工業英語Ⅰ

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 工業英語Ⅰ
科目番号 0066 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 創造工学科(化学・生物コース) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書: 工業英検3級対策 日本工業英語協会
担当教員 松浦 由美子

到達目標

国際社会で活躍できる技術者にとって、科学技術の情報を正しく理解し、かつ正確に発信するためには工業英語の習得が必要不可欠である。本講義では、技術英検2級(工業英検3級)にける使用頻度の高い表現や語句、さらには文法を理解・修得することを目的とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1科学・技術英語の読解に必要な英単語を習得できる。科学・技術英語の読解に必要な英単語を概ね習得できる。科学・技術英語の読解に必要な英単語を習得できない。
評価項目2科学・技術英語の読解に必要な文法・語法を正確に理解できる科学・技術英語の読解に必要な文法・語法を概ね理解できる科学・技術英語の読解に必要な文法・語法を理解できない。
評価項目3科学・技術に関する文章の英訳・和訳が正確にできる。科学・技術に関する文章の英訳・和訳が概ねできる。科学・技術に関する文章の英訳・和訳ができない。

学科の到達目標項目との関係

(F) 論理的表現力と外国語によるコミュニケーションの基礎能力を身につける。 説明 閉じる

教育方法等

概要:
工業英検3級レベルの教科書で文法・語法について解説し、練習問題を解きながら知識の定着をはかる。
授業の進め方・方法:
授業の進め方:毎回、授業の初めに単語テストを行う。例題・練習問題を解き、解説を行う。
評価方法:学年末試験70%(中間試験35 %, 学年末試験35 %), 単語テスト20%, 受講態度10%で目標達成度を総合的に評価する。総合評価60点以上を合格とする。再試験は1回のみ実施する。
注意点:
辞書を活用して単語の意味や用法を十分に調べ、正確に理解すること。分からない事項は質問すること。

事前・事後学習、オフィスアワー

予習:毎回、単語テストを実施するため、事前に決められた単語を暗記する。
復習:授業で解説した例題・練習問題を中心に復習する。
オフィスアワー:相談の上、個別に日時を決める。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 工業英語の重要性を理解できる。
2週 文型 5文型が理解できる
3週 文法① 現在分詞が理解できる
4週 文法② 過去分詞が理解できる
5週 語法① 一般動詞を専門用語に言い換えることができる。品詞を転用できる。
6週 語法② 接頭語や接尾語の種類と意味がわかる。
7週 無生物主語構文 無生物主語の構文を和訳できる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 工業英語の基本的ルール① 文の重複を避け、簡潔な文にできる。
10週 工業英語の基本的ルール② 名詞構文が理解できる。
11週 演習① 英文和訳 英文和訳ができる
12週 演習② 英文空所補充
英文空所補充ができる。
13週 演習③ 長文和訳 長文和訳ができる
14週 演習④ 英作文 英作文が書ける
15週 演習⑤ 模擬試験 工業英検3級の過去問が解ける。
16週 学年末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。4
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。4
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。4
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。4
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。4
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。4
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。4
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。4
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。4
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。4
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。4
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。4
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。4
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。4
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。4
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。4
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。4
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。4
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。4
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。4

評価割合

試験単語テスト態度合計
総合評価割合702010100
基礎的能力35101055
専門的能力3510045