住居計画

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 住居計画
科目番号 0023 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築デザインコース 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 坂口 大洋,相模 誓雄

到達目標

①日本の近代住宅の萌芽から完成までの流れがわかる。②現代の住宅の変遷及び集合住宅の計画論がわかる。③最近の住宅事例や住まい方の現代の課題がわかる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本の近代住宅の発展過程がわかり、伝統的住宅との違いが説明できる。日本の近代住宅の発展過程がわかる。日本の近代住宅の発展過程がわからない。
評価項目2様々な住宅デザインの手法について理解し、説明できる。様々な住宅デザインの手法を知っている。住宅デザインの手法がわからない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日本の近代住宅成立期においては、現代住宅の基礎となる重要な考察や実験が行われた。日本人の空間意識、住環境の洋風化、和洋の融合などについて学ぶ。
戸建住宅、集合住宅等のデザイン手法や、シェアハウスなど近年多様化する住宅の在り方について学ぶ。
この科目は企業で建築設計監理を担当していた教員(相模)が、その経験を活かし、住居の環境条件や設計手法について解説する。
授業の進め方・方法:
①近代住宅:表題毎にまとめた資料やスライドを見ながら説明を受ける。グループワークを行う。予習:毎回授業の最後に出題、復習:資料配布及び質問票。
② スライドを見ながら説明を受ける。適宜、参考資料を参照する。予習:初回に自宅の住環境に関するミニレポートを出題、復習:資料の配布、授業で学習した基に課題を出題。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 日本の近代住宅①日本人の空間意識と和洋折衷住宅 明治時代における住宅の間取りの問題点を明らかにし、ど のような改善が試みられたかを知る。
2週 日本の近代住宅②文化住宅と実験住宅 大正時代の住宅改良運動の目的、昭和初期において実験住宅を建てた研究者の創意がわかる。
3週 日本の近代住宅③近代住宅の完成 昭和時代・第二次世界大戦までの間に建築家が建てた、イ ンターナショナルスタイルによる住宅や、リージョナルス タイルによる住宅の空間構成の特徴がわかる。
4週 住居の選択と管理、住居の設計 住宅に求められる居住者の様々な要求(住要求)を説明できる。内部計画において配慮すべき環境条件を整理することができる。
5週 バリアフリー住宅、省エネルギー住宅 バリアフリー住宅、省エネルギー住宅の必要性を説明できる。それらの手法を製図課題において実践できる。
6週 中間試験
7週 住居計画の基本① 計画理論の登場 関東大震災以降2000年代まで関東大震災以降の住宅の変遷 と計画原理が説明できる。
8週 住居計画の基本② 独立住宅の計画 住空間の寸法や構成原理、計画方法について説明できる。
2ndQ
9週 住居計画の基本③:集合住宅の計画 集合住宅の計画手法を説明できる。
10週 海外の住環境:北欧の住環境 日本とは異なる気候風土、住文化を持つ海外の住環境の特 徴を知る。
11週 最近の住宅事例や住まい方の現代の課題(シェアハウスや 高齢者リビングなど)
12週 最近の住宅事例や住まい方の現代の課題(シェアハウスや 高齢者リビングなど)
13週 最近の住宅事例や住まい方の現代の課題(シェアハウスや 高齢者リビングなど)
14週 最近の住宅事例や住まい方の現代の課題(シェアハウスや 高齢者リビングなど)
15週 期末試験
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000