概要:
各実験テーマを通じて講議だけでは理解不十分な理論、解析、制御手法、プログラミングを体得するとともに、結果に対する考察力、文献調査による知識を習得する。
授業の進め方・方法:
実験に取り組む姿勢,レポートの内容(結果の考察,文献調査)を主体に評価する.
詳細は,別途JABEE の科目評価表3-2 に示した基準に従う.総合評価は,すべてのテーマの平均点で評価し,60 点以上を合格とする.
注意点:
授業は欠席しないように気を付けましょう。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
流体工学実験(1) 流れにおけるエネルギー損失測定 |
流れにおけるエネルギー損失測定を実施できるようになる.
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2週 |
流体工学実験(2) 流れの中の円柱の抗力測定 |
流れの中の円柱の抗力測定を実施できるようになる.
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3週 |
流体工学実験(3) 実験のまとめとレポート作成 |
実験を通して流れと力,エネルギーの関係を調べ,「水力学」で学んだ知識を発展できる.
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4週 |
バイオインフォマティクス実験(1) 分子生物学の基礎学習と遺伝子解析ソフトの利用 |
遺伝子・ゲノム等の基礎知識を整理し、遺伝子解析用ソフトの操作法を理解し、利用できる。
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5週 |
バイオインフォマティクス実験(2) バイオ系のデータベースの利用法の理解 |
バイオ系データベース(特に配列検索、Taxonomy検索、ORF予測、シグナル配列予測)等の利用法を理解し、利用できる。
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6週 |
バイオインフォマティクス実験(3) 課題学習とレポート作成 |
与えられた配列から、生物種、機能、構造、細胞内局在などについて推測し、課題を完成させることができる。
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7週 |
AutoMLによるデータ分析(1) PythonのAutoMLライブラリを用いたプログラミング |
AutoML(自動化機械学習)の仕組みを理解し,AutoMLライブラリを用いてプログラミングできる.
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8週 |
AutoMLによるデータ分析(2) チームごとに高いスコアを出すための検討を行う |
データの前処理,モデルの種類,評価指標について理解する.
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2ndQ |
9週 |
AutoMLによるデータ分析(3) チームごとの発表,ディスカッション,レポート作成 |
データ分析に必要な基礎的なスキルを身に付ける.
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10週 |
信号処理,システム解析(1) 基本的なシステムのモデル化 |
Simulinkを用いて基本的なシステムのモデル化を行える.
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11週 |
信号処理,システム解析(2) 複雑なシステムのモデル化 |
Simulinkを用いて複雑なシステムのモデル化を行える.
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12週 |
信号処理,システム解析(3) システムのシミュレーションと解析 |
Simulinkを用いてモデル化したシステムのシミュレーションと解析を行える.
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13週 |
レポートの再提出,修正,改善. |
レポートの内容,実験の内容など必要に応じて修正,改善を実施する.これにより,論理的思考,問題解決能力が養える.
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14週 |
レポートの再提出,修正,改善. |
同上
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15週 |
レポートの再提出,修正,改善. |
同上
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16週 |
レポートの再提出,修正,改善. |
同上
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術 | 工学実験技術 | 実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 3 | |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 3 | |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 3 | |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | コンピュータシステム | プロジェクト管理の必要性について説明できる。 | 4 | |
WBSやPERT図など、プロジェクト管理手法の少なくとも一つについて説明できる。 | 4 | |
ER図やDFD、待ち行列モデルなど、ビジネスフロー分析手法の少なくとも一つについて説明できる。 | 4 | |
分野別の工学実験・実習能力 | 情報系分野(実験・実習能力) | 情報系分野(実験・実習能力) | 与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。 | 4 | |
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 4 | |
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。 | 4 | |
フローチャートなどを用いて、作成するプログラムの設計図を作成することができる。 | 4 | |
問題を解決するために、与えられたアルゴリズムを用いてソースプログラムを記述し、得られた実行結果を確認できる。 | 4 | |
与えられた仕様に合致した組合せ論理回路や順序回路を設計できる。 | 4 | |
基礎的な論理回路を構築し、指定された基本的な動作を実現できる。 | 4 | |
論理回路などハードウェアを制御するのに最低限必要な電気電子測定ができる。 | 4 | |
標準的な開発ツールを用いてプログラミングするための開発環境構築ができる。 | 4 | |
要求仕様にあったソフトウェア(アプリケーション)を構築するために必要なツールや開発環境を構築することができる。 | 4 | |
要求仕様に従って標準的な手法によりプログラムを設計し、適切な実行結果を得ることができる。 | 4 | |