環境計測論

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 環境計測論
科目番号 0082 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 都市システム工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 配布資料を用いて授業を行う。
担当教員 原田 正光

到達目標

①環境計測の各種方法について授業計画にある内容の説明ができる。
②環境計測データの活用について授業計画にある内容の説明ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。 各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
身近な環境を計測する各種方法について,その目的や原理,方法について講述する。また,計測データの活用についても基礎的な内容を講述する。
授業の進め方・方法:
中間試験,期末試験はともに50分間の試験を実施する。
定期試験の成績80%,課題・演習等の成績20%として総合的に評価し,60点以上を合格とする。
この科目は学修単位科目のため,事前,事後の学習として,課題を実施する。
注意点:
毎回課題があるので,自学自習を行うこと。課題は期末試験終了後に提出させる。課題の類題は定期試験で出題されることがある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 環境計測の概要
環境計測の目的,環境基準,排出基準
2週 水質環境計測(1) 浮遊物質,溶解物質
3週 水質環境計測(2) DO,BOD
4週 水質環境計測(3) COD,TOC
5週 水質環境計測(4) 栄養塩類,吸光光度法
6週 流量計測 河川流量,H-Q図
7週 大気環境計測(1)
粒状物質,PM2.5
8週 大気環境計測(1) ガス状物質,イオウ酸化物,窒素酸化物
2ndQ
9週 騒音計測 騒音と調査法
10週 生物調査 植物,水生生物
11週 環境放射能計測(1) 線量率,放射性物質濃度
12週 環境放射能計測(2) 環境放射能測定
13週 計測データの解析(1) 時系列データの解析
14週 計測データの解析(2) 回帰分析
15週 まとめ 学習内容の確認
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野環境環境と人の健康との関わりを説明できる。4前1,前7,前8,前9,前11,前15
過去に生じた公害の歴史とその内容(環境要因と疾病の関係)について、説明できる。4前1
水の物性、水の循環を説明できる。4前6
水質指標を説明できる。4前2,前3,前4,前5
水質汚濁の現状を説明できる。4前2,前3,前4,前5,前13,前14
水質汚濁物の発生源と移動過程を説明でき、原単位、発生負荷を含めた計算ができる。4前6
水域生態系と水質変換過程(自浄作用、富栄養化、生物濃縮等)について、説明できる。4前10
水質汚濁の防止対策・水質管理計画(施策、法規等)を説明できる。4前1
物質循環と微生物の関係を説明できる。4前10
大気汚染の現状と発生源について、説明できる。4前7,前8
騒音の発生源と現状について、説明できる。4前9

評価割合

試験課題等相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000