到達目標
電子線,X線と物質の相互作用によってどのような現象が起こり,それがどのような原理に基づいているかを理解し,分光分析法の基礎を学ぶ.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 電子線,X線と物質の相互作用による現象をあげ,その基本原理を説明することができる. | 電子線,X線と物質の相互作用の基本原理を説明することができる. | 電子線,X線と物質の相互作用の基本原理を説明することができない. |
評価項目2 | X線と物質の相互作用について量子論的な取り扱いができる. | X線と物質の相互作用について量子論的な説明ができる. | X線と物質の相互作用について量子論的な説明ができない. |
評価項目3 | 一電子および多電子系の電子分光について量子論的な取り扱いができる. | 一電子および多電子系の電子分光について量子論的な説明ができる. | 一電子および多電子系の電子分光について量子論的な説明ができない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
X線回折,X線光電子分光,赤外・可視・紫外分光等の計測手法について,基礎となる原理が量子論に基づいていることを学ぶ.
授業の進め方・方法:
講義形式で行う.演習課題レポートを課す.
注意点:
試験結果とレポートで評価する.総合評価=試験結果80%,レポート20%とし,合格点は60点以上とする.
試験結果が合格点に達しない場合,再試験を行うことがある.
(授業を受ける前)講義内容を事前に予習し,分からなかった点をまとめておくこと。
(授業を受けた後)授業中の例題を復習し,課題を解くことにより理解度を確認する.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業ガイダンス 電子線,X線と物質の相互作用 |
授業の進め方と評価の仕方がわかる. 電子線,X線と物質の相互作用によって起こる現象がわかる.
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2週 |
電子線を用いた計測法 |
電子顕微鏡,EPMA等の原理と得られる情報がわかる.
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3週 |
X線を用いた計測法 |
X線回折法,XPS等の原理と得られる情報がわかる.
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4週 |
電子分光法(一電子系) |
一電子系のエネルギー状態の表し方と状態遷移の条件がわかる.
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5週 |
電子分光法(多電子系) |
多電子系のエネルギー状態の表し方と状態遷移の条件がわかる.
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6週 |
分子の回転分光 |
分子の回転エネルギー遷移の条件と得られるスペクトルがわかる.
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7週 |
分子の振動分光 |
分子の振動エネルギー遷移の条件と得られるスペクトルがわかる.
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8週 |
到達度試験 |
上記項目について学習した内容の理解度を確認する.
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2ndQ |
9週 |
試験の解説と解答 |
到達度試験の解説と解答
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10週 |
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11週 |
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12週 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題・レポート | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 15 | 0 | 0 | 0 | 0 | 65 |
専門的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |
分野横断的能力 | 20 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 25 |