到達目標
① 化学装置および関連する測定装置を操作できる。
② 実験結果を解析し最適な設計方法・操作方法を提案できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 到達目標の内容を実践で理解し、応用できる。 | 到達目標の内容を実践で理解している。 | 到達目標の内容を実践で理解していない。 |
評価項目2 | | | |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
1)化学装置の操作および関連する物理量の測定方法を学ぶ。
2)必要なデータは調査あるいは推算し,実験結果を解析する。
3)解析結果から目的に応じた最適な測定法・操作法について考察する。
授業の進め方・方法:
班分けのうえ,二週もしくは四週をユニットにして実習し,結果をもとにレポート作成
注意点:
正確な操作・測定方法を常に考える。測定値の意味・誤差範囲を考慮して解析する。自学自習時間を利用して実験・実習レポートを作成し,それを期限内に提出させる。また,自学自習時間を利用して実験の予習を行い,これを授業時間に確認する。
レポートおよび平素の成績を総合的に評価する。60点以上を合格とする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
実験説明 |
実験内容,注意事項
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2週 |
流動(1) |
Bernoulliの式,圧力損失,摩擦係数,Re数,乱流と層流
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3週 |
流動(2) |
流量の測定法,マノメータ,オリフィス,流量係数
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4週 |
粉体操作(1) |
粉体計測,安息角,標準偏差など統計処理
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5週 |
粉体操作(2) |
米国および欧州の薬局方の読解,スタティックな性質と流動性の相関,関連技術英語
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6週 |
乾燥 |
含水率,湿度,湿度図表,熱移動,物質移動
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7週 |
単位操作計算実習(1) |
連立方程式,定積分,Runge-Kutta法による非線形正規型連立微分方程式の計算 等【1】
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8週 |
単位操作計算実習(2) |
連立方程式,定積分,Runge-Kutta法による非線形正規型連立微分方程式の計算 等【2】
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2ndQ |
9週 |
単位操作計算実習(3) |
蒸気圧推算式の使用方法の習熟,推算式の逆算による沸点の推算,蒸留の原理,蒸留曲線の計算方法 等【1】
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10週 |
単位操作計算実習(4) |
蒸気圧推算式の使用方法の習熟,推算式の逆算による沸点の推算,蒸留の原理,蒸留曲線の計算方法 等【2】
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11週 |
単位操作計算実習(5) |
移動現象の基礎計算,熱伝導計算,調湿 等【1】
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12週 |
気液平衡(1) |
気液平衡,相律,理想溶液,Raoultの法則,単蒸留,Rayleighの式,分縮
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13週 |
気液平衡(2) |
気液平衡,相律,理想溶液,Raoultの法則,単蒸留,Rayleighの式,分縮
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14週 |
蒸留(1) |
気液平衡,相律,理想溶液,Raoultの法則,単蒸留,Rayleighの式,分縮
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15週 |
蒸留(2) |
気液平衡,相律,理想溶液,Raoultの法則,単蒸留,Rayleighの式,分縮
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16週 |
実験内容の総括,関連内容 |
上記内容群の復習,関連内容の講話 等
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 化学・生物系分野【実験・実習能力】 | 化学工学実験 | 流量・流速の計測、温度測定など化学プラント等で計測される諸物性の測定方法を説明できる。 | 4 | |
液体に関する単位操作として、特に蒸留操作の原理を理解しデータ解析の計算ができる。 | 4 | |
流体の関わる現象に関する実験を通して、気体あるいは液体の物質移動に関する原理・法則を理解し、物質収支やエネルギー収支の計算をすることができる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | レポート等 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |