測量実習Ⅱ

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 測量実習Ⅱ
科目番号 0047 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 都市システム工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 測量入門 (First Stageシリーズ) ,大杉 和由 福島 博行,実教出版
担当教員 金 高義

到達目標

①各測量の作業の流れを把握し,説明できるようにする.
②実際に得られた測定データを用いて,誤差の調整等の計算ができるようにする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
座学にて学習した測量の原理や観測方法,計算方法を実際に実習作業として経験する.本実習ではTS測量,写真測量,最新の測量機器を用いた実習を行う.
授業の進め方・方法:
定期試験は実施しない.
レポート,演習,実習への取り組みなどで100%として総合的に評価し,60点以上を合格とする.
注意点:
実習時は,作業服を着用すること.測量実習の進行状況,天候により座学になることがある.なお,実習は班ごとの行動が基本となるが,各自,測量機材の操作習練に努めること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 TS測量(1) 光波測距
2週 TS測量(2) 閉合トラバース
3週 TS測量(3)
4週 TS測量(4)
5週 TS測量(5)
6週 TS測量(6)
7週 TS測量(7)
8週 TS測量(8)
2ndQ
9週 TS測量(9)
10週 TS測量(10)
11週 TS測量(11) 間接水準測量
12週 TS測量(12)
13週 TS測量(13)
14週 TS測量(14)
15週 TS測量(15)
16週
後期
3rdQ
1週 TS測量(16) 細部測量
2週 TS測量(17)
3週 TS測量(18)
4週 TS測量(19)
5週 TS測量(20)
6週 TS測量(21)
7週 TS測量(22)
8週 TS測量(23)
4thQ
9週 TS測量(24)
10週 TS測量(25)
11週 TS測量(26)
12週 TS測量(27)
13週 基準点測量(1) GNSS測量
14週 基準点測量(2)
15週 基準点測量(3)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野測量区域の大小、順序、方法、目的および法律による分類について、説明できる。4
測量体系(国家基準点等)を説明できる。4
光波・電波による距離測量を説明できる。4前1
単測法、倍角法、方向法を説明でき、測量結果から計算ができる。4前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10
生じる誤差の取扱いを説明できる。4前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10
種類、手順および方法について、説明できる。4前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10
昇降式や器高式による直接水準測量を説明でき、測量結果から計算ができる。4
生じる誤差の取扱いを説明できる。4
測定結果から、面積や体積の計算ができる。4
地形測量の方法を説明できる。4
等高線の性質とその利用について、説明できる。4
単心曲線、緩和曲線、縦断曲線が説明できる。4
写真測量の原理や方法について、説明できる。4
GNSS測量の原理を説明できる。4後13,後14,後15
有効数字、数値の丸め方を説明でき、これを考慮した計算ができる。4
最小二乗法の原理を説明でき、これを考慮した計算ができる。4
分野別の工学実験・実習能力建設系分野【実験・実習能力】建設系【実験実習】距離測量について理解し、器具を使って測量できる。4前1
トラバース測量について理解し、器具を使って測量できる。4前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10
水準測量について理解し、器具を使って測量できる。4前11,前12,前13,前14,前15
セオドライトによる角測量について理解し、器具を使って測量できる。4
骨材のふるい分け試験について理解し、器具を使って実験できる。4
骨材の密度、吸水率試験について理解し、器具を使って実験できる。4
コンクリートのスランプ試験について理解し、器具を使って実験できる。4
コンクリートの空気量試験について理解し、器具を使って実験できる。4
コンクリートの強度試験について理解し、器具を使って実験できる。4
各種構造形式(コンクリート、金属などによる)による試験体を用いた載荷実験を行い、変形の性状などを力学的な視点で観察することができる。4
土粒子の密度試験について理解し、器具を使って実験できる。4
液性限界・塑性限界試験について理解し、器具を使って実験できる。4
粒度試験について理解し、器具を使って実験できる。4
透水試験について理解し、器具を使って実験できる。4
突固めによる土の締固め試験について理解し、器具を使って実験できる。4
一軸圧縮試験について理解し、器具を使って実験できる。4
層流・乱流を観測してレイノルズ数を算出できる。4
各種の流量測定の方法を理解し、器具を使って実験できる。4
常流・射流・跳水に関する実験について理解し、実験ができる。4
DO、BODに関する実験について理解し、実験ができる。4
pHに関する実験について理解し、実験ができる。4

評価割合

試験課題等相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合01000000100
基礎的能力01000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000