到達目標
1.自ら行動して問題を解決する能力を身に付ける。
2.グループ内で協力したり作業を分担したりしながらチームで活動する能力を身に付ける。
3.難しい原理を分かりやすく説明できるようなプレゼンテーション能力を身に付ける。
【教育目標】E
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
問題解決能力 | 適切に課題を設定し、それを解決するための行動計画を立てて実行し、問題点を修正しながら活動できる。 | 課題を設定し、それを解決するための行動計画を立てて活動できる。 | 課題の設定ができず、計画的に行動することができない。 |
チームワーク | グループ内で他者の考えを認めながら協力し合うことができ、リーダーとしてまとめることができる。 | グループ内で他者の考えを認めながら協力して活動することができる。 | グループ内で他者の考えを受け入れることができず、チームとしての活動ができない。 |
プレゼンテーション能力 | 難しい実験の原理を、相手のレベルに合わせて分かりやすく説明することができる。 | 難しい実験の原理を分かりやすく説明することができる。 | 実験の原理を分かりやすく説明することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
PBL完結型教育として、グループ活動として、化学系・化学工学系の新しい実験づくりを試行し、その成果を動画としてまとめる。前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力(社会人基礎力)と創造性、プレゼンテーション能力の強化を、実験づくりを通して行う。
授業の進め方・方法:
グループの能力と目標、時間との関係で、達成できる見通しを持つこと、共通認識を育てること、最後までやり抜くことが大切である。必要な材料等も予算内で調達する。そして、作り出した実験内容の動画を作成し、取り組みの成果を発表する。
注意点:
【実験内容】動画を視聴する一般の方にも実験のおもしろさが伝わり、安全に再現できる内容を選ぶこと。
【実験に必要な物品手配】最小限の量を購入する。化学薬品は操作上の注意も含めて使用の適否を判断する。購入したい場合は、担当教員にカタログ番号などを連絡する。
【評価方法・評価基準】班構想発表会、動画作品、成果発表会などの発表と活動内容、ならびに個人報告書を対象に評価する。60点以上を単位修得とする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
科目の概要説明、班構成、テーマ検討 |
4~5名のグループを作り、班ごと調査し、取り組む内容についてアイデアを練る。
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2週 |
構想発表会の準備 |
班ごとに取り組む内容についての発表会の準備ができる。
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3週 |
班構想発表会 |
班ごとに取り組む内容について適切に発表できる。
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4週 |
班で協議しながら 試行錯誤して実験を具体化する(1)(以下「班実験」と呼ぶ) |
班で相談しなが必要な器具や適切な手順を考え、実験に取り組むことができる。
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5週 |
班実験 (2) |
適切に活動できる。
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6週 |
班実験 (3) |
適切に活動できる。
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7週 |
班実験 (4) |
適切に活動できる。
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8週 |
班実験 (5) |
適切に活動できる。
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2ndQ |
9週 |
班実験 (6) |
適切に活動できる。
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10週 |
班実験 (7)、実験のまとめ |
これまでの実験をまとめ、作成する動画の構想を練ることができる。
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11週 |
班実験 (8)、動画作成 |
実験内容の動画を作成することができる。
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12週 |
班実験 (9)、動画作成 |
実験内容の動画を作成することができる。
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13週 |
成果発表会の準備 |
これまでの成果をまとめ、発表会の準備をすることができる。
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14週 |
成果発表会 |
これまでの成果を発表することができる。
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15週 |
まとめ |
学習内容を振り返る。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。 | 3 | |
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。 | 3 | |
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。 | 3 | |
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。 | 3 | |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。 | 3 | |
総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。 | 1 | |
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。 | 1 | |
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。 | 1 | |
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。 | 1 | |
評価割合
| 班構想発表会 | 動画作品 | 成果発表会 | 個人報告書 | 合計 |
総合評価割合 | 24 | 30 | 30 | 16 | 100 |
問題解決能力 | 8 | 10 | 10 | 16 | 44 |
チームワーク | 8 | 10 | 10 | 0 | 28 |
プレゼンテーション能力 | 8 | 10 | 10 | 0 | 28 |