様式の変遷に関して、社会的・文化的背景を理解できる日本建築の様式の変遷に関して、社会的・文化的背景を理解できない

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP3 ◎ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本講義では、現代建築のルーツの一つである日本の伝統的な建築について、その様式の変遷を通史的に学習する。ただし「日本の伝統的な建築」はきわめて多岐にわたるため、ここでは、①住宅建築の歴史、②神社建築の歴史、③寺院建築の歴史、以上の三点を概説的に解説する。また、それぞれの歴史を学ぶ際には、具体的な事例を通して理解を深めるのとともに、社会的・文化的・技術史的背景を学ぶことによって、なぜ当該の時期に当該の様式が成立することになったのかを教授する。
授業の進め方・方法:
・ 教科書とスライドを中心とした講義形式を採る。
・ 総合評価は学期末の到達度試験によって行い、100点満点中、60点以上を合格とする。また答案は採点後返却し、達成度を伝達する。
注意点:
・ 本講義の内容を深く理解するためにも、近隣に現存する日本の伝統的な建築を見学すること。
・ 現代建築を見学した際には、どの部分に日本の伝統的な構造・意匠が用いられているのかを考えること。また、何故そのような構造・意匠が用いられたのか、自分なりの意見を考えるようにすること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
4thQ
9週 ガイダンス ~建築史の基礎知識~ 身舎・庇、柱間など、日本建築史を学ぶ上での基本的な知識を身に付ける。
10週 住宅建築① 古代に成立した寝殿造の構成について、基本的な知識を身に付ける。
11週 寺院建築① 飛鳥時代・奈良時代に伝来した寺院建築について、基本的な知識を身に付ける。
12週 寺院建築② 平安末から鎌倉初における寺院建築の変化と発展について、基本的な知識を身に付ける。
13週 寺院建築③ 鎌倉時代初期に伝来した大仏様と禅宗様について、基本的な知識を身に付ける。
14週 寺院建築④ 密教本堂における平面・構造の変遷について、基本的な知識を身に付ける。
15週 城郭建築① 中世末から近世にかけての城郭や庶民の住居について、基本的な知識を身に付ける。
16週 到達度試験
(答案返却とまとめ)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力500000050
専門的能力500000050
分野横断的能力0000000