電気計測Ⅰ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 平成27年度 (2015年度)
授業科目 電気計測Ⅰ
科目番号 0068 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気システム工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 書名:電気・電子計測 第3版    著者:阿部武雄     発行所:森北出版
担当教員 佐藤 拓

到達目標

計測系領域では電気・電子計測に関する理論や電気・電子計測に必要な知識と手法を習得することを目標とする。
計測の分類法、計器精度や測定誤差の定義、単位の成立ち等、計測の基礎について説明できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
測定論の基礎、SI単位系と単位の組み立て、計測標準、主要電気計器の原理とその活用法について学ぶ。さらに、電圧、電流、電力の測定、抵抗の測定について学ぶ。誤差や精度、SI単位、標準器、主要電気計器の原理を理解する。
授業の進め方・方法:
注意点:
計測工学は、機械工学、金属工学、化学工学、情報工学等、広い分野にまたがっているので、個々の理論と相互に比較しながら学習することが望ましい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 計測の基礎 計測方法の分類(偏位法/零位法、直接測定/間接測定、アナログ計測/ディジタル計測)を説明できる。
2週 精度と誤差 精度と誤差を理解し、有効数字・誤差の伝搬を考慮した計測値の処理が行える。
3週 統計処理 1次元および2次元のデータを整理して、平均・分散・標準偏差・相関係数・回帰曲線を求めることができる。
4週 単位系と標準 計測標準とトレーサビリティの関係について理解している。
5週 SI単位系 SI単位系における基本単位と組立単位について理解している。
6週 電気単位の組立 SI単位系における基本単位と組立単位について理解している。
7週 計測標準と標準器 計測標準とトレーサビリティの関係について理解している。
8週 復習(後期中間試験)
2ndQ
9週 測定範囲の拡大 倍率器・分流器を用いた電圧・電流の測定範囲の拡大手法について理解している。
10週 指示計器の構造 指示計器について、その動作原理を理解し、電圧・電流測定に使用する方法を説明できる。
11週 可動コイル形 指示計器について、その動作原理を理解し、電圧・電流測定に使用する方法を説明できる。
12週 可動鉄片形
指示計器について、その動作原理を理解し、電圧・電流測定に使用する方法を説明できる。
13週 電流力計形 指示計器について、その動作原理を理解し、電圧・電流測定に使用する方法を説明できる。
14週 各種指示計器 A/D変換を用いたディジタル計器の原理について理解している。
15週 復習1
16週 復習2(後期期末試験)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力400000040
専門的能力400000040
分野横断的能力200000020