工業英語

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 工業英語
科目番号 0074 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 創造工学科(情報コース) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 技術英語の基本を学ぶ, 例文300, エンジニア・研究者・技術翻訳者のための, 著者:中山裕木子, 出版社:研究社
担当教員 倉田 かりん

到達目標

1. 情報に関する基本英単語および英語の文章の和訳・英訳ができる。
2. 英語の学術論文における枠組み(フレームワーク)をしっかり説明できる。
3. 英語の学術論文紹介を英語で行うことができる。
4. 英語で書かれた使用説明書や英語での使用説明動画を用いて正しくソフトウェアを操作することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1英語で書かれた学術論文の構成を完全に理解することが求められる。英語で書かれた学術論文の構成を理解することが求められる。英語で書かれた学術論文の構成が理解できない。
評価項目2英語で書かれた学術論文を完全に理解し、英語で論文の流れに沿って説明し、質疑応答に対応することが求められる。英語で書かれた学術論文を理解し、英語で論文の流れに沿って説明し、質疑応答に対応することが求められる。英語で書かれた学術論文が理解できない。質疑応答にも対応できない。
評価項目3英語の使用説明書や使用説明動画を完全に理解し、ソフトウェアを正しく操作することが求められる。英語の使用説明書や使用説明動画を理解し、ソフトウェアを正しく操作することが求められる。英語の使用説明書や使用説明動画が理解することも、ソフトウェアを正しく操作することもできない。
評価項目4技術に関する英単語および英語の文章の和訳・英訳を完全に行うことが求められる。技術に関する英単語および英語の文章の和訳・英訳を行うことが求められる。技術に関する英単語および英語の文章の和訳・英訳ができない。

学科の到達目標項目との関係

(F) 論理的表現力と外国語によるコミュニケーションの基礎能力を身につける。 説明 閉じる

教育方法等

概要:
近年、より多くの日本の研究者や科学者が海外の学会に参加をしています。しかしながら、トップジャーナルと呼ばれる数少ないジャーナルにおいて投稿できる研究意義が高い研究を行うことができる日本人研究者は非常に少ない。
英語論文を読むことは、専門分野における最新の研究について知るためには重要なステップである。さらに、近年行われている議論についての理解ができなければ行われる研究の新規性は保たれず研究の意義が損なわれてしまう。
このような観点から、そもそも論文とは何か、どのように構成されているのか、効率の良い読み進め方について学び、英語での論文紹介を行う方法を本授業で学習する。
授業の進め方・方法:
主にスライド、論文、教科書を用いて対面形式で行う。
単語や文法に関しては、教科書を活用する。
5年時にも同様の教科書を使用することを前提として講義を進める。不安がある学生に関しては、その都度質問をすること。授業前後に復習、質問することを強く推奨する。
中間テストは、ない。評価は、英語での論文紹介を題した発表と授業内の小テストをもとに行う。
注意点:
プレゼンテーションを用いた授業を展開する。
授業開始30分は、単語テストおよび文法について学ぶ。
シラバス末尾の評価割合に沿って総合的に評価し、60点以上を合格とする。
なお、不可となった場合再試験は実施しない。

事前・事後学習、オフィスアワー

基本的な英語(工学分野以外)の基礎知識が必要になる科目であるため学習を日々行うことを留意する。
【オフィスアワー】授業当日の16:00-17:00

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 情報コースが工業英語を学ぶ必要性について 論文をもとに英語論文を読み書きする必要性について学ぶ。
2週 論文とは? 論文とは何か、ジャーナルとは何か?良い論文と悪い論文の違いについて説明できる。
3週 論文の探し方について 自らの興味のある研究に関する論文を収集することができる。
4週 論文構成①(Abstract) Abstractの概要を理解し、特徴について説明した上で内容を訳すことができる。
5週 論文構成②(Introduction) Introductionの概要を理解し、特徴について説明した上で内容を訳すことができる。
6週 論文構成③(Methodology) Methodologyの概要を理解し、特徴について説明した上で内容を訳すことができる。
7週 論文構成④(Results) Resultsの概要を理解し、特徴について説明した上で内容を訳すことができる。
8週 論文構成⑤(Discussion) Discussionの概要を理解し、特徴について説明した上で内容を訳すことができる。
4thQ
9週 論文構成⑥(Conclusion) Conclusionの概要を理解し、特徴について説明した上で内容を訳すことができる。
10週 Paper introductionとは? 論文紹介(paper introduction)を行う重要性および論文紹介を行う方法について学ぶ。
11週 Paper introductionの作成① Paper introductionの発表を行うための資料を英語で作成することができる。
12週 Paper introductionの作成② Paper introductionの発表を行うための資料を英語で作成することができる。
13週 Paper introductionの発表・ディスカッション① グループワークを通して作成した資料をもとに英語で論文紹介を行う。
14週 Paper introductionの発表・ディスカッション② グループワークを通して作成した資料をもとに英語で論文紹介を行う。
15週 振り返り 14週を通して学んだことを復習する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合30700000100
基礎的能力300000030
専門的能力①040000040
専門的能力②030000030