情報処理Ⅲ

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 情報処理Ⅲ
科目番号 0085 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 創造工学科(電気・電子コース) 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 インタラクティブ教材をWebClassで提供する。
担当教員 タン

到達目標

各工学専門分野における情報セキュリティ対策の課題を指摘できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1自己の工学分野における特定のケースでの情報セキュリティの課題を指摘することができ、是正するための情報技術分野を特定することができる。自己の工学分野における特定のケースでの情報セキュリティの課題を指摘することができる。自己の工学分野における特定のケースでの情報セキュリティの課題を指摘することができない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

(D) 専門分野の知識と情報技術を身につける。   説明 閉じる

教育方法等

概要:
コンピュータセキュリティの知識およびクラウド利活用の技術を習得する。
授業の進め方・方法:
コンピュータセキュリティのeラーニング教材を中心に座学を併用して授業を進める。クイズ、小テストを行い理解の度合いを確認するようにする。
評価は小テスト20%、中間試験30%、期末試験40%、学習態度10%として総合評価する。総合評価60点以上を合格とする。
注意点:
WebClassを使用したeラーニング及び試験を実施する。

事前・事後学習、オフィスアワー

オフィスアワー:授業日16:00~17:00

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 導入教育教材
2週 セキュリティの概要(1) サイバーセキュリティの世界の特徴、犯罪者とサイバーセキュリティの専門家を理解し説明できる。
3週 セキュリティの概要(2) サイバーセキュリティの脅威、サイバー犯罪の普及・拡大の要因を理解し説明できる。
4週 サイバーセキュリティ魔法の箱
サイバーセキュリティ魔法の箱、CIA 三要素、データの状態、サイバーセキュリティ対策、IT セキュリティ管理フレームワークを理解し説明できる
5週 サイバーセキュリティの脅威、脆弱性、攻撃 マルウェアと悪意のあるコード、詐欺、攻撃を理解し説明できる
6週 秘密保護の技法 暗号化、アクセス制御、データの難読化を理解し説明できる
7週 中間試験
8週 完全性を保証する技法(1) データ完全性コントロールのタイプ、デジタル署名について理解し説明できる
2ndQ
9週 完全性を保証する技法(2) デジタル証明書、データ完全性の適用について理解し説明できる
10週 高可用性 システム 高可用性の概念、可用性を向上するための対策、インシデント対応、障害復旧を理解し説明できる
11週 王国の要塞化(1) システムおよびデバイスの防御、サーバ強化を理解し説明できる
12週 王国の要塞化(2) ネットワーク強化、物理的なセキュリティを理解し説明できる
13週 サイバーセキュリティの専門家 サイバーセキュリティ ドメイン、メンバーシップの誓約の理解ができる
14週 小テスト、まとめ
15週 期末試験
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。4
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。4
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。4
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。4
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。4
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している4
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。4

評価割合

試験小テスト相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合702001000100
基礎的能力30100100050
専門的能力3010000040
分野横断的能力100000010