科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 国語
科目番号 0024 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械システム工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『現代の国語』(数研出版)『高等学校・言語文化』(数研出版)『現代の国語・準拠ワーク』『言語文化・準拠ワーク』(数研出版)『常用漢字の級別学習ベーシック』(京都書房)、後期から『論理国語』(数研出版)『論理国語・準拠ワーク』(数研出版)
担当教員 髙野 克宏

到達目標

①現代文においては、作品のテーマや作者の主張を理解できるようにする。
②古文・漢文においては、基本的な語彙や正確な文法の知識を身につけ、作品の大意を把握できるようにする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
現代文文章の内容を正確に理解することができる。文章の内容を理解することができる。文章の内容を理解することができない。
古文古文の内容を理解り、現代語訳することができる。古文の内容を理解することができる。古文の内容を理解することができない。
漢文漢文を書き下し文に直し、現代語訳することができる。漢文を書き下し文に直すことができる。漢文を書き下し文に直すことができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
近代・現代の文章、古文、漢文を読み、文章の内容を正しく読み取る力を養う。
授業の進め方・方法:
中間試験、期末試験ともに50分の試験を実施する。
定期試験の成績を60%、課題10%、小テスト・平素の成績を30%として評価し、60点以上を合格とする。
注意点:
・不明な語句がある場合は、辞書を引いて調べる習慣を身につけること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 現代文:ものとことば 基本的な語句の意味を理解できる。
2週 現代文:ものとことば ものとことばの関係を理解できる。
3週 現代文:ものとことば 人間にとってのことばの働きを理解できる。
4週 古文:徒然草(つれづれなるままに) 基本的な古語の意味と助動詞などの文法事項を理解できる。
5週 古文:徒然草(ある人、弓射ることを習ふに) 古文を現代語訳することができる。
6週 古文:徒然草(ある人、弓射ることを習ふに) 筆者独自の視点を理解することができる。
7週 現代文:時間と自由の関係について 時計が普及する以前の時間の捉え方を理解できる。
8週 現代文:時間と自由の関係について 現代人の時間の捉え方と自由との関係を理解できる。
2ndQ
9週 漢文:管鮑之交 漢文を正確に音読し、書き下し文に直すことができる。
10週 漢文:管鮑之交 漢文を書き下し文に直し、現代語訳することができる。
11週 現代文:浪費を妨げる社会 現代の「消費」について理解できる。
12週 現代文:浪費を妨げる社会 「浪費」とは何か理解できる。
13週 現代文:浪費を妨げる社会 「消費」と「浪費」の関係について理解できる
14週 小論文の書き方
小論文の書き方、参考文献の引用の仕方について理解することができる。
15週 期末試験の返却
小論文の書き方
理解の不十分な点に気づくことができる。
小論文の書き方、参考文献の引用の仕方について理解することができる。
16週
後期
3rdQ
1週 現代文:山月記 登場人物の物語上の役割を理解できる。
2週 現代文:山月記 李徴の苦しみを理解できる。
3週 現代文:山月記 李徴がなぜ虎になったか理解することができる。
4週 古文:枕草子(春はあけぼの) 筆者独特の「をかし」の理念を理解できる。
5週 古文:枕草子(雪のいと高う降りたるを) 敬語の基礎を理解した上で、古文を現代語訳することができる。
6週 古文:枕草子(雪のいと高う降りたるを) 敬語の基礎を理解した上で、古文を現代語訳することができる。
7週 現代文:動的平衡の回復 自然界における「動的平衡」の考え方を理解できる。
8週 現代文:動的平衡の回復 「動的平衡」の回復と生命の関係について理解できる。
4thQ
9週 現代文:手の変幻 本文における逆説的表現を理解できる。
10週 現代文:手の変幻 筆者の考える「美しさ」を理解できる。
11週 現代文:添削の思想 近代芸術における作者と本文について理解できる。
12週 現代文:添削の思想 「推敲」と「添削」のちがいが理解できる。
13週 現代文:添削の思想 本来の芸術のあり方について理解できる。
14週 総復習 現代文の要点、古文と漢文の文法について復習できる。
15週 期末試験の返却 理解の不十分な点に気づくことができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3

評価割合

定期試験課題小テスト等合計
総合評価割合601030100
基礎的能力4003070
応用力2010030