電気磁気学Ⅱ

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 電気磁気学Ⅱ
科目番号 0067 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気電子システム工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 基礎電磁気学 改訂版,山口昌一郎,電気学会
担当教員 伊藤 淳

到達目標

①電流により発生する磁界の計算ができる.
②磁界中の電流に生ずる力の計算ができる.
③電磁誘導や磁性体内の磁界や磁束密度の計算ができる.
④マクスウエルの電磁方程式を理解できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
電流による磁界各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
電流に働く力各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
電磁誘導各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電流の磁気作用,電磁誘導作用および電磁界について学習する.
授業の進め方・方法:
中間試験,期末試験は定期試験期間中に50分で実施する.
定期試験の成績を70%,自学自習課題の実施状況を30%として総合的に評価し,60点以上を合格とする.
注意点:
電気的現象と磁気的現象は不可分の関係にあり,種々の電磁気現象がマクスウエルの電磁方程式によって表すことができることに注意すること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 磁界① ビオサバールの法則①
2週 磁界② ビオサバールの法則②
3週 磁界③ アンペアの法則①
4週 磁界④ アンペアの法則②
5週 磁界⑤ 電流による磁界の計算例①
6週 磁界⑥ 電流による磁界の計算例②
7週 前期中間試験
8週 総合演習
2ndQ
9週 磁界⑦ 磁界中の電流の受ける力①
10週 磁界⑧ 磁界中の電流の受ける力②
11週 磁界⑨ 磁界中の電子に働く力
12週 磁界⑩ 平行な電流の間に働く力
13週 電磁誘導① ファラデーの法則①
14週 電磁誘導② ファラデーの法則②
15週 電磁誘導③ 交流の発生
16週 総合演習
後期
3rdQ
1週 電磁誘導④ 電気・機械エネルギー変換①
2週 電磁誘導④ 電気・機械エネルギー変換②
3週 インダクタンス① 自己インダクタンス
4週 インダクタンス② 相互インダクタンス
5週 インダクタンス③ インダクタンスの計算例①
6週 インダクタンス④ インダクタンスの計算例②
7週 後期中間試験
8週 総合演習
4thQ
9週 インダクタンス⑤ 磁界に蓄えられるエネルギー
10週 磁性体① 磁気回路①
11週 磁性体② 磁気回路②
12週 磁性体③ 磁気回路③
13週 永久磁石 磁界におけるクーロンの法則
14週 電磁波① マクスウエルの方程式①
15週 電磁波② マクスウエルの方程式②
16週 総合演習

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電磁気磁性体と磁化及び磁束密度を説明できる。4
電流が作る磁界をビオ・サバールの法則を用いて計算できる。4
電流が作る磁界をアンペールの法則を用いて計算できる。4
磁界中の電流に作用する力を説明できる。4
ローレンツ力を説明できる。4
磁気エネルギーを説明できる。4
電磁誘導を説明でき、誘導起電力を計算できる。4
自己誘導と相互誘導を説明できる。4
自己インダクタンス及び相互インダクタンスを求めることができる。4

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力70300000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000