バイオテクノロジー

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 バイオテクノロジー
科目番号 0109 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 化学・バイオ工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材
担当教員 天野 仁司

到達目標

①実際のバイオテクノロジーを利用した研究・開発・生産の現場で行われている方法論を理解する。
②実際のバイオテクノロジーを利用した研究・開発・生産の現場で行われている各種の操作技術を修得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1到達目標の内容を実践で理解し、応用できる。到達目標の内容を実践で理解している。到達目標の内容を実践で理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
実際のバイオテクノロジーを利用した研究・開発・生産の現場で行われている応用的な手法を実習する。教材はプリントを使用する。
授業の進め方・方法:
定期試験を実施する。
定期試験を70%、確認試験を20%、レポートを10%として総合的に評価し、60点以上を合格とする。ただし、遠隔授業になった場合は、異なる評価項目にする場合がある。
この科目は学修単位科目のため、事後の学修として確認試験を行う。
注意点:
これまでのバイオ系の授業で学んだ理論と関連付けて学習すること。自学自習時間を利用して技術の原理を理解するためのレポートを作成し、それを期限内に提出する。また、理解度は授業期間内で確認する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 生体物質の特徴と性質の復習 核酸やタンパク質の物性を説明できる。
2週 生体物質の生合成の復習 核酸やタンパク質の生合成過程を説明できる。
3週 核酸・タンパク質の加工技術1 核酸の単離法を説明できる。
4週 核酸・タンパク質の加工技術2 タンパク質の単離法を説明できる。
5週 核酸・タンパク質の加工技術3 核酸関連酵素の利用法を説明できる。
6週 核酸・タンパク質の加工技術4 宿主・ベクター系を利用したクローニング法を説明できる。
7週 核酸・タンパク質の加工技術5 PCRを利用したクローニング法を説明できる。
8週 核酸・タンパク質の解析技術1 中間試験 バイオテクノロジーにおけるIT技術の利用法を説明できる。
4thQ
9週 核酸・タンパク質の解析技術2 RIおよびnon-RIによる、標識法を説明できる。
10週 核酸・タンパク質の解析技術3 電気泳動やクロマトグラフィーを使った解析法を説明できる。
11週 核酸・タンパク質の解析技術4
ハイプリダイゼーション法を使った解析技術を説明できる。
12週 核酸・タンパク質の解析技術5 タンパク質のアミノ酸配列の解析法を説明できる。
13週 核酸・タンパク質の解析技術6 DNAの塩基配列の解析法を説明できる。
14週 遺伝子産物の発現技術 微生物を利用したタンパク質の合成法を説明できる。
15週 学習内容の総復習 バイオテクノロジーの利用法の全体像を説明できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野生物化学アミノ酸の構造とペプチド結合の形成について構造式を用いて説明できる。4
タンパク質の高次構造について説明できる。4
ヌクレオチドの構造を説明できる。3
DNAの二重らせん構造、塩基の相補的結合を説明できる。3
RNAの種類と働きを列記できる。4
コドンについて説明でき、転写と翻訳の概要を説明できる。4

評価割合

試験確認試験レポート態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合702010000100
基礎的能力0000000
専門的能力702010000100
分野横断的能力0000000