概要:
「構造のシビックデザインI」で学んだ知識を使い,バルサ角材を用いて強度・機能・デザインに優れたトラス橋模型などを製作する。載荷試験を行い,壊れ方や圧縮部材と引張部材の役割を体験的に理解する。平面トラスおよび立体トラスを製作し,それぞれの壊れ方の違いを考察するとともに,実際の橋梁ではどのような工夫がされているかを学ぶ。
授業の進め方・方法:
定期試験は実施しない。創作課題70%,レポートとプレゼンテーション20%,授業への取り組み状況10%で総合的に評価し,60点以上を合格とする。
注意点:
創作課題においては,自分のオリジナリティを大切にし,すべての作業について失敗を恐れずに,積極的に取り組むこと。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 構造 | トラスの種類、安定性、トラスの部材力の意味を説明できる。 | 4 | 後2,後3,後4,後6,後7,後9,後10,後11,後12 |
橋の構成、分類について、説明できる。 | 2 | 後1,後2,後3,後4,後6,後7,後9,後10,後11,後12 |
分野別の工学実験・実習能力 | 建設系分野【実験・実習能力】 | 建設系【実験実習】 | 各種構造形式(コンクリート、金属などによる)による試験体を用いた載荷実験を行い、変形の性状などを力学的な視点で観察することができる。 | 2 | 後5,後8,後13,後14 |
分野横断的能力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。 | 4 | |
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 4 | |
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。 | 4 | |
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。 | 4 | |
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。 | 4 | |
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。 | 4 | |