実用英語Ⅱ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 実用英語Ⅱ
科目番号 1029 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 総合科学系(広瀬キャンパス一般科目) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 "CNN 10 Student News Vol.8" 関戸冬彦・小暮正人著(朝日出版社)
担当教員 藤木 なほみ,鎌田 紀子

到達目標

・英語運用の基礎となる知識や技能を習得し,実際の場面での英語の使用に役立てることができる。
・相手と英語でコミュニケーションを図ろうとする態度や異文化を理解しようとする姿勢を身に付け,実際の場面での英語の使用に役立てることができる。
・社会性のある話題や自分の専門に関する基本的な情報や考えについて,内容の聴解,読解,伝達に加え,簡単な意見交換ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達のレベル(不可)
英語の語彙・文法の知識高い独立性を発揮して英語の語彙・文法知識を活用できる。口語英語表現への応用も利く。通常の状態で独立して英語の語彙・文法知識を活用できる。口語表現もほぼ理解できる。補助を得て英語の語彙・文法知識を活用できる。口語英語も指摘されれば理解できる。英語の語彙・文法知識を活用できない。口語英語表現への応用が利かない。
英語のライティングスキル高い独立性を発揮して構文・語彙を駆使した英文を作ることができる。通常の状態で独立して構文・語彙を使用した英文を作ることができる。補助を得て構文・語彙を使用した英文を作ることができる。補助を得ても,基礎的な英文が作れない。
英語の聴解と読解スキル映像を見ながら,初見のニュースの要点がおおむね理解できる。映像とトランスクリプトを参照しながら,ニュースの内容がおおむね理解できる。学習後,映像とトランスクリプトを参照すれば,ニュースの内容が理解できる。映像とトランスクリプトを参照しても,既習のニュース内容が半分ほどしか理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 2 国際的に通用する基礎的なコミュニケーション能力の習得

教育方法等

概要:
ニュース英語を題材として, 多方面にわたるトピックに興味を拓きながら, 自然な英語の音声や発話に「チューニング」していく。必要な語彙や言い回しを習得し, 省略や倒置などの口語表現に慣れることによって, 各学生が運用可能な英語の範囲を広げることを可能にする。進行状況に応じて, 特に科学技術英語の習得も視野に入れていきたい。
授業の進め方・方法:
英文を頭の中で整理して把握するだけでなく,要点を捉えて他の人にわかるように説明する力を養う。そのため, ニュース本体(トランスクリプト部分)については,特に最初と終わりの段落を各チームに割り振り,そのうちの一人に代表してミニ・プレゼンをしてもらう予定である。プレゼン内容や板書の方法については初回時に説明する。その他の段落や練習問題については, 状況に合わせて個人やチーム単位でランダムに指名する。学期の折り返し地点で, 既習事項の確認のため,語彙・リスニングに関するMidterm確認テストを行う。
注意点:
導入部の語彙問題(2 Voabulary/ 3 Vocabulary Exercise)は, 最低限, 予習が必要である。段落のミニ・プレゼンについては代表者のみの発表となるが, チームの未発表者には, 授業終了時に自分でまとめてきたもの(ミニ・プレゼン時の板書部分プラス全訳)を提出してその分を補ってもらう。その場合ミニ・プレゼンを行ったほうが若干評価点が高くなるので, 各自が時間がある時を選び, 進んでプレゼンを担当することが望まれる。なお, 補助教材として, ウエブ上で音声再生アプリや音声・映像ストリーミングが利用できるので, 十分に活用すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 Unit 8 Teaching English as a Second Language―アメリカで英語を第二外国語として教える― ・ニュース映像の事前視聴で聴解力を自己診断する。
・民族や移民の生活に関わる語彙の確認とTopic Paragraphを中心とした内容理解。
・ニュース本体を完成させる。
2週 Unit 8 Teaching English as a Second Language ・ニュース本体の内容理解。
・練習問題/ 映像の事後視聴で理解力向上の度合いを測る。
3週 Unit 9 Burgers and Antibiotics―ハンバーガーと抗生物質― ・ニュース映像の事前視聴で聴解力を診断する。
・食に関連する語彙の確認とTopic Paragraphを中心とした内容理解。            
・ニュース本体を完成させる。
4週 Unit 9 Burgers and Antibiotics ・ニュース本体の内容理解。
・練習問題/ 映像の事後視聴で理解力向上を確認する。
5週 Units 8-9の単語テスト①      
Unit 10 Ikigai―あなたの生きがいは?―                
・Units 8-9の語彙の綴りや用法を定着させる。
・Unit 9 ニュース映像の事前視聴で聴解力を診断する。
・長寿大国日本にまつわる語彙の確認とTopic Paragraphを中心とした内容理解。
・ニュース本体を完成させる。
6週 Unit 10 Ikigai                                                    ・ニュース本体の内容理解。
・練習問題/ 映像の事後視聴で理解力向上を確認する。
7週 Unit 11 Workers in South Korea―韓国の労働状況―  ・ニュース映像の事前視聴で聴解力を診断する。
・労働・仕事にまつわる語彙の確認とTopic Paragraphを中心とした内容理解。            
・ニュース本体を完成させる。
8週 Midterm確認テスト          
Unit 11 Workers in South Korea
・Units 8-10のリスニング問題に取り組み,既習の語彙を耳から把握しつつ正確なスぺリングで綴る。また, それによって各段落の内容が理解できているかを評価する。
・Unit 11 ニュース本体の内容把握と練習問題/ 映像の事後視聴で理解力向上を確認する。    
4thQ
9週 Unt 12 Smart Park in Dubai―技術を駆使したドバイの最新型公園― ・ニュース映像の事前視聴で聴解力を診断する。
・ドバイのテクノロジーにまつわる語彙の確認とTopic Paragraphを中心とした内容理解。
・ニュース本体を完成させる。
10週 Unit 12 Smart Park in Dubai ・ニュース本体の内容理解。
・練習問題/ 映像の事後視聴で理解力向上を確認する。
11週 Units 11-12の単語テスト② 
Unit 13 Ice Palaces―氷の宮殿―
・Units 11-12の単語の綴りや用法を定着させる。
・ニュース映像の事前視聴で聴解力を判断する。
・氷の祭典まつわる語彙の確認とTopic Paragraphの内容理解。 
・ニュース本体を完成させる。
12週 Unit 13 Ice Palaces ・ニュース本体の内容理解。
・練習問題/ 映像の事後視聴で理解力向上を確認する。
13週 Unit 14 A New Way of Farming―中東の農業スタイル― ・ニュース映像の事前視聴で聴解力を診断する。
・農業にまつわる語彙の確認とTopic Paragraphを中心とした内容理解。            
・ニュース本体を完成させる。
14週 後期のまとめと期末試験 後期学習内容に対する質問受付で, 疑問点を解消しておく。
15週 期末試験のフィードバックと後期の振り返り 期末試験の解答・解説と学生本人による見直しで, 最終的に理解不足を補う。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用能力向上のための学習英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3後1
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3後6,後8
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

期末試験単語テスト(平均)Midterm確認テスト発表もしくは課題提出(累計)授業への参加度合計
総合評価割合501820102100
基礎的能力2510105252
応用的能力258105048