創成化学工学実験

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 創成化学工学実験
科目番号 0058 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質化学工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 佐藤 和久,渡邊 崇,戸谷 一英,梁川 甲午

到達目標

1.自ら行動して問題を解決する能力を身に付ける。
2.グループ内で協力したり作業を分担したりしながらチームで活動する能力を身に付ける。
3.難しい原理を分かりやすく説明できるようなプレゼンテーション能力を身に付ける。

【教育目標】E
【学習・教育到達目標】D-2, E-2

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
問題解決能力適切に課題を設定し、それを解決するための行動計画を立てて実行し、問題点を修正しながら活動できる。課題を設定し、それを解決するための行動計画を立てて活動できる。課題の設定ができず、計画的に行動することができない。
チームワークグループ内で他者の考えを認めながら協力し合うことができ、リーダーとしてまとめることができる。グループ内で他者の考えを認めながら協力して活動することができる。グループ内で他者の考えを受け入れることができず、チームとしての活動ができない。
プレゼンテーション能力難しい実験の原理を、相手のレベルに合わせて分かりやすく説明することができる。難しい実験の原理を分かりやすく説明することができる。実験の原理を分かりやすく説明することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 PBL完結型教育として、グループ活動として、化学系・化学工学系の新しい実験づくりを試行し、その成果を高専祭で発表する。前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力(社会人基礎力)と創造性、プレゼンテーション能力の強化を、実験づくりを通して行う。 また、実験を進める、来場者に説明するために必要な知識をアクティブラーニングの機会でもある。
授業の進め方・方法:
グループの能力と目標、時間との関係で、達成できる見通しを持つこと、共通認識を育てること、最後までやり抜くことが大切である。必要な材料等も予算内で調達する。高専祭で来場者に成果を発表し、得票を成績に組み込む。
注意点:
【実験内容】実験室の状況と勘案して、来場者にプレゼンでき、アピール内容、工夫ができる内容を選ぶこと。

【実験に必要な物品手配】最小限の量を購入する。化学薬品は操作上の注意も含めて使用の適否を判断する。購入したい場合は、担当教員にカタログ番号などを連絡する。

【評価方法・評価基準】構想発表会、高専祭プレゼン、成果報告会、報告書など、発表と活動内容と報告書を対象に評価する。60点以上を単位修得とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 科目の概要説明 科目の概要を説明できる。
2週 個人の実験づくりの構想・整理、発表準備練習① 自分の工夫できる点・検討したい点を明確にし、高専祭で来場者にプレゼンすることをゴールとして適切な構想を立て、発表の準備ができる。
3週 個人の実験づくりの構想・整理、発表準備練習② 自分の工夫できる点・検討したい点を明確にし、高専祭で来場者にプレゼンすることをゴールとして適切な構想を立て、発表の準備ができる。
4週 個人構想発表会① 自分の構想を適切に発表できる。
他者の発表も聞いて、良い点、改善点を意識して評価ができる。
5週 個人構想発表会② 自分の構想を適切に発表できる。
他者の発表も聞いて、良い点、改善点を意識して評価ができる。
6週 班編成し、対話を通して、班での構想・活動計画を立てる① 構想を具体化し、工夫点を盛り込み、スケジュールに変換できる。
分かりやすい説明、予想される質問に答える意識ができる。
7週 班編成し、対話を通して、班での構想・活動計画を立てる② 構想を具体化し、工夫点を盛り込み、スケジュールに変換できる。
8週 班構想発表会 自分達の構想を適切に発表できる。
他班の発表を聞いて、良い点、改善点を意識して評価ができる。
2ndQ
9週 班で協議しながら、オリジナルな実験に具体化する。試行錯誤し、実験内容と実験方法などを整理し、高専祭で発表する内容を創る①(以下「班実験」と呼ぶ)。 提案や質問ができる。協議に参加し意見交換ができる。必要な器具や適切な手順を考えることができる。失敗を恐れず、まずやってみることができる。失敗の原因や次の実験の構想を感が続けることができる。粘り強く考え、実験に取り組むことができる。
10週 班実験② 適切に活動できる。
11週 班実験③ 適切に活動できる。
12週 班実験④ 適切に活動できる。
13週 班実験⑤ 適切に活動できる。
14週 班実験⑥ 適切に活動できる。
15週 班実験⑦ 適切に活動できる。
16週 班実験⑧ 適切に活動できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

個人構想発表会個人報告書班別構想発表会班別最終発表会最終報告書高専祭得点合計
総合評価割合20201616208100
問題解決能力0200020040
チームワーク0880420
プレゼンテーション能力200880440