到達目標
最低単位の単語、文法を習得の上、初級の会話と文の作成が可能となる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 冠詞の格変化を銘記し、使うことが出来る。 | 冠詞の格変化を、ヒントがあれば言える。 | ヒントを与えられても冠詞の格変化を言えない |
評価項目2 | 人称代名詞の格変化を、ヒント無しで完全に覚えている。 | 人称代名詞の格変化を、ヒントをもらって言うことが出来る。 | 人称代名詞を把握していない |
評価項目3 | 規則変化動詞の現在人称変化に加え、主な不規則変化動詞の現在人称変化を言うことが出来る。 | 規則変化動詞の、現在人称変化を言える。 | 規則変化動詞の現在人称変化を言えない |
評価項目4 | 未知の単語をみても、ドイツ語での発音が出来る。 | 未知の単語を、既知の単語によるヒントで発音できる。 | 発音が英語と混乱するなど、特徴を見出していない。 |
学科の到達目標項目との関係
(F) 論理的表現力と外国語によるコミュニケーションの基礎能力を身につける。
説明
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教育方法等
概要:
中学校以降あまり求められる傾向の無い「口を動かす」授業に参加してもらうことで、ドイツ語の音感と特色に触れてもらうことを通じ、初歩の文法を身につける。
形容詞の格変化、ZU不定詞、受動態、関係文、接続法については5年生での学習とする。
初級文法(ドイツ語検定4級程度)取得の後、5年生では短めな文(レベルに合わせた報道文、著名な文学作品で簡単なもの)を辞書があれば読めるようになることで、英語以外の語学への関心を強く抱かせるとともに、文化の比較を通じてドイツ的な思考や欧州についての広い見方を体得してもらう。
授業の進め方・方法:
文法項目の順序に従って授業を進めるが、未習の文法事項も教科書の例文に出てきた場合は先取りして解説する。
正確なドイツ語らしい発音を身につけてもらうことを目標に、主に音源を利用しての音声トレーニングを重視し、随時発話練習をおこなう。
音感を訓練するために、授業時間中にネットストリーミングで配信されるラジオ音声なども聞かせるが、少しでも聞き取れる単語があればメモをする等して、リスニング後に発表させる。
毎回の授業で取り上げられたトピック(4年生では、各活用がメインとなり、徐々に短文が対象)につき、次回授業の開始時に20人ずつ前もって予告した内容の口頭暗唱試験を実施する。
出来なければ出来るようになるまで毎回の授業で繰返すが、音声重視の授業のため、よりドイツ語らしいものが優位となることとなる。
注意点:
殆どの者が初めて触れることとなるドイツ語の学習を開始するにあたり、言語習得にはどのような考えであたるべきかを意識してもらいたい。
中学校で始めた触れた英語の授業は完全に先生主導で進んだものと思うが、ドイツ語学習を通じ自習の効率性を振り返ってほしい。
とくに、敢えて口頭暗唱についてはドイツ語らしい発音を重視したいと思うので、模範となる音声を繰返し聞き、将来にわたって応用が利くようになってほしいと望んでいる。
基本的にはローマ字発音であり、僅かの発音規則を習得すれば発音は出来る筈なので、カタカナに頼る発音にならないように指導してゆきたい。
口頭での暗唱試験は、1回2点満点とし、滞り無く言えれば2点、滞ったり、教員のヒント、手助けがあって出来た場合1点、ヒントがあっても出来なかった場合は0点。
口頭試験の結果に納得出来ない場合は何度でもやり直しを認める。
中間試験1回、期末試験1回を授業時間内に実施し、2回合計で50%、口頭暗唱試験や小テスト等で35%、レポートで15%を配分し、合計60%以上を合格とする。
教科書的には、全12課のうち、10課までを4年生で終了させることとなる。
レポートは、現代ドイツやテクノロジーに関する読み物(和書)の候補の中から、読書感想文を寄せてもらうことで実行したい。
事前・事後学習、オフィスアワー
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
英語との違い、ドイツ語のアルファベット、特有の発音(1) |
英語との違いに着目し、特徴を捉える。
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2週 |
特有の発音(2) |
特有の発音を捉える。
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3週 |
テキスト第1課人称代名詞、動詞の現在人称変化 |
特有の変化を捉える。
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4週 |
テキスト第1課sein、habenの現在人称変化、定動詞の位置、練習 |
暗唱を可能とする。
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5週 |
テキスト第2課 名詞の性、定冠詞と名詞の格変化、不定冠詞と名詞の格変化 |
暗唱を次回に行う予定なので、それの元となる練習を行う。
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6週 |
定冠詞、不定冠詞の暗唱。名詞の複数形 |
題材に基づいた会話にトライする(以降繰り返す)。
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7週 |
テキスト第3課 動詞の現在人称変化(2)、定冠詞類の格変化 |
人称変化を唱えられるようにする。
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8週 |
テキスト第3課 不定冠詞類の格変化、会話文 |
会話文内容を把握する。
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4thQ |
9週 |
テキスト第4課 前置詞 格支配の意味 |
格支配に注意して用いることができる。
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10週 |
テキスト第4課 前置詞融合形 会話練習 |
会話文内容を把握する。
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11週 |
テキスト第5課 接続詞、人称代名詞 |
接続詞の種類を把握、語順に影響がある時があることを把握。
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12週 |
テキスト第5課 数詞、会話練習 |
会話文内容を把握する。
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13週 |
テキスト第6課 形容詞の格変化 |
強変化と弱変化を区別して把握できるようにする。
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14週 |
テキスト第6課 形容詞の名詞化、会話練習 |
形容詞の変化形の把握、会話。テスト内容の把握。
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。 | 2 | |
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。 | 2 | |
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。 | 3 | |
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。 | 2 | |
評価割合
| 試験 | 暗唱と提出 | 出席 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 35 | 50 | 15 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 35 | 50 | 15 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |