到達目標
①基本的な機器分析法について原理や特徴、測定法などの基本的な内容を理解することができる。
②分析の目的にあわせて適切な機器分析法を選択し、その概略を説明することができる。
③目的の機器分析法について、文献を調査し、必要な情報をまとめることができる。
【教育目標】D
【学習・教育到達目標】D-2
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
機器分析の概論の理解 | 機器分析の一般的な特徴や役割、注意事項について理解し、社会との関わりを説明できる。 | 機器分析の一般的な特徴や役割、注意事項について理解できる。 | 機器分析の一般的な特徴や役割、注意事項について理解できない。 |
各種機器分析法の理解 | 代表的な機器分析法の専門的な内容を理解し、測定例をもとに解析することができる。 | 代表的な機器分析法の基本的な内容を理解し、測定例をもとに解析することができる。 | 代表的な機器分析法の基本的な内容を理解し、測定例をもとに解析することができない。 |
文献調査・発表 | 代表的な機器分析法について文献調査を行い、その内容をまとめ、社会との関わりを説明することができる。 | 代表的な機器分析法について文献調査を行い、その内容をまとめることができる。 | 代表的な機器分析法について文献調査を行い、その内容をまとめることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
基本的な機器分析法について原理や特徴、測定法などの基本的な内容について説明する。さらに、分析の目的にあわせて適切な機器分析法を選択し、その概略を説明するために文献を調査し、必要な情報をまとめる方法について説明する。
授業の進め方・方法:
・授業は指定された教室で行う。
・授業は方法論の原理や特徴は教科書を中心に、機器の構成や分析操作はビデオやスライドなどを用いて行う。
・定期的に文献調査の課題を課す。
注意点:
【事前学習】
・「授業項目」に対応する教科書の内容を事前に読んでおくこと。また、授業後に復習を行うこと。
・第2学年で学修した「分析化学」の内容を復習しておくこと
【評価方法・評価基準】
・試験(70%)、課題(30%)で評価する。詳細は第1回目の授業で告知する。
・必要な自学自習時間数相当分のレポート等の提出がなかったり、不備の場合は評価を60点未満とする。
・60点以上を単位修得とする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーション、機器分析の役割 |
機器分析の役割について理解できる。
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2週 |
顕微鏡1:光学顕微鏡、電子顕微鏡 |
光学顕微鏡、SEM、TEM、SPMについて理解できる。
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3週 |
顕微鏡2:電子顕微鏡、走査プローブ顕微鏡 |
光学顕微鏡、SEM、TEM、SPMについて理解できる。
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4週 |
分子分光法1:光と物質の相互作用 |
吸収および発光の現象について理解できる。
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5週 |
分子分光法2:紫外可視吸光分光法 |
紫外可視分光法、蛍光法、赤外分光法、ラマン分光法の 原理および応用についてについて理解できる。
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6週 |
分子分光法3:蛍光法、赤外分光法 |
紫外可視分光法、蛍光法、赤外分光法、ラマン分光法の 原理および応用についてについて理解できる。
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7週 |
分子分光法3:検量線 |
各種検量線法を理解し、濃度を計算することができる
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
グループワーク1、原子スペクトル法1 |
原子吸光法、ICP発光法、ICP質量分析法の原理および応用についてについて理解できる。
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10週 |
グループワーク2、原子スペクトル法2 |
原子吸光法、ICP発光法、ICP質量分析法の原理および応用についてについて理解できる。
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11週 |
グループワーク3、X線分光法 |
X線回折法、蛍光X線法の原理および応用についてについて理解できる。
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12週 |
グループワーク4、クロマトグラフィー1 |
各種クロマトグラフィーの原理および特性を理解することができる。
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13週 |
グループワーク5、クロマトグラフィー2 |
各種クロマトグラフィーの原理および特性を理解することができる。
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14週 |
グループプレゼンテーション |
グループごとに調査した内容をプレゼンテーションすることができる。
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15週 |
まとめ |
授業全体について振り返り、その内容をまとめることができる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 分析化学 | 光吸収について理解し、代表的な分析方法について説明できる。 | 4 | |
Lambert-Beerの法則に基づく計算をすることができる。 | 4 | |
イオン交換による分離方法についての概略を説明できる。 | 4 | |
溶媒抽出を利用した分析法について説明できる。 | 4 | |
無機および有機物に関する代表的な構造分析、定性、定量分析法等を理解している。 | 4 | |
クロマトグラフィーの理論と代表的な分析方法を理解している。 | 4 | |
特定の分析装置を用いた気体、液体、固体の分析方法を理解し、測定例をもとにデータ解析することができる。 | 4 | |
化学工学 | 基本的な抽出の目的や方法を理解し、抽出率など関係する計算ができる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
機器分析の概論の理解 | 25 | 0 | 25 |
各種機器分析法の理解 | 45 | 0 | 45 |
文献調査・プレゼンテーション | 0 | 30 | 30 |