概要:
各分野で習得した専門の知識を活用して,各種施設などハード面あるいは手法やノウハウなどのソフト面のモノづくり設計演習を行う。授業では,排水処理施設,交通計画,ICT技術に関して,課題の設定からその解決までをさまざまな角度から考え組み上げていくシステムデザイン能力を身に付けさせる。
授業の進め方・方法:
定期(中間,期末)試験は実施しない
レポートや作品の成績と演習の成績を総合的に評価し,60点以上を合格とする。
注意点:
課題の設計を通して,専門分野の基礎知識を十分活用するようにする。全体の作業計画を立てて,できるだけ時間内に作業を進めるようにする。また,時間内で解決できなかった場合は,次週までは終わらせておくようにする。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 水理 | 河川の分類と流域について、説明できる。 | 4 | 後1,後2 |
河川の管理と整備について、説明できる。 | 4 | 後1,後2 |
水文量の観測方法を説明でき、流域平均雨量を計算できる。 | 4 | 後8 |
河道およびダムによる洪水対策を説明できる。 | 4 | 後1,後2,後3 |
都市型水害と内水処理の対策について、説明できる。 | 4 | 後1,後2,後3 |
河川堤防・護岸・水制の役割について、説明できる。 | 4 | 後1,後2,後3 |
環境 | 地球規模の環境問題を説明できる。 | 4 | |
環境と人の健康との関わりを説明できる。 | 4 | |
過去に生じた公害の歴史とその内容(環境要因と疾病の関係)について、説明できる。 | 4 | |
水の物性、水の循環を説明できる。 | 4 | |
水質指標を説明できる。 | 4 | |
水質汚濁の現状を説明できる。 | 4 | |
水質汚濁物の発生源と移動過程を説明でき、原単位、発生負荷を含めた計算ができる。 | 4 | 前1 |
水域生態系と水質変換過程(自浄作用、富栄養化、生物濃縮等)について、説明できる。 | 4 | 前2 |
水質汚濁の防止対策・水質管理計画(施策、法規等)を説明できる。 | 4 | |
物質循環と微生物の関係を説明できる。 | 4 | |
水道の役割、種類を説明できる。 | 4 | |
水道計画(基本計画、給水量、水質、水圧等)を理解でき、これに関する計算ができる。 | 4 | |
浄水の単位操作(凝集、沈澱凝集、濾過、殺菌等)を説明できる。 | 4 | |
下水道の役割と現状、汚水処理の種類について、説明できる。 | 4 | 前3,前4,前5 |
下水道の基本計画と施設計画、下水道の構成を説明でき、これに関する計算ができる。 | 4 | |
生物学的排水処理の基礎(好気的処理)を説明できる。 | 4 | 前3,前4,前5 |
汚泥処理・処分について、説明できる。 | 4 | |
微生物の定義(分類、構造、機能等)を説明できる。 | 4 | |
大気汚染の現状と発生源について、説明できる。 | 4 | |
騒音の発生源と現状について、説明できる。 | 4 | |
廃棄物の発生源と現状について、説明できる。 | 4 | |
廃棄物の収集・処理・処分について、説明できる。 | 4 | |
廃棄物の減量化・再資源化について、説明できる。 | 4 | |
廃棄物対策(施策、法規等)を説明できる。 | 4 | |
環境影響評価の目的を説明できる。 | 4 | |
環境影響評価の現状(事例など)を説明できる。 | 4 | |
環境影響指標を説明できる。 | 4 | |
リスクアセスメントを説明できる。 | 4 | |
ライフサイクルアセスメントを説明できる。 | 4 | |
生物多様性の現状と危機について、説明できる。 | 4 | |
生態系の保全手法を説明できる。 | 4 | |
生態系や生物多様性を守るための施策を説明できる。 | 4 | |
物質循環と微生物の関係を説明できる。 | 4 | |
土壌汚染の現状を説明できる。 | 4 | |
計画 | 国土と地域の定義を説明できる。 | 4 | 前6,前9,前10 |
日本、世界における古代、中世および現代の都市計画の思想および理念と実際について、説明できる。 | 4 | 前10 |
都市計画法と都市計画関連法の概要について、説明できる。 | 4 | 前6,前8,前10 |
土地利用計画と交通計画について、説明できる。 | 4 | 前8,前9,前10 |
総合計画とマスタープランについて、説明できる。 | 4 | 前9,前10 |
都市計画区域の区域区分と用途地域について、説明できる。 | 4 | 前8,前9,前10 |
交通流調査(交通量調査、速度調査)、交通流動調査(パーソントリップ調査、自動車OD調査)について、説明できる。 | 4 | 前6,前9,前10 |
交通需要予測(4段階推定)について、説明できる。 | 4 | 前7,前9 |
緑化と環境整備(緑の基本計画)について、説明できる。 | 4 | 前10 |
風景、景観と景観要素について、説明できる。 | 4 | 前10 |
都市の防災構造化を説明できる。 | 4 | 前10 |
土地区画整理事業を説明できる。 | 4 | 前9,前10 |
市街地開発・再開発事業を説明できる。 | 4 | 前9,前10 |
交通流、交通量の特性、交通容量について、説明できる。 | 4 | 前8,前9 |
性能指標に関する道路構造令の概要を説明できる。 | 4 | 前9 |
計画の意義と計画学の考え方を説明できる。 | 4 | 前9,前10 |
二項分布、ポアソン分布、正規分布(和・差の分布)、ガンベル分布、同時確率密度関数を説明できる。 | 4 | 前10 |
重回帰分析を説明できる。 | 2 | |
線形計画法(図解法、シンプレックス法)を説明できる。 | 4 | 前10 |
費用便益分析について考え方を説明でき、これに関する計算ができる。 | 4 | 前6,前10 |
分野別の工学実験・実習能力 | 建設系分野【実験・実習能力】 | 建設系【実験実習】 | 距離測量について理解し、器具を使って測量できる。 | 4 | |
トラバース測量について理解し、器具を使って測量できる。 | 4 | |
水準測量について理解し、器具を使って測量できる。 | 4 | |
セオドライトによる角測量について理解し、器具を使って測量できる。 | 4 | |
骨材のふるい分け試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
骨材の密度、吸水率試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
コンクリートのスランプ試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
コンクリートの空気量試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
コンクリートの強度試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
各種構造形式(コンクリート、金属などによる)による試験体を用いた載荷実験を行い、変形の性状などを力学的な視点で観察することができる。 | 4 | |
土粒子の密度試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
液性限界・塑性限界試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
粒度試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
透水試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
突固めによる土の締固め試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
一軸圧縮試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
DO、BODに関する実験について理解し、実験ができる。 | 4 | |
pHに関する実験について理解し、実験ができる。 | 4 | |