到達目標
1.機械装置に使用される材料の種類や性質を理解することができる。
2.回転軸に生ずる荷重の種類を理解し,軸に必要な直径を求めることができる。
3.軸にかかる荷重から軸受を選定できる。
4.様々な歯車装置の仕組みを理解し,速度伝達比を求めることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 機械装置に使用される素材の特徴を考慮し,使用範囲を適切に判断できる。 | 機械装置に使用される素材の特徴を説明できる。 | 機械装置に使用される素材の特徴を説明でない。 |
評価項目2 | 回転軸に生ずる荷重の種類を自ら判断でき,軸に必要な直径やキー等について規格から選定できる。 | 回転軸に生ずる荷重の種類を基に,軸に必要な直径やキー寸法等を計算できる。 | 回転軸に生ずる荷重の種類を説明できない。
回転軸に生ずる荷重から直径を求めることができない。 |
評価項目3 | 回転軸にかかる荷重から使用すべき軸受の種類を自ら判断し、設計できる。 | 軸受寿命の計算ができる。 | 軸受寿命の計算ができない。 |
評価項目4 | 様々な歯車装置の特徴や装置の適用事例を説明でき,速度伝達比を計算できる。 | 減速歯車装置を説明でき,速度伝達比を求めることができる。 | 速度伝達比を求めることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
機械工学を専門としない学生を対象として行う。
機械工学の概要と知能機械に関連する動力伝達要素(軸,軸受、軸継手,歯車,など)に関する基礎的な知見を修得する。
授業の進め方・方法:
講義形式で行う。
この科目は学修単位科目のため,事前・事後学習として課題レポートを実施する。
試験結果が合格点に達しない場合,再試験を行うことがある。
注意点:
合格点は60点である。成績は到達度試験(後期中間)80%,課題レポート20%で評価する。
総合評価 =(到達度試験(学年末)×0.8+課題レポート×0.2)
(講義を受ける前)予習をしっかり行うこと。
(講義を受けた後)復習をしっかり行い,関連する事項を積極的に自学する様に心がけてほしい。
課題提出の期限を守ること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
授業ガイダンス 1.機械および機械関連技術に関する基準・規格・規則① |
授業の進め方と評価の仕方について説明する。 機械とは何かわかる。
|
2週 |
1.機械および機械関連技術に関する基準・規格・規則② |
機械に用いられている基準・規格・規則について説明できる。
|
3週 |
2.機械材料の性質および特徴 |
機械材料の特徴を説明できる。
|
4週 |
3.軸とキー 4.軸継手 |
軸にかかる力が計算できる。 キーの強度計算ができる。 軸継手の種類がわかり,適用の方法がわかる。
|
5週 |
5.軸受 |
軸受の種類がわかる。 軸受の設計方法がわかる。
|
6週 |
6.歯車
|
歯車の種類がわかる。 歯車諸元が計算できる。
|
7週 |
7.歯車装置 |
歯車装置の速度伝達比を求めることができる。
|
8週 |
到達度試験(学年末) |
これまでに学習した内容の理解度を確認する。
|
4thQ |
9週 |
到達度試験の解説と解答 |
到達度試験の解説と解答,本授業のまとめ
|
10週 |
|
|
11週 |
|
|
12週 |
|
|
13週 |
|
|
14週 |
|
|
15週 |
|
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 3 | |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
知識の基本的理解 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
思考・推論・創造への適用力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |