到達目標
①安全に関する基礎的な知識・技術を理解し，試薬や実験室を安全に使用できる。
②実験方法を理解し、実験装置や器具等を適切に使用することができる。
③実験結果を観察、考察し、レポートにまとめることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| 評価項目1 | 到達目標の内容を実践で理解し、応用できる。 | 到達目標の内容を実践で理解している。 | 到達目標の内容を実践で理解していない。 |
| 評価項目2 | | | |
| 評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
有機化学実験および物理化学実験を行い、合成反応条件、合成物の収率と純度、化学物質の取り扱い、物性測定法、データ解析法等について学修する。
また、応用化学初級領域の実験法および実験装置の取り扱い方法、実験操作等について修得する。
授業の進め方・方法:
前・後期ともに実施しない。
レポート・作品70％、平素の成績30％として総合的に評価し、60点以上を合格とする。
注意点:
化学実験の基本操作を身につけ、注意事項を厳守し、化学反応の過程を詳細に観察記録するとともに、講義で学んだ理論と関連付けて学習すること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 前期 |
| 1stQ |
| 1週 |
実験説明 |
実験概要、注意点
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| 2週 |
有機化学基礎実験(1) |
再結晶
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| 3週 |
有機化学基礎実験(2) |
ガラス細工
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| 4週 |
有機化学基礎実験(3) |
分別蒸留
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| 5週 |
有機化学基礎実験(4) |
水蒸気蒸留
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| 6週 |
有機合成化学実験(1) |
シクロヘキセンの合成
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| 7週 |
有機合成化学実験(2) |
シクロヘキセンの合成
構造解析
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| 8週 |
有機合成化学実験(3) |
シクロヘキサノンの合成
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| 2ndQ |
| 9週 |
有機合成化学実験(4) |
アジピン酸の合成
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| 10週 |
有機合成化学実験(5) |
オレンジⅡの合成
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| 11週 |
有機合成化学実験(6) |
オレンジⅡの合成
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| 12週 |
有機合成化学実験(7) |
安息香酸メチルの合成
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| 13週 |
有機合成化学実験(8) |
安息香酸メチルの合成
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| 14週 |
まとめ |
各実験のまとめ
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| 15週 |
まとめ |
各実験の理解度・レポートの確認
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| 16週 |
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| 後期 |
| 3rdQ |
| 1週 |
実験説明 |
実験概要、注意点
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| 2週 |
物理化学実験(1) |
密度測定
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| 3週 |
物理化学実験(2) |
密度測定
実験結果の整理
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| 4週 |
物理化学実験(3) |
粘度計を用いた液体の粘度測定
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| 5週 |
物理化学実験(4) |
粘度計を用いた液体の粘度測定
実験結果の整理
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| 6週 |
物理化学実験(5) |
束一的性質を応用した分子量の測定
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| 7週 |
物理化学実験(6) |
束一的性質を応用した分子量の測定
実験結果の整理
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| 8週 |
物理化学実験(7) |
固液系の相平衡
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| 4thQ |
| 9週 |
物理化学実験(8) |
固液系の相平衡
実験結果の整理
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| 10週 |
物理化学実験(9) |
反応速度とその温度依存性
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| 11週 |
物理化学実験(10) |
反応速度とその温度依存性
実験結果の整理
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| 12週 |
物理化学実験(11) |
分解電圧
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| 13週 |
物理化学実験(12) |
分解電圧
実験結果の整理
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| 14週 |
まとめ |
各実験のまとめ
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| 15週 |
まとめ |
各実験の理解度・レポートの確認
各実験についての講評・解説
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| 16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
| 専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 化学・生物系分野【実験・実習能力】 | 有機化学実験 | 加熱還流による反応ができる。 | 4 | |
| 蒸留による精製ができる。 | 4 | 前4,前5 |
| 吸引ろ過ができる。 | 4 | 後2 |
| 再結晶による精製ができる。 | 4 | 前2 |
| 分液漏斗による抽出ができる。 | 4 | |
| 薄層クロマトグラフィによる反応の追跡ができる。 | 4 | |
| 融点または沸点から生成物の確認と純度の検討ができる。 | 4 | |
| 収率の計算ができる。 | 4 | |
| 物理化学実験 | 温度、圧力、容積、質量等を例にとり、測定誤差(個人差・器差)、実験精度、再現性、信頼性、有効数字の概念を説明できる。 | 4 | 後3,後5,後7,後9,後11,後13 |
| 各種密度計(ゲールサック、オストワルド等)を用いて、液体および固体の正確な密度を測定し、測定原理を説明できる。 | 4 | 後2,後3 |
| 粘度計を用いて、各種液体・溶液の粘度を測定し、濃度依存性を説明できる。 | 4 | 後4,後5 |
| 熱に関する測定(溶解熱、燃焼熱等)をして、定量的に説明できる。 | 4 | 後6 |
| 分子量の測定(浸透圧、沸点上昇、凝固点降下、粘度測定法等)により、束一的性質から分子量を求めることができる。 | 4 | 後6,後7 |
| 相平衡(液体の蒸気圧、固体の溶解度、液体の相互溶解度等)を理解して、平衡の概念を説明できる。 | 4 | 後8,後9 |
| 基本的な金属単極電位(半電池)を組み合わせ、代表的なダニエル電池の起電力を測定できる。また、水の電気分解を測定し、理論分解電圧と水素・酸素過電圧についても説明できる。 | 4 | 後12,後13 |
| 反応速度定数の温度依存性から活性化エネルギーを決定できる。 | 4 | 後10,後12 |
評価割合
| 試験 | レポート・作品 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
| 総合評価割合 | 0 | 70 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
| 基礎的能力 | 0 | 70 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
| 専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |