到達目標
地球を始めとする太陽系天体の概要を学び、地球という星の存在について考える。また、地球内部や大気の構造を知り、そこで起こる諸現象について理解する。特に、地震など時に災害をもたらす現象や、身近な気象現象について理解を深める。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 地球の構造について具体的な数値とともに本質を理解している | 地球の構造の概要を理解している | 地球の構造について理解できていない |
評価項目2 | 地震や気象現象などについて、物理的な意味を含め本質を理解している | 地震や気象現象の概要を理解している | 地震や気象現象について理解できていない |
評価項目3 | 地球の形成・進化過程について、具体的な数値とともに本質を理解している | 地球の形成・進化過程の概要を理解している | 地球の形成・進化過程について理解できていない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
まず、地球という星の概要について解説する。続いて、地震や気象など、地球で起こる諸現象について説明する。これらは時として自然災害となるが、原因を理解することで災害時には適切に行動できるようになってもらいたい。さらに、地球の形成進化過程を他の惑星と比較しながら説明する。地球という惑星が、いかに特異な存在であるかを知ってほしい。また、環境問題についても正しい知識を身に付け、適切に対応してもらいたい。
授業の進め方・方法:
教科書をベースに、重要項目を選んで解説する。また、適宜演習用のプリントを配布し、各自に考えてもらいながら地球・惑星に関する理解を深めてもらう。
注意点:
三学科合同のため、広い教室で行う。ホワイトボードに板書する際には、出来るだけ大きな文字にするよう気をつけるが、出来るだけ前に詰めて着席してもらいたい。また、授業計画を立てているが、災害など身近な自然現象が起こった際には順番を入れ替えたり,(教科書には沿うが)計画とは異なる内容にする。加えて、各自の理解度を確認しながら授業を進めるため、シラバスに記載した内容の全てを取り扱うことが出来ない可能性もある。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
地球内部の構造と大気の構造 |
惑星としての地球について、概要を理解する。
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2週 |
プレートテクトニクス、日本列島の構造 |
地表がいくつかの「プレート」に分かれていることを知り、それらの運動によって起こる現象を知る。
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3週 |
地震波、断層運動、活断層 |
地震のメカニズムや地震波について知る。また、身近にある断層について理解を深める。
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4週 |
火山とマグマ |
地球の岩石の分類を理解する。また、火成活動とマグマの化学組成について理解を深める。
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5週 |
天気と天気図記号 |
身近な気象現象を理解するとともに、それらを天気図で表す際に用いられる記号について知る。
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6週 |
天気図 |
気象通報をもとに天気図を作成し、地上天気図が読めるようになる。
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7週 |
大気の運動 |
地上天気図と関連づけて高層天気図を理解し、気象現象の原因について理解を深める。
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8週 |
海洋の構造と海水の運動 |
海水の鉛直構造や各層の海水の運動について理解し、地球の熱輸送について考える。
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2ndQ |
9週 |
太陽系の形成過程と太陽系天体の概説 |
太陽および太陽系の天体はどの様なもので、どの様に形成されたのかを理解する。
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10週 |
比較惑星 |
太陽系を構成する惑星について理解を深める。
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11週 |
地球の形成・進化1 |
地球の形成、原始大気、原始海洋。
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12週 |
地球の形成・進化2 |
生命の誕生、大気・地表環境の変化
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13週 |
地球の形成・進化3 |
生物の進化、発生と絶滅
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14週 |
地球の形成・進化4 |
第四紀の地球、環境変動
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地歴・公民 | 現代科学の考え方や科学技術の特質、科学技術が社会や自然環境に与える影響について理解できる。 | 3 | |
社会や自然環境に調和し、人類にとって必要な科学技術のあり方についての様々な考え方について理解できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 100 |
総合評価割合 | 100 | 100 |