概要:
医薬品や食品工業、ならびに環境保全等に深く関係する微生物学、微生物工学の基礎を学ぶ。
授業の進め方・方法:
試験80%, レポートの提出20%で総合的に評価する。総合評価60点以上を合格とする。
注意点:
積極的な質問を歓迎します。教科書の該当範囲を予習しておくこと。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
微生物とは何か、微生物学の歴史 |
微生物とは何か説明できる。微生物学の歴史の概要を説明できる。
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2週 |
微生物の分類体系と命名法 |
微生物の分類体系を説明できる。微生物学の命名法を説明できる。
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3週 |
微生物の種類:真正細菌、古細菌 |
真正細菌、グラム陽性・陰性について説明できる。乳酸菌、バチルス、ブドウ球菌、グラム陰性桿菌、放線菌、シアノバクテリア、古細菌の特徴について説明できる。
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4週 |
微生物の種類:真菌、原生生物 |
古細菌とは何か説明できる。真菌の分類について説明できる。黄麹菌、黒麹菌、アオカビ、酵母などの真菌の特徴を説明できる。
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5週 |
微生物の生育と培養1 |
微生物の生育曲線について説明できる。微生物の培養方法の概略を説明できる。
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6週 |
微生物の生育と培養2 |
滅菌操作、微生物の分離、微生物の保存、培地成分、液体培養・個体培養、連続培養法について説明できる。
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7週 |
人体と微生物 |
ヒト常在菌、疾病と微生物の関係について説明できる。
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8週 |
中間テスト 1〜7週の学習内容を試験する。 |
1〜7週の到達目標
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4thQ |
9週 |
微生物の利用1:アルコール発酵 |
アルコール発酵の過程について説明できる。アルコール発酵の利用の例について説明できる。
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10週 |
微生物の利用2:乳酸発酵、アミノ酸発酵 |
乳酸発酵の過程とその利用について説明できる。アミノ酸発酵の過程とその利用について説明できる。
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11週 |
微生物の利用3:核酸発酵、抗生物質の生産 |
核酸発酵の過程とその利用について説明できる。抗生物質の作用と微生物による生産について説明できる。
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12週 |
微生物の利用4:環境修復 |
微生物による廃水処理、環境修復(バイオレメディエーション)の概要を説明できる。
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13週 |
バイオテクノロジー1 |
分子クローニング技術について説明できる。PCR法の原理と応用について説明できる。
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14週 |
バイオテクノロジー2 |
DNAシーケンシング法について説明できる。トランスジェニック生物について説明できる。
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15週 |
学年末試験 |
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 基礎生物 | 原核生物と真核生物の違いについて説明できる。 | 4 | 後1 |
核、ミトコンドリア、葉緑体、細胞膜、細胞壁、液胞の構造と働きについて説明できる。 | 4 | 後3 |
葉緑体とミトコンドリアの進化の説について説明できる。 | 4 | 後4 |
代謝、異化、同化という語を理解しており、生命活動のエネルギーの通貨としてのATPの役割について説明できる。 | 4 | 後4 |
酵素とは何か説明でき、代謝における酵素の役割を説明できる。 | 4 | 後4 |
光合成及び呼吸の大まかな過程を説明でき、2つの過程の関係を説明できる。 | 4 | 後4 |
DNAの構造について遺伝情報と結びつけて説明できる。 | 4 | 後6 |
遺伝情報とタンパク質の関係について説明できる。 | 4 | 後6 |
染色体の構造と遺伝情報の分配について説明できる。 | 4 | |
細胞周期について説明できる。 | 4 | |
分化について説明できる。 | 4 | |
ゲノムと遺伝子の関係について説明できる。 | 4 | 後3 |
免疫系による生体防御のしくみを説明できる。 | 4 | 後11 |
生物化学 | タンパク質、核酸、多糖がそれぞれモノマーによって構成されていることを説明できる。 | 4 | |
生体物質にとって重要な弱い化学結合(水素結合、イオン結合、疎水性相互作用など)を説明できる。 | 4 | |
ヌクレオチドの構造を説明できる。 | 4 | |
DNAの二重らせん構造、塩基の相補的結合を説明できる。 | 4 | |
DNAの半保存的複製を説明できる。 | 4 | |
RNAの種類と働きを列記できる。 | 4 | |
コドンについて説明でき、転写と翻訳の概要を説明できる。 | 4 | |
酵素の構造と酵素-基質複合体について説明できる。 | 4 | |
酵素の性質(基質特異性、最適温度、最適pH、基質濃度)について説明できる。 | 4 | |
補酵素や補欠因子の働きを例示できる。水溶性ビタミンとの関係を説明できる。 | 4 | |
解糖系の概要を説明できる。 | 4 | 後4 |
クエン酸回路の概要を説明できる。 | 4 | 後4 |
酸化的リン酸化過程におけるATPの合成を説明できる。 | 4 | 後4 |
嫌気呼吸(アルコール発酵・乳酸発酵)の過程を説明できる。 | 4 | 後4 |
各種の光合成色素の働きを説明できる。 | 4 | |
光化学反応の仕組みを理解し、その概要を説明できる。 | 4 | |
炭酸固定の過程を説明できる。 | 4 | 後4 |
生物工学 | 原核微生物の種類と特徴について説明できる。 | 4 | 後1 |
原核微生物の種類と特徴について説明できる。 | 4 | 後1 |
真核微生物(カビ、酵母)の種類と特徴について説明できる。 | 4 | 後12 |
真核微生物(カビ、酵母)の種類と特徴について説明できる。 | 4 | 後12 |
微生物の増殖(増殖曲線)について説明できる。 | 4 | 後5 |
微生物の増殖(増殖曲線)について説明できる。 | 4 | 後5 |
微生物の育種方法について説明できる。 | 4 | 後5 |
微生物の育種方法について説明できる。 | 4 | 後5 |
微生物の培養方法について説明でき、安全対策についても説明できる。 | 4 | 後5 |
微生物の培養方法について説明でき、安全対策についても説明できる。 | 4 | 後5 |
アルコール発酵について説明でき、その醸造への利用について説明できる。 | 4 | 後12 |
アルコール発酵について説明でき、その醸造への利用について説明できる。 | 4 | 後12 |
食品加工と微生物の関係について説明できる。 | 4 | 後12 |
食品加工と微生物の関係について説明できる。 | 4 | 後12 |
抗生物質や生理活性物質の例を挙げ、微生物を用いたそれらの生産方法について説明できる。 | 4 | 後11 |
抗生物質や生理活性物質の例を挙げ、微生物を用いたそれらの生産方法について説明できる。 | 4 | 後11 |
微生物を用いた廃水処理・バイオレメディエーションについて説明できる。 | 4 | 後14 |
微生物を用いた廃水処理・バイオレメディエーションについて説明できる。 | 4 | 後14 |