ディジタル回路Ⅱ

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 ディジタル回路Ⅱ
科目番号 0069 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子システム工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 ・よくわかるディジタル回路,春日 健,電気書院  ・ ドリルと演習 ディジタル回路,春日 健,電気書院
担当教員 小泉 康一,春日 健

到達目標

①フリップフロップを理解し,順序回路が設計できる。
②ディジタル応用回路について説明できる.
③ハードウェア記述言語について説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
①フリップフロップを理解し,順序回路が設計できる。各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
②ディジタル応用回路について説明できる.各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
③ハードウェア記述言語について説明できる.各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
ディジタル回路を設計するに当たって必要となる考え方や設計法を学習する.
授業の進め方・方法:
中間試験を50分で実施する.期末試験を50分で実施する.
定期試験の成績を80%,課題,小テストの成績を20%として総合的に評価し,60点以上を合格とする.
注意点:
講義は集中して聴き,かつ理解する。復習を実施して,不明な点は授業の際に質問する.
参考書:ディジタル回路,伊原充博,若海弘夫,吉沢昌純,(株)コロナ社

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 情報を記憶する順序回路1 状態遷移表と状態遷移図,RSフリップフロップ
2週 情報を記憶する順序回路2 RSTフリップフロップ,Dフリップフロップ,Dラッチ
3週 情報を記憶する順序回路3 JKフリップフロップ,Tフリップフロップ
4週 代表的な順序回路1 非同期式カウンタ
5週 代表的な順序回路2 同期式カウンタ
6週 順序回路の設計 入力条件によるカウンタの設計
7週 前期中間試験
8週 ハードウェア記述言語 小規模回路,大規模回路,HDLの種類
2ndQ
9週 FPGA FPGAの基本原理,ルックアップ・テーブル
10週 VHDL開発環境 VHDLファイル,論理合成ツール,ネットリスト,配置配線ツール
11週 シミュレーションによるデバッグ 論理シミュレーション,タイミングシミュレーション, テストベンチ
12週 VHDL記述1 library部,use部,entity部
13週 VHDL記述2 architecture部
14週 回路記述 組合せ回路,演算子,順序回路
15週 まとめ 第8章~第10章までの章末問題の実施
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電子回路ダイオードの特徴を説明できる。4前15
バイポーラトランジスタの特徴と等価回路を説明できる。4前15
FETの特徴と等価回路を説明できる。4前15
利得、周波数帯域、入力・出力インピーダンス等の増幅回路の基礎事項を説明できる。4前15
トランジスタ増幅器のバイアス供給方法を説明できる。4前15
演算増幅器の特性を説明できる。4前15
演算増幅器を用いた基本的な回路の動作を説明できる。4前15
発振回路の特性、動作原理を説明できる。4前15
変調・復調回路の特性、動作原理を説明できる。4前15

評価割合

試験小テスト相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000