建築施工

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 建築施工
科目番号 0043 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築デザインコース 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 中澤,角田 「初学者の建築講座 建築施工」 市ヶ谷出版
担当教員 鈴木 美範

到達目標

建築工事の着工から竣工までのプロセスの概要を理解できること。
行程計画の基本的な考え方と技法を身に着けること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
施工計画実建物を対象に施工計画がイメージできる施工計画のあらましがわかる施工手順の意識がない
躯体工事土工事から仕上げ工事の中で躯体工事の意味がわかる躯体工事のあらましがわかるRCとSの建て方の違いがわからない
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この科目は企業で建築施工管理業務に従事していた教員が、その経験を活かし、実際に施工現場に携わった経験と必要技術を教えるとともに施工管理業務の役割について講義形式で授業を行います。また、学生に実施設計図を配布して読み取らせ,それをもとに建物を作る施工を実際に学習する。
授業の進め方・方法:
予習:教科書を読む。 復習:ノートを整理する。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 建築施工に興味関心を持つ
2週 建物をつくることの意義 工事映像を見て施工の基礎知識を得る
3週 建築工事の進め方 建設現場で写真撮影をして工事内容を知る
4週 建築工事の進め方 建設現場で写真撮影をして工事内容を知る
5週 地下工事 削,山留めなどの工事の方法を知る
6週 地下工事 削,山留めなどの工事の方法を知る
7週 地上工事(鉄筋コンクリート工事) 鉄筋コンクリート工事の躯体にかかわる工事の方法を知る
8週 地上工事(鉄筋コンクリート工事) 鉄筋コンクリート工事の躯体にかかわる工事の方法を知る
2ndQ
9週 地上工事(鉄骨工事) 鉄骨工事の躯体にかかわる工事の方法を知る
10週 地上工事(鉄骨工事) 鉄骨工事の躯体にかかわる工事の方法を知る
11週 仕上げ工事 外装・内装にかかわる工事の方法を知る
12週 仕上げ工事 外装・内装にかかわる工事の方法を知る
13週 建築工事の工程管理 参考書の設計図をもとに,これまで学んだ工事の知識を使って,建物をつくる工程を組み立てることができる。
14週 建築工事の工程管理 参考書の設計図をもとに,これまで学んだ工事の知識を使って,建物をつくる工程を組み立てることができる。
15週 期末試験 理解度の確認
16週 総括 参考書の設計図をもとに,これまで学んだ工事の知識を使って,建物をつくる工程を組み立てることができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野施工・法規請負契約(見積り、積算を含む)について説明できる。4
瑕疵・保証について説明ができる。4
現場組織の編成について説明できる。4
設計図書と施工図の関係について説明できる。4
各種書類の行政への届出先と期限について説明できる。4
ネットワーク工程表の計算ができる。4
バーチャート工程表について説明できる。4
5大管理項目(品質、原価、工程、安全、環境)の特徴について説明できる。4
鉄筋の加工について説明できる。4
継手(重ね、圧接、機械式、etc.)の仕組みについて説明できる。4
定着の仕様とメカニズムについて説明できる。4
鉄筋の組立ての基準・仕様について説明できる。4
かぶりの必要性、かぶり厚さの基準・仕様・法令について説明できる。4
型枠の材料、種類をあげることができる。4
型枠の組立て手順について説明できる。4
せき板の存置期間について説明できる。4
支保工の存置期間について説明できる。4
使用材料の試験・管理値について説明できる。4
生コンの発注について説明できる。4
運搬・締固め(打込み)の方法・手順について説明できる。4
養生の必要性について説明できる。4
現場組立て(建方)方法、工法について説明できる。4
法の体系について説明できる。4
法令用語について説明できる。4
建築物などの定義について説明できる。4
工作物の定義について説明できる。4
防火に関する用語について説明できる。4
建築手続きに関する用語について説明できる。4
建築基準法に基づき、建築物の面積、高さ、階数が算定できる。4
一般構造(構造方法に関する技術的基準)の法令文を読み、適用できる。4
構造強度(構造計算方法に関する規定)の法令文を読み、適用できる。4
防火・耐火・内装制限に関する法令を探すことができる。4
避難・消防関係規定法令を探すことができる。4
建築設備関連法令を探すことができる。4
建築基準法で定める道路と敷地について説明できる。4
用途地域について説明できる。4
容積率・建ぺい率について説明できる。4
高さ制限について説明できる。4
防火地域について説明できる。4
確認と許可について説明できる。4
建築基準法に関連する法律関係(例えば都市計画法、消防法、ハートビル法、品確法、建築士法、建設業法、労働安全衛生規則など)の法令を探すことができる。4
工事の流れ(仮設・準備・基礎・地業・躯体・仕上げ・設備(電気・空調・給排水・衛生)・解体)について説明できる。4
建築物の保守・維持管理の概要・現状について説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力0000000
専門的能力70000300100
分野横断的能力0000000